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2022年06月02日

アーティスト・俳優/宮島優心さんインタビュー 「初めての稽古で涙したけれど、自分にとってプラスとなる挫折に」

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork人気コミックを原作とした『ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-』で、アラジンを演じる宮島優心さん。グローバルグループ・ORβITのYUGOとしても活動する宮島さんに、初舞台へ挑む心境や稽古の手ごたえを聞いたほか、日々の仕事をしながら感じていること、将来のビジョンなどをインタビューしました。

 

ファンの皆さんやお客様と、初めて対面できることが楽しみ

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork――今作が宮島さんにとって初めての演技、初めてのミュージカル、初めての個人活動になりますが、現在の心境を聞かせてください。

初めてのことで不安だらけですが、今年の僕の目標が“挑戦”なので、すごくいい機会をいただいたとうれしく思っています。

――緊張もありますか?

ここ最近、舞台の夢ばかりみるんですよ。それだけ舞台のことで頭がいっぱいなんでしょうね(苦笑)。

――追い込まれている状況なのでしょうか?

追い込まれているのか、逆に楽しんでいるのかさえもわかりませんが、他のことをしていても、作品のことが常に頭にあります。

――楽しんでいるのは、例えばどのようなことですか?

ORβITとしてオンラインコンサートの経験はあるのですが、お客様の前に立つのが初めてなんです。それも楽しみですし、俳優さんはもちろん、アイドルの方、芸人さん、声優さんなど幅広いジャンルの方が集まっているので、皆さんと一つの作品をつくり上げることがとても楽しみです。

――セリフを覚えるのも初めてですよね。

今はひたすら声に出しながら読んで覚えているのですが、(今作で共演する)猪野(広樹)さんから自分が演じる役以外のセリフを読み上げて録音して、その音源を流しながら、自分のセリフを言っているとお聞きしたので、僕も真似してみようかなと思っています。

――猪野さんから他にアドバイスはありましたか?

「“伝える”ってどういうことですか?」と尋ねたら、「優心が本当に楽しいと感じていたら、その楽しさはお客様にも伝わるし、悲しい時はその悲しさが伝わると思うから、心から楽しんで演じるといい」というアドバイスをいただきました。

 

“できない自分”と向き合えていることに成長を感じました

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork――作品の公式サイトで、初めての稽古に向かう様子が紹介されていましたね。

あの日、あまりにもできない自分が悔しくて、帰り道で泣いてしまったんです。自分はこんなにもできないんだと壁にぶつかっていることを痛感して、「はぁ~っ」ってなりました。その反面、それまで何かに挑戦してダメだった時につい逃げてしまうクセがついていたので、“できない自分”ときちんと向き合えていることに、少しは成長しているのかな、いい経験をしているんだな、と実感しました。

――すべてが初めてのことなので、できなくて当然だとも思いますが……。

“初めて”を言い訳にしていたらカッコ悪いですし、お客様には関係のないことなので、そこを言い訳にしないよう頑張りたいです。

――歌唱指導のほうはいかがでしたか?

先生の歌唱指導を初めてうけた時、この世界に入ってから約3年間、ずっと僕が課題にしてきたことがいっぺんでバレてしまって、「うわっ、この人スゴい!」ってビックリしました。ずっと直さなければいけないと心にひっかかっていたことだったので、演技はもちろん、歌のほうももっと成長して、グループに持ち帰らなければと思いました。

――そんなグループのメンバーの皆さんから、励ましの言葉などはあったのでしょうか?

今回の出演が決まって、僕が「マジでどうしよう、大丈夫かな」とこぼしていたら、「大丈夫! ORβITの一員なんだから、胸張って行ってこいよ」とか、僕はMVの撮影などで緊張してしまうとまばたきの回数が多くなるので、「そこを注意してね」とアドバイスをもらいました。

――稽古から本番までは長丁場なので、健康面で気をつけなければいけないことも多いのでは?

免疫力を高めるために、乳酸菌飲料を欠かさず飲むようにしていて、その他、時間がある時はなるべく自炊をしようと思い、料理を宅配してくれるアプリを削除しました。

――自炊は以前からしていたのですか?

始めたのは1、2年ほど前からです。わりと上手いですよ。得意料理は豚汁です。メンバーに食べてもらったことがありますが、みんな「美味しい」って言ってくれました。

――アラジンは、ウーゴくん<笛に宿るジン(精霊)>に「友だちになってほしい」という願いを告げましたが、もし、望みが一つだけ叶うとしたらどんなことをお願いしますか?

デビューしてからファンの方と直接会うという機会がほとんどなかったので、この舞台に立てることや、ちょうと同じ時期にある事務所全員でのオフラインライブを通し、たくさんのお客さまの前に立つという望みが叶います(笑)

――素敵な願い事ですね。では、アラジンをどんなふうに演じたいと考えているのか聞かせてください。

アラジンはやさしくて純粋なのですが、人の心を読みとれるところや、大人の女性が好きでちょっとませているところなどもあるので、そういうところもポイントに演じられたらと考えています。これからの稽古でアラジンと深く向き合っていきたいです。

 

大変な時や苦手な仕事でも、現場の温かい雰囲気づくりを心がけています

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork――オーディション番組を経て芸能界に入った宮島さんですが、これまで心が折れそうになった経験はありますか?

今回のミュージカルの初めての稽古の時ですね。「折れそうになった」ではなく、折れました。久しぶりに泣きましたから。でも、何かに挑戦するとか、新しいことを始めるのってそういうことだと思うので、挫折はしたけれど、自分にとってプラスの挫折だと捉えています。

――では、自身を変えるような転機となった出来事は?

それこそ今回のミュージカルです。個人活動はこれが初めてなので、メンバー以外の方と関わることで新しい発見があるのではと期待しています。それに、最近少しずつ敬語を覚えてきたんですよ。というと語弊がありますけど(笑)、きちんとした言葉使いを意識するようになったというほうが正しいのかな。間違いなく僕の転機になると思います。

――公演後の変化が楽しみです。仕事をするうえで大事にしていることはありますか?

お仕事は楽しいこともあるけれど、時には大変なことや苦手なことだってあるじゃないですか。そんな時でも和やかに会話をするなど、できるだけ温かい雰囲気作りをすることを心がけています。現場が温かいと、表情一つとっても変わってきますから。

 

夢をあきらめる前に、一度行動を起こしてほしい

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork――将来のビジョンを聞かせてください。

以前から言っていることですが、10年、20年かかってもいいから、東京ドームのステージに立ちたいと思っています。まわりからみたら笑われるぐらい大き過ぎる目標かもしれませんが、声を大にして言うぐらいの強い気持ちがないと叶わないことだと思うので、いつか必ず実現させたいです。

――宮島さんがアーティストになる夢を叶えたように、同世代の皆さんへアドバイスをお願いします。

夢をあきらめる前に、一度行動を起こしてほしいということでしょうか。実際に行動して失敗するのはいいと思うのですが、行動せずに後悔するのはもったいないなって。僕と同世代ならたくさんの未来がありますし、上の世代の方にとっても、何かを始めるのに遅いなんてことはないと思うので、新しいことや好きなことにどんどんチャレンジしてほしいです。

――中には、その一歩が踏み出せないという人もいるかと思います。

今回のミュージカルの演出家である吉谷(晃太朗)さんが「日本人は内にこもりがちな部分がある」とおっしゃっていて、僕もその通りだなと思いました。思いきって踏み出すことが自分のやりたいことや夢につながると思うので、積極的にチャレンジしてほしいです。僕も頑張ります。

宮島優心 インタビュー タウンワークマガジン townwork

■Profile
宮島優心
(みやじま・ゆうご)

2000年12月13日、埼玉県生まれ。2020年にORβITのメンバーとしてデビュー。これまで1枚のアルバムと2枚のミニアルバムをリリースしている。6月1~25日、全国5都市で開催されるエンターテイメントSHOW「Dream Gate 01」に出演する(YUGOの出演は名古屋・福岡・大阪のみ)。

◆ORβIT Official Site:https://orbit-official.com/
◆ORβIT Official Twitter:@official7orbit
◆Official Instagram:@yugo_20001213

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:草刈雅之
スタイリスト:小林洋治郎(Yolken)
ヘアメイク:中島愛貴(do:t)
取材・文:荒垣信子

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