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2018年10月23日

齊藤なぎさ(=LOVE)インタビュー「辛かった時期を救ってくれたのが、アイドルという存在だった」【アイドルシゴトVol.55 】

指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループ、=LOVE(イコールラブ)の齊藤なぎささん。 黒目がちな瞳と整った顔立ちは、ファンが撮影してSNSに投稿した「奇跡の一枚」でも話題になりました。アイドル好きだったという彼女が、どのようにして今に至るのか、また、アイドルという仕事への思いなど、じっくりお聞きしました。

 

大好きな指原莉乃さんプロデュースというのが応募の最大の決め手

――なぎささんはまだ15歳とお若いですが、=LOVEのオーディションを受けたきっかけはなんだったんでしょうか?

元々、アイドルが大好きで、小学生の頃から親に握手券を買ってもらってAKB48グループさんの握手会によく参加していました。実は、=LOVEのプロデューサーである指原さんの握手会にも参加したことがあるんです。だから、大好きな指原さんがアイドルをプロデュースするという告知を見て、嬉しくて飛びつきました。友だちからもすすめられて、オーディションを受けようと思いました。

 

いじめられていた時期に、アイドルから元気をもらった

――いつ頃からアイドルになりたいと思っていたんですか?

子どもの頃から、かわいい衣装を着て歌って踊っているアイドルの姿がキラキラしてて憧れていたんですよね。それに私、小3の頃と、中1・中2の時にいじめられていたことがあるんです。中1の頃は、先輩に結構いろいろ言われちゃったりして……。

その時に、テレビにたくさんAKB48さんが出ていて、それを見て本当に元気をもらいましたし、曲の歌詞にもとても励まされました。今の自分と同じ境遇のような歌詞だったりすると身にしみて、こういう風に辛いのって自分だけじゃないんだなって思えたんです。アイドルさんに救われた部分が多かったので、私もみんなに元気を与えられるようなアイドルになりたいなって思いました。

――実際にご自身がアイドルになってみていかがでしたか?

それまで、アイドルは生まれもった才能でずっとキラキラしているものなのかなって思ってたんですけど、そうなるためには常に努力しなくちゃいけないことに気づきました。努力しないとパフォーマンスや可愛さも磨かれないので、本当に頑張らないと上にはいけない世界なんだなということをすごく感じています。

 

ファンの方や指原さんから褒めてもらえることがモチベーションに

――デビュー当時、合宿もやってましたよね。そこでは、ダンスの先生からもたくさん厳しいアドバイスをいただいたということを聞いたんですが、なぎささん自身はそれまでダンス経験はあったんですか?

チアダンスを少しだけやっていたこともあるのですが、 いわゆる「アイドル」に必要なダンスのジャンルとは全然違ったので、ゼロからのスタートでした。

――結構苦労しましたか?

振りの覚えも遅かったので、本当に大変でしたね。練習が終わった後もずっとひとりで練習をしていました。

――辛くて泣いてしまったことはなかったですか?

合宿の初日にいろんなことで挫折しちゃって、お母さんにずっと帰りたいって言ってました(笑)。

――そんな環境に置かれたら辛いって思っちゃいますよね。それでも続けているのは、 アイドルというお仕事のどんな部分にやりがいを感じているからですか?

アイドルというお仕事はすごく大変なんですけど、ライブとかを観たファンの方から「よかったよ」と褒めていただくことが一番嬉しいし、モチベーションにもなりますね。あと、指原さんからも褒めていただいたりするのもとても嬉しいです!

――指原さんからは、どんなことを言われるんですか?

指原さんは、=LOVE のMV(ミュージックビデオ)を見た後に、私たちに「かわいい」って言ってくださったりします。あとは、指原さんからライブ中の私の表情が乏しいというアドバイスをいただいたことがあるんですけど、それから意識を変えるようにしたら、指原さんから「よくなったよ、満点だよ」っていう連絡がきたんです。頑張れば誰かが見ていてくれてるんだなっていうのを、すごく身にしみて感じた出来事でした。大好きな指原さんから褒めていただいて、とっても嬉しかったですね。

 

初挑戦の舞台が自分を成長させてくれた

――これまで=LOVEとして活動してきて、なぎささんの中で大きかったできごとはありますか?

これまで2回やらせていただいた舞台ですね。最初が今年2月の『けものフレンズ』で、7月に『ガールフレンド(仮)』をやらせていただいたんですけど、何もかもが未経験だったので、本当に大変でした。

でも、演技力はもちろん、メンバーと一緒にひとつのものを作り上げることの大切さ、作り上げられた時の達成感がありました。舞台は普段のライブと発声の仕方も違うし、そこに自分で演じるキャラクターの気持ちとかを考えなきゃいけなかったんですけど、自分が演じたキャラへの愛も深まりました。『ガールフレンド(仮)』の時は、舞台上に上手・下手だけじゃなく、たくさん出口があったので、それで走り回ったおかげで、すっごく体力つきました。

 

アイドルを続けていく上で重要な友人の存在

――とてもいい経験をされたんですね。辛いなって感じてしまう時は、どうやって気持ちを切り替えるようにしていますか?

辛いなって思った時は、お母さんか、アイドル好きのめっちゃ仲がいい学校のお友だちに相談します。その友だちには本当になんでも話せるので、辛いなって思った時はその子に巻物 のような長文のLINEを送るんですよ。そうすると、自分の中のことを全部言ったような気になって、すっきりするんです。

――返信は来るんですか?

いつも 真摯に、今の私にとって一番いい返事をくれるんです。だから、その友だちに全部吐き出したり、あとはベッドで泣いて、全部ワーッと吐きだして、寝て起きたら嫌なことも忘れちゃいます!

――いいお友だちがいるんですね。

その子がいるから、私は今アイドルをやっていられるんです。私がアイドルをやっていくことに対してとっても協力してくれる友だちです。

――最後に、これから一歩を踏み出そうとしている読者の方に向けてメッセージをお願いします。

アイドルが好きだったんですけど、自分自身がアイドルになれるとは思っていませんでした。自分自身で決断して踏み出してみたら、アイドルというお仕事は、大変なことも多いけど、やりがいや楽しいと思う瞬間がたくさんある仕事だっていうことがわかりました。 ジャンルは違っても、みなさんも自分から一歩踏み出してみたら、絶対にやりがいのある仕事に巡り合えると思うから、頑張って欲しいです!

■Profile
齊藤なぎさ
(さいとう・なぎさ)

2003年7月6日生まれ。神奈川県出身。
趣味はアイドル鑑賞と美容。特技は「世の中の誰よりも上手なんです!」と豪語する口笛と「大好き」って言うこと、字が上手。小学校でフランス語が必修だったため、DELF Prim(資格)を持っている。

Twitter: @saito_nagisa
=LOVE 公式HP:http://equal-love.jp/

取材・文:永山あるみ 撮影:曽我美芽

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