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2015年02月19日

『赤毛のアン』で英語づけ〜〝説得〟にはタイミングが大事である~その②│茂木健一郎

★日本語で、だいたいの意味を見ていきましょう。

He tiptoed along the hall and stood for several minutes outside the door of the east gable before he summoned courage to tap on it with his fingers and then open the door to peep in.

⇒マシューは、廊下を忍び足で歩いて、東の切り妻部屋のドアの前にしばらく立っていた。ようやく勇気をふるうと、ドアを指で軽くノックして、それからドアを開け、そっとのぞき込んだ。
 

Anne was sitting on the yellow chair by the window gazing mournfully out into the garden.

⇒アンは、窓際の黄色い椅子の上に座って、悲しそうに庭を眺めていた。
 

Very small and unhappy she looked, and Matthew’s heart smote him. He softly closed the door and tiptoed over to her.

⇒アンは、とても小さく、そして不幸に見えた。マシューの心は、それを見て痛んだ。マシューは、ドアをそっと閉じて、アンに歩み寄った。
 

“Anne,” he whispered, as if afraid of being overheard, “how are you making it, Anne?”

⇒「アン」、マシューは、誰かに聞かれるのを怖れるかのように、ささやいた。「調子はどうだい、アン?」
 

Anne smiled wanly. “Pretty well.

⇒アンは、弱々しく微笑んだ。「そんなに悪くはないわ。
 

I imagine a good deal, and that helps to pass the time. Of course, it’s rather lonesome. But then, I may as well get used to that.”

⇒私は、たくさん想像するけれども、それも、時間をやり過ごすにはいいわ。もちろん、ちょっとさびしいけれども。でも、そのうち慣れると思うの」
 

Anne smiled again, bravely facing the long years of solitary imprisonment before her.

⇒アンは、もう一度ほほえんだ。まるで、これから長い間、一人でこの部屋に閉じこもっていなくてはならないということに、勇敢に向き合っているかのようだった。
 

Matthew recollected that he must say what he had come to say without loss of time, lest Marilla return prematurely.

⇒マシューは、マリラが帰ってこないうちに、言いに来たことを言っておかなければならないことを思い出した。
 

“Well now, Anne, don’t you think you’d better do it and have it over with?” he whispered.

⇒「そうさのう、アン、思い切ってやって、済ませた方がいいと思わないか?」マシューはささやいた。
 

“It’ll have to be done sooner or later, you know, for Marilla’s a dreadful determined woman–dreadful determined, Anne. Do it right off, I say, and have it over.”

⇒遅かれ早かれ、やらなくてはならないんだから。マリラは、恐ろしく頑固なんだよ、恐ろしく頑固なんだよ、アン。さっさとやって、済ませてしまおうよ」

(つづく)

企画:プレタポルテby夜間飛行

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脳科学者・茂木健一郎茂木健一郎
脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『「赤毛のアン」で英語づけ』など著書多数。