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2017年03月17日

【悩み相談】人見知りな性格が雑談上手になるには?(石田衣良)

石田衣良 悩み相談

人見知りな性格で会話を続けることが苦手。どうしたら雑談力を上げることができますか?…、そんなお悩みに、作家の石田衣良さん(@ishida_ira)が答えてくれました。

Q.会話のキャッチボールが続くような雑談力を上げたい

20歳・大学2年生の男子です。人見知りな性格で、会話を続けることが苦手です。大学生になってバイトを始めてから、年上の人と話をする機会が増え、苦痛の毎日です。いつも返事だけで終わってしまい、雑談の話題が思いつきません。会話のキャッチボールが続くような、雑談力を上げるにはどうしたらいいでしょうか?

A.みんな最初は苦手なもの。まずは相づちを打つことからはじめてみては?

は悩みますよね。ただ、あなたはまだ二十歳じゃないですか。これを続けていくとちょっともったいないと思うんですよ。なので、人見知りな性格のまま、なんとかごまかす技だけ覚えましょう。「うわ、すごいですね」とか、「なるほど」とか、相づち力だけ上げましょうよ。表情をできるだけ豊かにして、相手の話を聞いているふりをすればいいんじゃないですか。

その中で「この人は気が合いそうだな」という人とは趣味も合うし、話せると思うので。普段はにこやかにした上で、相づちをうまくするようにがんばってみてください。ただ、ほとんどがそうなんですけど、自分を人見知りだというふうに決めつけてしまって、コミュニケーションの最初の段階で他人をシャットアウトしちゃっている人が多いんだよね。人見知りの人がアナウンサーをやっていたり、新聞の記者だったり編集者をやっていることはざらにあるので。みんな最初は苦手なんですよ。

「自分は中身がない」って思うのは、二十歳ぐらいだったらしょうがないことだし。基本的に話題ってどこかへ向かうものではないんですよね。その場を楽しむだけのものでいいので「これは気楽なものだし、記録にも残らないんだから、どうでもいいんじゃん」っていう余裕のスタンスを持つと、気分的に少し楽になるかな。

そういう気楽な気分で、にこやかにして、「へえ」「すごい」「なるほど」「おもしろいですね」「さすがです」って言ってれば、結構年上の人間なんて転がせると思うよ。聞く力と、「自分は積極的にあなたとコミュニケーションを取りたい」っていう姿勢を示すだけでいいんだよね。あとは年上の人に任せればいいじゃん。年上の中にも、あなたの人見知りな性格を打ち壊した上でいろいろ引き出してくれるような人もいるからね。

あんまり「人見知りだからダメだ」って狭めない方が良いと思うよ。それはもう言い訳だから、最初にそれを作っちゃうと、頭が動かなくなっちゃうからね。

 
※この記事は公式メルマガ「小説家と過ごす日曜日」よりお届けします。

企画:夜間飛行

ira_ishida のコピー石田衣良(いしだいら)
1960年、東京都生まれ。‘84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。‘97年「池袋ウエストゲートパーク」で、第36回オール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。‘03年「4TEENフォーティーン」で第129回直木賞受賞。 ‘06年「眠れぬ真珠」で第13回島清恋愛文学賞受賞。 ‘13年「北斗 ある殺人者の回心」で第8回中央公論文芸賞受賞。 「アキハバラ@DEEP」「美丘」など著書多数。 最新刊「オネスティ」(集英社) 公式サイト http://ishidaira.com/