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2017年10月31日

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】「カサナルイズム! カナデルリズム! アイドル界のミクストメディア!」がキャッチフレーズのバンドじゃないもん! 綺麗に染めたきんぱちゅ(金髪)と片八重歯がチャームポイントの七星ぐみさんがアイドルシゴトに登場。アイドルになったキッカケや、ファンの方たちへの想い、そしておもしろエピソード満載のアルバイト経験についても語っていただきました。

 

何気なく答えた一言がアイドル活動のキッカケに

――アイドルになったキッカケを教えてください

友だちに「アイドルとかやってみない?」って誘われて、「あ、やりたい!」って思ったんです。そんな私の軽率な一言で始まったんですけど、その時はそんなに深く考えていなくて。こんなに長く活動が続くなんて思ってなかったですね。なので親にも相談せず、活動を始めた後に事後報告をしました。でも私の親もあんまり深く受け止めていなくて「へぇ~」って感じの反応でした(笑)。

――それまでアイドルは好きだったんですか?

私は今までの人生の中で、アイドルとかバンドのかアニメとか何かのヲタクになったことはないんですよ。でも、友達の影響もあってAKB48さんやももクロさんのライブに行ったり、またディアステージに入ってでんぱ組.incさんのライブを観たりしてアイドルの良さをしりました。

――歌やダンスはアイドルになってから始めたんですか?

そうです。私、学校の文化祭の実行委員長だったんです。そこの学校では文化祭の実行委員がダンスをするというのがあったんですけど、踊るのが嫌だったので私だけ振りを減らしてもらって一人だけ踊ってませんでした。実行委員長だからセンターなのに踊らないっていう……(笑)。

――今ではライブで歌ったり踊ったりするのがお仕事になってますよね。

ライブはすごく楽しいです。ライブの時はまず、自分が楽しもうとしてます。自分が楽しかった時はすごく満足するので、そうするとファンのみんなもすごく楽しんでくれてる気がするんです。楽しませようとすると空回りしたりするから、まず自分が楽しもうと思ってやってます。

 

もんスター(ファン)の半分が女の子。そこが他のアイドルとはちょっと違うところ

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】――ぐみさん含め3名が加入してからのバンドじゃないもん!はまたイメージがガラッと変わりましたよね。

そうですね。でも加入して良かったなって思いました。私たちが加入してグループのイメージはガラッと変わっちゃったと思うので、最初からバンもんを見てきた人たちからしたら私たちが入ったことで「変わっちゃったな」って思ったかもしれないんですけど、そういうファンの人たちともだんだん仲良くなって、私たちのことを同じバンもんのメンバーとして理解してくれる人たちがすごく多くなったので良かったなって思いました。

――バンドじゃないもん!は男性だけでなく、女性にもかなり人気がありますよね。

バンもんのファンの方のことを「もんスター」って言うんですけど、もんスターの半分くらいは女の子です。女の子ファンがこんなに多いのは、他のアイドルとはちょっと違うところなのかなって思います。

――女性のもんスターは自分の好きなメンバーと同じ髪型やファッションをしていることが多いですよね。

そうですね。だから見てすぐに分かります(笑)。私のファンの子も同じ美容室に行って髪の毛を全く一緒にしてくれたり。男の子のファンもカットしに行ってくれてるんですよ。

 

常に「七星ぐみ」でいたいから、気持ちの切り替えも大切

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】――アイドル活動をしている実感を感じるときはありますか?

街中でバンもんのトラックが走ってたり、私たちの曲が流れてたりするときですねこの前もタピオカ屋さんで並んでる時に後ろから自分の声が聞こえてきて、振り向いたら街頭モニターに『METAMORISER』のMVが流れてて「うわぁ~!」ってなりました。今まで自分が見てきたところに自分の曲が流れてすごいな~って思いました。

――では、逆にこれまでの活動の中で苦労したことは?

常に「七星ぐみ」でいたいって思ってるんですけど、でもそれが保てなくなる瞬間があって。そういう時は帰り道とかすごく落ち込みますね。最近はそういうことがなくなってきましたけどね。昔はライブの帰りに泣いたりすることもありました。

――そういう時はどうやって気持ちを切り替えますか?

時間があるときは、まず朝起きたら外にお散歩しに行きますね。外の光に当たることが私は大事なことだと思ってるんです。太陽の光を浴びて、光合成をしてコーヒーを飲むといい気持ちになります。

 

バイトができる年齢になったときワクワクした

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】――これまでのアルバイト経験を教えてください。

バイト経験は結構あります。カフェの店員さん、コンビニ、焼肉屋さんでバイトしたことがあります。一番楽しかったのはカフェ。バーカウンターの中でケーキの盛りつけとかドリンクを作ったりするバイトでした。他はあまり長く続かなかったです。

――いろんなバイトを経験してきてるんですね。

そうですね。高一で初バイトを経験しているんですが、高校生になってバイトできる年齢になった時にすごくワクワクしました。

――カフェ店員のバイトが一番楽しかったとおっしゃっていましたが、そのお仕事のどの部分にやりがいを感じていましたか?

そこのカフェがすごく好きな雰囲気だったんですよね。だからいるだけで自分のモチベーションが上がりました。あとそのカフェでおもしろかったのが、私がバーカウンターに立っていると目の前に窓があるんですけど、その奥にマンションがあって、夏になるとそのベランダでおじさんが日光浴をしているんですよね。それを眺めながらコーヒーを作るっていう情緒が……(笑)。

――お客さんの話をされるのかと思ったらその先の話だったんですね(笑)。

その向こうにまた世界が広がってたんです(笑)。あとはカフェのまかないがすごくおいしかったですね。たくさん野菜がのってるまかないで、毎回写真をたくさん撮ってました。

――洋服が好きそうなイメージがあるぐみさんですが、アパレルのアルバイト経験はありますか?

アパレルはやったことがないんです。私、基本的に働ける時間が最大6時間なんですよ。できれば4時間がいいけど(笑)。いつもバイトを探す時に「週1からOKで、週2~3回でも大丈夫で、一日3時間から」という条件ばかりで探してました。洋服屋さんでも働いてみたかったんですけど、洋服屋さんてしっかりシフトに入らないといけないところが多いので条件に引っかからず……(笑)。でも子どもが好きなので、子供服のお店の面接を受けたことはあります、落ちましたけど(笑)。

 

自分の好きなものを認めることが次への一歩に繋がる

七星ぐみ(バンドじゃないもん!)インタビュー「肯定してくれるみんなを私も全肯定したい!」【アイドルシゴトVol.45】――アイドルとしてのやりがいはどの部分に感じてますか?

アイドルは観てくれている方のレスポンスありきだなと思うんです。自分がいいなって思ったものをすぐに共有できる相手がたくさんいるというか、自分を肯定してくれる存在がたくさんいて。それに甘えちゃいけないなとは思うんですけど、自分がいいって思ったものを発表する場がすでに設けられている。それを愛を持って見てくれている人がいるので、すごく自分の存在意義になるなって。みんなが自分のことを肯定してくれるから、私もみんなのことを全肯定したいなと思うし、すごく繋がっている感じがします。みんな受け止めてくれますね。だからみんなに嫌われたくないんですよ。

――それだけファンの方たちに支えられているんですね。

そうですね。みんなは私が忘れてる些細なこととかもちゃんと覚えてくれててすごいなって思います。この前北海道に行った時に家にキャリーケースを忘れてきちゃったんですが、その時もファンの子がセーターをプレゼントしてくれたのでそれで過ごすことができました。私の表情とかもよく見てくれていろいろ声を掛けてくれます。

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

自分の好きなことや、やりたいことってって全く分からないってことはないと思うんです。だから自分の好きなこととか、やりたいことに対してちゃんと目を向けることが大事なんじゃないかな。新しいシングルの歌詞で「好きなことを好きって言えないまま死んでいくなんて許さない」っていう部分があって、ほんとにその通りだなって思います。好きなものを好きっていう言う勇気というか、そうやって自分の好きなものとかを認めることが一歩に繋がるのかなと思います。

 

■Profile
七星ぐみ

3がつ30にち生まれ。東京都出身。愛称は「ぐみてゃん」。担当カラーはサディスティックブルー(水色)ファンの名称は「愚民ちゃん」。2013年5月7日にバンドじゃないもん!に加入。

Twitter:@gumi_nanase
バンドじゃないもん! HP:https://banmon.jp/

取材・文:永山あるみ 撮影:曽我美芽

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