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2023年05月09日

パート面接でよく聞かれる質問|志望動機、自己紹介、逆質問したいこと【回答例付】

【回答例文あり】パート面接で聞かれる質問│志望動機、自己紹介、逆質問などの答え方パートの面接では、何を聞かれるのでしょうか?この記事では、実際にパートで働く主婦に実施したアンケートをもとに、面接でよく聞かれる質問と回答例を例文付きで解説します。これらすべてを聞かれるわけではありませんが、事前に答えを整理しておくことがおすすめです。

志望動機・応募理由

応募先の会社を選んだ理由

数ある求人の中から、なぜその店舗や会社に惹かれたかを答えます。「家が近くて通いやすい」のも理由としてよいですが、「扱っている商品やメニューが好き」「以前に似た仕事の経験がある」など、もう1つ理由を加えると説得力が増す志望動機になります。

<回答例>
「学生の頃ですが、ファミリーレストランのホールのアルバイトを2年ほどしており、馴染みのある飲食店の仕事を探していました。こちらのお店は家から通いやすく、また、パートの方も働いていらっしゃるので、仕事を続けやすいと思い応募しました」

「子どもが小さな頃、外食の際に〇〇グループの店舗によく行っていました。小さな子ども連れでも気持ちよく過ごせるよう考えられたメニューや接客が印象に残っており、自宅に近いこちらのお店でのパートに興味を持ち応募しました」

この仕事を選んだ理由

未経験の場合に、「販売は初めてのようですが、なぜこの仕事をしたいと思ったのですか」など、その職種を選んだ理由を聞かれることがあります。
例えば飲食店なら、「過去に利用した際に気持ちのいい接客を受け、自分もやってみたいと思った」と仕事に興味を持ったきっかけを話したり、経験したことがある職種との接点を伝え、未経験だが頑張りたいことを伝えましょう。

<回答例>
「食べることが大好きで、以前から食に関わる仕事をしたいと思っていました。〇〇グループのレストランは家族でよく行きますが、小さな子どもにも優しく接してくださるスタッフが多く、私も一緒に働いてみたいと思い応募しました」

「以前販売の仕事をしており、お客さまと信頼関係を築くことにやりがいと楽しさを感じていました。結婚を機に退職しましたが、子どもが生まれて食の大切さを知り、食の仕事をしたいと思うようになりました。接客は同じなので、経験したことを思い出しながら頑張りたいと思います」

働こうと思ったきっかけ

ブランクがある人は、なぜまた働きたいと思ったかを志望理由にする方法もあります。加えて、なぜそのパート先を選んだのか具体的に付け加えると説得力が増します。「生活費が必要なので」といった、経済的な理由をストレートに伝えるのも、「長く続けてくれそう」と思われるのでいいでしょう。

<回答例>
「子どもが小学校にあがり、自分の時間が持ちやすくなり、外で働いてみたいと考えたことがきっかけです。もともと人と話すことが好きなことから、接客の仕事がしたいと考え、応募いたしました」

「子どもが2人おり、下の子が小学校に上がったので、生活費を少しでも稼ぐために自分も働こうと思い応募しました。100円ショップでの仕事は初めてですが、スーパーのレジは以前経験したことがあります。早く仕事が覚えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします」

 

自己紹介

自己紹介をしてください

パートの面接で自己紹介を求められたら、これまでのパート経験、職歴などを答えます。パート歴が多い人は、応募職種に関連するものを最近のものから話すといいでしょう。パート歴で応募職種に近いものがない人は、学生時代のアルバイト経験でも構いません。

<回答例>
「〇〇(氏名)と申します。半年前まで〇〇駅のデパートの地下街で総菜販売のパートを3年ほど経験しました。コンビニに勤めた経験はありませんが、学生の頃にドラッグストアのアルバイトをしていましたので、レジや品出しの経験はあります。仕事を早く覚えるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」

「〇〇(氏名)と申します。家はこちらから自転車で5分程度の所に住んでいます。大学卒業後、メーカーで営業事務を6年ほど経験し、お客様の対応や、PCでの資料作成やデータ入力などをしていました。その後、結婚と出産で5年ほど仕事から離れていましたが、子どもが幼稚園に上がり、時間ができたので、また働きたいと思い応募しました。今は自宅でWordやExcelのテキストを見ながらPCを触り復習をしております。仕事に早く慣れるよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

 

希望のシフト

出勤できる曜日と時間帯

シフトの希望は必ず聞かれるので、週に何日、〇時から〇時まで〇時間程度など具体的に答えられるようにしておきます。答える際は、「1日3時間しか働けません」等、言い切るのは避け、希望はこれだが、できる限り応募先の都合に合わせるという伝え方ができるといいでしょう。
土日をお休みしたい場合には、先に伝えておきましょう。それでも出てほしいと相談された場合には、「月に〇回程度なら可能です」など、譲歩する姿勢を見せると好印象です。

<回答例>
「子どもが幼稚園に行っている間に働きたいので、週に3日~4日、10時~14時が希望です。毎週水曜日は午前保育で延長保育がないため、それ以外の曜日にシフトに入らせていただけると助かります」

扶養範囲内を希望するか

夫など配偶者の扶養の範囲内を希望する場合は、事前にきちんと伝えておきましょう。扶養も、税制上の扶養(年収150万円以下)と、社会保険上の扶養(年収130万円未満、会社規模によっては年収約106万円以下)があります。自分の所得税がかからないのは年収103万円以下です。希望に合わせていくら以内にしたいのかを伝えておきましょう。

<回答例>
「夫の社会保険の扶養に入っているため、社会保険の加入要件にあたらない年収に押さえたいです」

「夫の社会保険の扶養範囲で、かつ所得税が非課税となる年収103万円以下でおさえることを希望します」

急な残業やシフトの変更は可能か

希望シフトは聞いた上で、お店の混雑状況などで残業対応ができるか、急な休みによる交代などが起きた際にシフト変更ができるのかを聞く質問です。答え方のポイントは、すぐに「無理です」と答えるのではなく、できるだけ調整するという姿勢を見せることが大切です。

<回答例>
「早めに言っていただければ、シフトを増やすことは可能ですが、夫の会社の社会保険の扶養に入っているため、その範囲内になるようにお願いしたいです。残業は、子どもの預け先がないので突発的には難しいのですが、事前にご連絡いただければ対応できるところはしたいと思います」

いつから働けるか

いつからパートで働けるか聞かれたら、無理をして早める必要はありませんが、出来るだけ早めの日程を答えられると好印象です。
「いつでもいいです」などあいまいな答えは避け、「来週の月曜から」「明日からでもOK」など、具体的に答えられるようにしておきましょう。

<回答例>
「子どもを保育園に預けることができたので、来週月曜から働くことができます」

「9時から14時の間のシフトであれば、明日からでも働けます」

通勤手段について

交通費の支払いがあるかどうかを確認するため、勤務先までの交通手段を確認されることがあります。電車やバス、自転車など、勤務先までの交通手段と、自宅からの移動時間は答えられるようにしておきましょう。

<回答例>
「電車と徒歩で片道約30分程度です。自宅の最寄りは〇〇線〇〇駅で、こちらまでは○○駅で乗り換え○○線○○駅で下車します」

「自宅からこちらの事務所までは、〇〇系統のバスを使って20分程度です」

長く続けられるか

辞める予定がなければ「長く続けたいです」と答えるといいでしょう。夫の転勤の可能性や家族の介護、子どもの受験など、今後家庭の事情が出てきそうな場合は、勤務先に迷惑がかからないよう先に伝えておくことをおすすめします。

<回答例>
「はい、できる限り続けたいと思っています」

「長く続けたいと思っていますが、1年後に子どもの受験が控えており、受験前の3カ月間は時間を短縮して働かせていただきたいです。受験終了後は、元のシフトに戻していただいて結構です」

掛け持ちはしているか

他社との掛け持ちになる場合は、面接でも伝えておきましょう。シフト調整で配慮が必要か、年末調整の手続きを自分の会社で必要とする人かなどを確認する目的があります。中には同業他社での掛け持ちを就業規則で禁止している会社もあります。面接で掛け持ちについて聞かれなかった場合でも、自ら希望のシフトを聞かれたタイミングなどで伝えておくといいでしょう。また、採用されたら、元のパート先にも掛け持ちになることをきちんと報告しておきましょう。

<回答例>
「はい、飲食店の○○で週2日ほど働いています」

「はい、ドラッグストア○○で平日のみ3日間働いておりますが、週末も働きたいと考え、御社に応募いたしました」

 

家庭との両立

仕事中の子どもの預け先、急病時の対応

パート先が知りたいのは、急に休む可能性がどのくらいあるのか、何時くらいまで働けるのかということです。普段から預け先がある場合はそれを伝え、無い場合は「急な場合は預け先がないため、子どもが熱を出したときは休む可能性がある」と伝えます。

<回答例>
「シフトはなるべく習い事がある曜日に合わせて入れるよう相談したいと考えていますが、急な発熱など病気の場合は、近くに両親がおりますので、実家にも相談しながら可能な範囲で出勤できるよう調整いたします」

「近くに実家などすぐに頼れる預け先がないため、急な発熱などの場合は、お休みさせて頂く可能性があります。その際はすぐにご連絡するようにいたします」

学校行事と仕事が重なる可能性など

急に欠勤することが多いと、パート先としては代わりの人を急遽探さなければならず困ってしまいます。学校行事などは事前に分かるので、事前に調整をしてもらいたいことを伝えておきましょう。

<回答例>
「学校行事については事前に把握できるため、シフトの希望提出時にお伝えし、調整をお願いしたいと思っております。学期ごとに数回程度かと思います」

 

仕事内容について

PCスキルについて

事務職の場合、面接とは別に、求めるレベルかどうかを測るPCスキルテストを行うところも多いですが、テストが無い場合は、面接で確認されることがあります。面接担当者から仕事内容の説明があり、その流れで詳しく聞かれることになるので、「できます」だけでなく、過去の経験なども交えながら具体的に伝えるといいでしょう。

<回答例>
「Word、Excel、メールソフトの基本的な操作は可能です。以前いた会社では、Wordでの送付状の作成やラベル印刷など、Excelでは四則演算のほか、合計や平均、vlookなど簡単な関数を使用したデータ集計やグラフ、表の作成を行っておりました」

仕事内容に不安はないか

面接では仕事内容の説明があった後に、実際にできそうか、不安はないか等聞かれる場合があります。疑問や不安があればここで質問しておき、解消しておくようにしましょう。

<回答例>
「キッチンの仕事は初めてなのですが、作業内容が分からなくなったときに参照できるマニュアルなどは常備されてますでしょうか?」

「ありがとうございます。丁寧に説明いただいたので、不安はありません」

 

過去の仕事経験・ブランク期間

これまでの仕事経験

応募したのが接客業なら接客経験の有無や、事務職なら事務経験があるかなどを確認されることがあります。職歴がパート・社員歴合わせて2~3職種であれば全て伝えてもいいですが、多数の場合は応募職種と仕事内容に接点があるものをピックアップしましょう。その場合、直前のものから古いものの順で伝えます。

<回答例>
「大学を卒業後、化粧品販売員を2年、不動産の営業事務を4年経験しました。営業事務では、電話応対や発注書・プレゼン資料の作成などを担当しました。出産を機に退職し、4年ほど育児に専念していましたが、事務のスキルを活かしたいと思い、今回事務のパートを志望いたしました」

「3カ月前まで、パートで○○社のカスタマーサポートをしていましたが、契約期間満了につき退社いたしました。それ以前には○○スーパーで2年ほどレジのパートの経験があります。飲食店での接客は初めてですが、お客様の対応はコールセンターやスーパーでの経験が活かせると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」

この仕事は未経験だが、できそうか

採用側は仕事内容の説明後、改めて仕事への意欲を確認する意味で、こうした質問をすることが多いです。出来そうだと判断したら、仕事への意欲とともにその旨伝えましょう。

<回答例>
「仕事を覚えるまでは周りのスタッフの方に質問することも多いと思いますが、早く慣れて戦力になれるよう頑張ります」

「ホールの仕事は初めてですが、経験のあるアパレルの接客とお客さまをもてなす意味では同じだと思います。早く仕事を覚え、来てくださるお客さまをもてなす気持ちで頑張りたいです」

仕事のブランクが長いが、不安はないか

採用担当者としては、しばらく仕事をしていない人に復職への不安を聞くことで、働いていない期間どのように過ごしていたか、仕事内容や働くことへの不安を把握したいと考えています。
その他、働いていなかった期間に、学校の役員や行事などの活動で応募職種に活かせるものがあれば、それを積極的にアピールするのも良いでしょう。

<回答例>
「以前は接客の仕事をしており、出産を機に退職しました。働いていなかった期間は、幼稚園の役員や地域のボランティアなどをしており、人と接する機会も多かったです。久しぶりの仕事復帰に不安がないわけではありませんが、仕事を覚えることが出来ればコミュニケーションなどは問題ないと思っています」

ブランク期間、何をしていたか

ブランク期間の過ごし方について具体的に聞かれたら、応募職種に役立ちそうな経験を話すといいでしょう。販売や接客系に応募する場合は、PTAなどで人と接した経験を、事務系であれば、WordやExcelなど基本ツールに触れていた経験などを伝えるのがおすすめです。

<回答例>
「幼稚園でPTA副会長を経験し、園と保護者とを結ぶ役割としてさまざまな行事の運営を行っていました。不要な仕事の精査を話し合ったり、保護者間で不公平感が出ないよう事前相談を行うなど、密なやり取りが多かったので、社会経験として大変勉強になったと思っております」

「子どもの所属する少年サッカーチームで1年間会計を担当しており、予算の管理や経費の精算などを行っていました。Excelや、クラウドツールを利用して経費の管理・精算をしており、スムーズな管理を心掛けて対応していました」

 

退職理由

前職を辞めた理由

前職を辞めた理由を聞かれた場合、人間関係や給料の低さなど、前の職場への不満と取られる内容は言わないほうがベターです。
もっとシフトに入りたかったなど、裏を返せば働く意欲があるととられる理由だと前向きな印象になります。ほか、体調不良や家庭の事情(引っ越しや子どもの受験ほか)など自己都合の場合には、現在は解決していることを伝えましょう。

<回答例>
「以前の勤務先はパートの人数が多く、入りたい時間帯のシフトになかなか入れませんでした。もっと稼ぎたいと思い、今回こちらの求人に応募させていただきました」

「体調不良で長時間の立ち仕事が難しくなり退職しました。治療をして現在は以前にように立ち仕事も可能になりましたので、今回応募させていただきました」

「父の体調が悪くなり、近くに住んでいる私が一時的に介護することになり、前職は退職しました。今はサポート体制が整ったため、仕事復帰したいと応募いたしました」

短期間でパートを辞めた理由

パートに限りませんが、短期間で退職している場合は、面接で退職理由を聞かれることがあります。その際は、「職場の雰囲気が悪かった」など、前職のネガティブな回答は印象を悪くするので、あくまでも自分の事情で辞めたことを伝えます。

<回答例>
「子どもが小さく、体調を崩して休むことが多くなったので、周りに迷惑をかけないよう退職しました。今は子どもが大きくなったので大丈夫だと思います」

パートの転職回数が多い場合

転職回数が多いと、すぐに辞めてしまうのではないかと採用を見送られることがあります。パートの職歴は数カ月など極端に短いものは書かなくてもOKです。半年など短期間で転々としている場合は、契約満了や引っ越し、家庭の事情など、応募先が納得のいく理由を伝えます。
仕事に飽きた、人間関係が悪くなったなど、自己都合で転々としている印象にならないよう、「仕事をしていく中で、もっと~な仕事をしてみたくなった」など、表現を変えて伝えると悪い印象にならずにすみます。

<回答例>
(パートの職歴が過去3年で3社の場合)

「1社目のドラッグストアは急な残業が多く、まだ子どもも小さかったため半年で退職することにしました。2社目の化粧品販売は契約期間満了のため1年で退職しました。3社目はスーパーのレジでしたが、もっとお客様にかかわる接客がしたいと思い(飲食店の)、御社へ応募いたしました」

 

自己PR

自分の長所・短所

長所と短所が分かるように具体的に答える必要があります。長所と短所に矛盾が無いか、また、短所はどのように補っているかも合わせて伝えましょう。

<回答例>
「長所はこつこつと地道な努力が苦にならないところです。短所は集中しすぎるあまり他のことが見えなくなることなので、対策として、作業をはじめる前に優先順位をつけるようにしています」

 

逆質問「質問はありますか?」の答え方

パート面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、確認しておくと良いのは、シフトを決めるサイクルや導入研修の有無、仮に採用されたら初日までに準備した方がよいこと、合否結果の連絡タイミングや方法などがあります。特に疑問がなければ無理して聞く必要はありません。

<面接で確認しておいた方がいいことの例>
・シフト希望を出すタイミング
・研修の有無、ある場合は場所など
・突発的な残業の有無など
・似た年代や家庭の事情を持つスタッフはいるか
・仮に採用されたら初日までの必要な準備
・合否結果の連絡時期と連絡方法

<回答例>
「丁寧に説明していただいたので、特に質問はありません」
「その月のシフトはどのくらい前に決めていますか?」
「事前に研修などはありますか?」

 

事前の対策こそが合格への近道

面接で自分の気持ちを正しく伝えるのは難しいものです。特に久しぶりの面接だと、緊張して頭が真っ白になる可能性もあります。頭の中で考えるだけでなく、実際に言葉に出して面接の練習をすると、当日落ち着いて受け答えができるでしょう。ポイントは、どのような質問にもネガティブな発言は避け、ポジティブな表現で前向きな姿勢を伝えることです。事前の対策をしっかりと行えば、確実に合格に近づくはずです。

アンケート出典:2023年3月 パート調査/N=2026/調査企画リクルート/調査協力マクロミル

※初回公開:2016年8月2日、更新履歴:2022年3月30日、2022年8月4日、2023年1月12日、2023年5月9日

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