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2022年07月15日

面接で間違えやすい敬語・言葉遣い・受け答え一覧


面接対策として押さえておきたい言葉遣いと敬語の使い方。話す内容が良くても言葉遣いに間違いがあると印象が良くないことがあります。そこで、面接の受け答えでよく使う敬語や、その他間違いやすい表現をわかりやすく解説します。

面接での正しい言葉遣いと言い換え表現

話し方は、第一印象を決める重要な要素です。正しい話し方は面接だけでなく、ビジネスシーンでも活かせるので、覚えておくのがおススメ。

一人称は「わたし」「わたくし」

正式なビジネスの場では「わたし」もしくは「わたくし」を使います。「わたし」よりも「わたくし」のほうが、より丁寧な印象になります。「僕」「自分」はカジュアルな印象になるので、カチッとしたシーンで使うのは避けるほうが無難です。

面接では、応募先は「御社」

応募先の企業を指す場合、「こちら」や「そちら」ではなく「御社」が正解。「御社を応募した理由は~」など、志望動機で使うことが多いでしょう。
ただし、書面の場合は「貴社」です。履歴書などでは「貴社」と書くように。面接担当者が自社を指す場合は「弊社」「自社」となりますので、つられて間違えないようにしましょう。

語尾は伸ばさず「です」「ます」で

語尾は「です」「ます」の丁寧語で話します。気を付けたいのは、途中での「~でぇー」「~がぁー」や、「ですー」「ますー」と助詞や語尾を伸ばさないこと。全体的にくだけた印象になるため、語尾を伸ばすクセがある人は事前に練習をしておくのがいいでしょう。

「あの~」「えーっと~」などフィラーは使わない

フィラーとは会話の合間に挟むつなぎの言葉です。「あの~」「その~」「えーっと~」「まぁ~」など、会話の途中でつい出てしまいがちですが、フィラーを使うと自信がないように聞こえてしまうので注意しましょう。

承諾は「承知しました」「かしこまりました」

面接担当者から次の選考日程など何かを提案された際に、承諾するなら「承知しました」「かしこまりました」と答えましょう。「了解しました」「わかりました」は避けます。特に「了解しました」は目上の人が目下の人に使う言葉なので注意しましょう。

何かを聞くとき、お願いをするときの表現方法

こちらから何か質問をしたいときにかける言葉として「すみません」ではくだけた印象になるため、下記のように聞きましょう。

「質問してもよろしいでしょうか?御社は~~(質問内容)」
「お聞きしたいのですが、御社は~(質問内容)」

また、お願いする場合は「恐れ入りますが」など、クッション言葉を合わせると丁寧な印象を与えます。例えば、提案された次回選考日の日程を変更してほしい場合は、

「恐れ入りますが〇月〇日は都合がつかないため、別の日程でお願いできますでしょうか」

という表現になります。

間違いやすいNG表現

次に、面接で間違いやすいものや、使うと良い印象を持たれない表現について紹介します。

「なるほど」「確かに」は使わない

面接担当者の言葉に同意をするなど反応を見せるのは大切なことです。でも「なるほど!」「確かに」という同意の仕方は目上の相手に使うのは失礼にあたります。「なるほど」には相手の言うことを評価している意味合いが含まれるため、自分自身が評価されている面接で使うのは間違い。同意する場合は「おっしゃるとおりです」「はい、そうですね」などと言うと良いでしょう。

「大丈夫です」は使わない

日常会話でよく使いがちな「大丈夫」ですが、意味合いが承諾・否定どちらにもとれるため、面接ではふさわしくありません。以下でシーン別に正しい言い方を確認しておきましょう。

(例)職種の変更を提示されたとき
誤:「はい、大丈夫です」
正:「はい、問題ありません」
(例)次回選考の日程を聞かれたとき
「その日は問題ありません」
(例)お茶をすすめられたとき
「いいえ、結構です。ありがとうございます」
「はい、いただきます。ありがとうございます」

「よろしかったでしょうか」

こちらは正しい敬語ではありません。過去の出来事ではないにもかかわらず、過去形で訪ねているため日本語としてもおかしい言葉。正しくは「よろしいでしょうか」です。

誤:「次回選考日は〇月〇日でよろしかったでしょうか?」
正:「次回選考日は〇月〇日でよろしいでしょうか?」

「履歴書になります」

状態の変化や移行した結果を表すときに使うのは正しいですが、変化しないものや場所に対して「~になります」を使うのは間違いです。

誤:「履歴書になります」
正:「履歴書です」
誤:「自宅の最寄り駅は〇〇になります」
正:「自宅の最寄り駅は〇〇です」

「営業職に就いて5年になります」や「子どもは3歳になります」など成長や時間の変化を表すときの「~なります」は正しい使い方です。

「参考になります」

面接担当者の話に対して「参考になります」と答えるのは失礼にあたります。「参考」は、相手の考えを自分の足しにするという意味合いが強いため、目上の人に使うのは避けましょう。正しくは「勉強になります/役に立ちます」と言います。

誤:「そのお話、参考になりました」
正:「そのお話、勉強になりました」

「~させていただいております」

一見、丁寧そうに聞こえますが、敬語を重ねる二重敬語にあたるため、正しくは「~しております」。「させていただく」とは相手の許可を受けて何かを行い、そのことで恩恵を受ける・相手に良い影響を与える場合に使う言葉です。「参加させていただきます」は正しい使い方ですが、「希望させていただく」は一方的な行動なので間違った使い方です。

誤:「現在の職場ではチームリーダーをさせていただいております」
正:「現在の職場ではチームリーダーをしております」

その他にも、間違いやすい二重敬語はたくさんあります。事前に確認しておきましょう。

誤った表現 正しい表現
おっしゃられる おっしゃる
頂かせていだきます 頂きます
ご質問させてください 質問をさせてください
ご質問させていただいてよろしいでしょうか 質問をしてもよろしいでしょうか
拝見いたしました 拝見しました
志望させていただきました 志望しました
伺わせていただきます 伺います

 

「ごめんなさい」「すみません」は使わない

遅刻をしてしまった、相手の名前を間違ってしまったなどこちらのミスで謝罪をするときは「申し訳ありませんでした」「申し訳ございません」が適切です。「ごめんなさい」「すみません」は立場が同等な相手へ使う言葉なので避けましょう。

面接シーンでよく使う敬語

敬語には大きくわけて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つがあります。「尊敬語」は相手に対して自分より上に置く表現をする言葉です。「謙譲語」は自分の立ち位置を低く見せて敬意を表すもの、「丁寧語」は相手に対して丁寧に話す言葉です。面接の際は面接担当者に対しては尊敬語を使い、自分のことを話す場合は謙譲語または丁寧語で話しましょう。

面接でよく使う敬語一覧<動詞>

面接でよく使われる動詞の敬語を確認しておきましょう。

尊敬語 謙譲語 丁寧語
思う 思われる、お思いになる 存じる 思います
考える 考えられる、お考えになる 拝察する 考えます
言う おっしゃる、言われる 申し上げる、申す 言います
行く いらっしゃる、お越しになる、おいでになる、来られる 参る、伺う 行きます
訪問する 訪問される、訪問なさる、訪ねられる ご訪問する、伺う、お訪ねする 訪問します
見る ご覧になる、見られる 拝見する 見ます
見せる お見せになる、見せられる お目にかける、お見せする、ご覧にいれる 見せます
読む お読みになる、読まれる 拝読する 読みます
知る ご存じ、お知りになる、知られる 存じる、存じ上げる 知ります
会う お会いになる、会われる お目にかかる、お会いする 会います
来る いらっしゃる、お越しになる、おいでになる、見える 参る 来ます
聞く お聞きになる、聞かれる うかがう、拝聴する、お聞きする 聞きます
ある おありになる あります、ございます
いる いらっしゃる、おいでになる おる います
する なさる、される いたします します
もらう お受け取りになる、お納めになる 頂く もらいます
わかる おわかりになる、ご理解いただく かしこまる、承知する わかります

 

面接でよく使う表現

そのほか、面接でよく使う表現です。相手へ丁寧に言うときの表現ですので覚えておきましょう。

元の言葉 相手への丁寧な言い方
返事 お返事
考え お考え
意見 ご意見
会社 御社
※書くときは「貴社」
社長 〇〇社長/社長の〇〇様
※「社長」が敬称なので「社長様」とは言わない
今日 本日
すごく 非常に
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