『製造業バイト』ってどんな仕事？
バイト内容
製造業のお仕事は、その名前のとおり、工場などで製品を製造すること。工場によって、作るものも担当する作業もさまざまです。ほとんどの業務がマニュアル化されており、一定の手順に従って作業します。「ライン」と呼ばれる流れに沿って手を動かすことが多く、ミスをすれば他の人の作業を止めることになりかねません。手順をきちんと理解し、マニュアルに沿って素早く正確な作業ができる人が求められます。
スキルや資格
製造業のお仕事は、特別な資格が必要というよりも、経験が重視されます。まったく同じではなくとも、似たような作業をした経験があると有利に働くこともあります。特別な技術ではなく、指示をきちんと理解して手順を守れること、細心の注意を払って作業できる人が向いています。また、工場では「ライン」という流れで作業を進めることが多いので、流れを止めずに手際よく作業できる人が求められています。
メリット
製造業のお仕事のやりがいは、ひとつの製品が作られるにあたり、その一部ではあっても、自分が携わったという実感を得られること。ひとつの製品を作るにあたっては、多くの人の力が必要ですが、そのうちの一人であるという誇りをもって従事できる仕事といえます。また、工場では一日の生産数などがあらかじめ決められていることがあります。予定どおりかそれ以上の数をミスなく製造できたとき、喜びを感じるという人もいます。
働く環境
雇用形態は正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートなど、勤務先によってさまざまです。中には寮完備のところもあります。工場の場合はシフト制が多く、夜勤や土日などに出勤できる人は優遇されることがあります。また、勤務先によっては短期の作業や日払いなどといった勤務条件があることから、自分の生活スタイルにあわせて勤務時間が選びやすいのも特徴です。服装については自由(軽装)または指定された作業服を貸与されるのが一般的です。
製造業バイト みんなの体験談！実際に働いてみてどーだった！？
知識を得て技術を磨ける環境です
木材を扱う製造業の仕事にアルバイトとして従事した経験があります。製造業は時間による生産性を読み、安全第一で作業をして品質の良い製品を作ることを目的としている場合が多いです。機械のオペレーターとして扱いに慣れてくれば、加工技術を磨くことができ、安心して仕事を任せられる立場になります。アルバイトといえど、製品に対する知識や技術の練度が増して来れば、新しい機械を任され、社員の方から認められます。そのときは喜びややりがいを感じ、作った製品が顧客に提供されるのは嬉しさを感じます。
男性 / 30代 / 勤続1年 / 8時～17時
集中力が高まりました
私がアルバイトしていた製造業の現場は、工場内勤務で2交代でした。生産ラインの一工程を担当して、部品の組み立て、検査、梱包などの作業を行っていました。トラブルさえおきなければ、基本的には単純作業の繰り返しです。ボーっとしないように、常に集中していなければなりません。また、生産設備を快適に利用するためにはメンテナンスが欠かせません。いろいろ設備を触っているうちに機械のことに詳しくなります。1日に生産する部品の数はあらかじめ決められています。生産数が多ければ多いほどモチベーションが高まります。
男性 / 40代 / 勤続1年半 / 7時～19時、19時～7時
腕力と忍耐力がつきます
自動車のゴムパッキンを製造する工場でアルバイトをしました。完成品の見た目をチェックする作業、製造する機械に材料を補充する作業など、製造の最初の段階から最後までの流れを一通り見ることができました。完成品の見た目のチェックは、仕事がこなせるようにならないと任せてもらえないので、そこを目指すことがモチベーションになりました。作業は立ちっぱなしなので自然と体力がつきますし、忍耐力もつきます。また、もともと車が好きだったので、その一部品を作っているのだと思うとやりがいを感じました。
男性 / 30代 / 勤続3年 / 15時～0時