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2021年02月22日

契約期間中だけど、バイトは辞められる? 辞めても給料はもらえる?

契約期間内 バイト 辞める タウンワークマガジン townworkバイトを辞めたいけど契約期間中であることが気になって悩んでいる人も多いのではないでしょうか。法律的にはバイトを含め働くすべての労働者は、契約期間中であっても事情によっては辞めることができます。ここでは、契約期間中でのバイトの辞め方、辞めるときにありがちなトラブルの対処法を説明します。

契約期間が満了するまで続けるのが原則

アルバイトの場合「期間を設定しない契約」になることが一般的ですが、会社によっては「○月○日~×月×日まで」と設定している場合もあります。契約期間が決められている場合は期間が終わるまで仕事をするのが原則です。これを無視して安易に退職意思を伝えるのは止めましょう。入社のとき、契約書にサインをしていたら、損害賠償をさせられる可能性もあります。念のため、もう一度、契約書を確認しておきましょう。

また、法律では「期間を定めていても、やむを得ない事情があるときは、いつでも解約の申し入れができる」と定められています。健康上の理由や、引っ越しにより「通勤が困難になった」場合など、バイト先と合意できる「やむを得ない事情」がある場合はキチンと理由を伝えて退職できるか相談してみましょう。

途中で辞めた場合も働いた分の給料はもらえる

期間内に辞めた場合でも、働いた分の給料がもらえることは法律で定められています。「支払えない」と言われたときは、きちんとバイト先と話し合い、それでも解決できない場合は管轄の労働基準監督署に相談しましょう。

トラブルにならないためには、円満に退職することが重要です。期間満了前に辞める場合でも、1ヶ月前くらいに辞める意思を伝えましょう。どうしても解決できない場合は管轄の労働基準監督署に相談しましょう。

辞める際のトラブル例

事例①辞めたいのに辞めさせてもらえない

対処法:退職を申し出る際は、上のように客観的にやむを得ない事情であること、曖昧な言い方はせず、はっきり辞めたいことを告げるのが大切です。同時に、期間内で辞めるお詫びと感謝の気持ちを伝えましょう。あまりにも強引に引き止められる場合は、退職届を信書として郵便局から送り、労働基準監督署に相談するのも一つの手です。

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事例②罰金を払うように言われた

対処法:労働基準法第16条で、「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、または損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」とあります。つまり、違約金や損害賠償額をあらかじめ定めるような契約を交わすことはできません。ただし契約期間内に辞めたことで、相手から損害賠償を請求される可能性はないとは言い切れません。その場合、雇用先のほうが損害内容とその計算根拠、過失割合についてのきちんとした説明をする必要がありますが、不安な場合は労働基準監督署や弁護士の無料相談サービスなど、無料で相談できる機関を活用しましょう。

まとめ

契約期間中はバイトを続けるのが原則ですが、やむを得ない事情がある場合は辞めることができます。もし辞めさせてもらえなかったり、給料がもらえないなどのトラブルになったら労働基準監督署や、無料で相談できる専門の団体の相談窓口に公的機関に相談しましょう。

※2014年3月27日公開の記事を更新しました。

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