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2023年06月22日

18歳以上の大学生は何時までバイトできる?深夜バイトのメリット・デメリットとは

深夜バイト メリット デメリット 大学生 タウンワーク townworkバイトを探している大学生のなかには、深夜の時間帯を検討している人も多いでしょう。そもそも、大学生は何時までバイトできるのかはっきり分からない人は意外といるはず。ここでは、労働基準法で定められている時間帯と年齢制限について解説するとともに、深夜バイトのメリット・デメリットを紹介します。自分に合ったバイト探しの参考にしてください。

18歳以上なら深夜も働ける

「高校までは、22時以降は働けなかった」と認識しているものの、「大学生も働く時間帯に制限があるの?」と疑問を持つこともあるでしょう。働く時間帯と年齢制限は、次のように定められています。

働く時間帯と法律上の年齢制限

結論からいうと、一部の業務等で例外はありますが、18歳以上なら大学生に限らず深夜・早朝問わず、24時間いつでも働けます。
法律上、働く時間帯は、学校単位ではなく年齢で制限されています。労働基準法第61条により、18歳未満の年少者は22時から翌朝5時まで、原則として働くことができません。高校や高専で18歳になっている場合は、法律上は22時以降の労働も認められますが、校則で禁止されていることもあるので、事前に校則を確認しておきましょう。

18歳未満でも深夜労働が可能な特例

18歳未満を22時から翌朝5時の間に働かせた雇い主は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられるという、重い罰則があります。バイトの面接時に年齢証明を求められるのはこのためです。
ただし、以下の場合は特例が認められており、18歳未満の年少者でも22時から翌朝5時の範囲を超えて働くことが可能です。

●16歳以上の男性で昼間勤務と夜間勤務の交代制で働く場合は、深夜労働が認められる
●事業自体が交代制をとっている場合は、労働基準監督署の許可により、22時30分までの労働が認められる
●業務の性質上、深夜労働が必要となる農林水産業・保健衛生業、電話交換業務では、深夜労働が認められる
●災害等の非常事態で時間外・休日労働の必要がある場合、労働基準監督署の許可により、深夜労働が認められる

 

深夜バイトのメリット

深夜バイトには、コンビニやファミレス、カラオケ店など深夜営業をしている店舗の仕事、警備や清掃など深夜でないとできない仕事など、いろいろな職種があります。実際に、どのようなメリットがあるのでしょうか。

時給が高い

深夜バイトの大きなメリットは、時給が高いことです。22時から翌朝5時までの深夜勤務では、通常賃金に25%以上を上乗せする深夜割増賃金を支払うことが労働基準法で定められています。
たとえば、通常の時給が1,000円の場合、深夜勤務では1,250円以上になります。同じ時間を働いても深夜労働は25%以上アップのバイト料となるため、時間帯効果が高くなります。

仕事が楽な場合がある

職種によっては深夜時間の来客数が少なく、昼間のバイトよりも仕事が楽なことがあります。たとえばコンビニの場合、深夜は入荷商品の品出しなど大変な業務はあるものの、昼間よりも来客数が減るため、余裕を持って作業できることが多くなっています。

 

深夜バイトのデメリット

深夜のバイトには、注意すべきデメリットもあります。

昼夜が逆転するため体調管理が難しい

深夜にバイトをすると、昼夜の生活が逆転してしまいます。午前中に授業がない日に合わせてシフトを組んだとしても、不規則な生活が続くと、健康的な生活リズムを失ってしまいます。
日中に眠気におそわれ、授業内容が頭に入らないという事態が起きれば、大学生の本分である学業に影響します。さらに無理を続けると、うまく寝つけず睡眠不足になったり体がだるい状態が続いたり、体調不良を起こしてしまう可能性も。
また、飲み会に参加できないなど友人と予定が合わなくなって、疎遠になってしまうこともあります。体調管理の問題だけでなく、大学生としての楽しみが奪われるデメリットがあることも理解しておきましょう。

通勤に公共の交通機関を使えない場合がある

深夜バイトの時間帯によっては、電車やバスなどの公共交通機関が停止していることがあります。徒歩や自転車で通えるなど、交通手段を考えてバイト先を選ぶことが必要です。とくに女性の場合は、自宅とバイト先を往復する際の治安についても事前にチェックしておきましょう。

 

深夜バイトは生活スタイルを考えて慎重に検討を

大学生のバイト探しでは、できるだけ短時間で効率的に稼げる仕事を見つけたいというのが本音でしょう。時給の高さにつられて深夜バイトを始める人も多いはず。しかし、体調を崩して学業に悪影響が出たり、友人と楽しむ時間がなくなったり、深夜バイトには少なくない犠牲が伴います。
体調管理がうまくできるか、自分に合った生活スタイルを維持できるか、慎重に検討してから決めるようにしましょう。

監修:冨塚祥子(トミヅカ社会保険労務士事務所)

※初回公開:2019年07月01日、更新履歴:2023年6月22日

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