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2015年11月24日

住んでいるだけでワクワクする街の探し方│石田衣良

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“住んでいるだけでワクワクする街の探し方”について、作家の石田衣良さん(@ishida_ira)が教えてくれました。
※この記事は公式メルマガ「小説家と過ごす日曜日」よりお届けします。

住んだ街は全部自分のものになる

やっぱり、ひたすら歩き回るのがいいと思います。いい街というのは、探している人に親近感がもてたり、「ここって、なんとなくいいな」と感じたりする部分が大きいんですよね。なので、ひたすら歩き回って、自分に合うかどうか確かめてください。とくに大都市はそうですね。東京の場合だと、駅1個違うだけでまったく別の街になるじゃないですか。たとえば上野と鶯谷。東京と神田。渋谷と恵比寿。歩けばすぐの距離ですが、まったく違うトーンになりますよね。それを自分の足で歩いて確かめながら、探し回るといいと思います。

そのときのコツとしては、食べ物屋さんやカフェ、本屋など、自分のよく行く店に足を運んで、レベルの高さを確かめてみること。「この街は、本屋さんはいいけど、食べ物屋さんはだめだな」なんてことが分かりますから。そういうふうにして、「ここは自分に合うな」と感じたら、とりあえずポンと住んでみたらいい。やっぱり住まないとその街になじまないので。

ひとつの街を自分のものにするまでには、3年から5年は必要になります。そのくらいの感覚で、自分の好きな街を増やしていくというのがいいですね。ぼくの場合は、そうすると必ずその街が小説の舞台になります。月島や池袋、新宿、渋谷、二子玉川、神楽坂も書きました。住んだ街は全部自分のものになるので、ぜひいろいろと試してほしいですね。

ぼくはブラブラ散歩するのが好きなので、歩いてすぐのところに繁華街があって、デパートにも行けるところがいいんです。歩いて15分か20分圏内にデパートがある土地というと、銀座や新宿、池袋あたりになりますが、だいたいその最寄りには住んでいますね。あとは、手近に大きな公園があるところ。これはリフレッシュにいいので。ポンと住んで、その街の楽しいお店を探した上で、恋人も見つけるというのが理想です。

企画:夜間飛行

ira_ishida のコピー石田衣良(いしだいら)
1960年、東京都生まれ。‘84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。‘97年「池袋ウエストゲートパーク」で、第36回オール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。‘03年「4TEENフォーティーン」で第129回直木賞受賞。 ‘06年「眠れぬ真珠」で第13回島清恋愛文学賞受賞。 ‘13年「北斗 ある殺人者の回心」で第8回中央公論文芸賞受賞。 「アキハバラ@DEEP」「美丘」など著書多数。 最新刊「オネスティ」(集英社) 公式サイト http://ishidaira.com/