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2015年06月25日

『前園真聖』に学ぶ、しくじりから“愛されキャラ”に変身する方法

(イラスト:マミヤ狂四郎)

(イラスト:マミヤ狂四郎)


バイト先でミスしたり、学校の人間関係で失敗したりして落ち込むことってありますよね。そんな時、どうすれば名誉挽回できるか。

カリスマサッカー選手から解説者に、そして“暴行事件”で一度、しくじっちゃったものの、バラエティで再ブレイクした前園真聖さんを例に分析してみました。

一度失敗しても愛されキャラになれる条件を、人気心理学者の内藤誼人さんが解説します。

その1:素直に自分の失敗を認める

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内藤先生「人間ですから失敗するのは仕方のないことです。失敗した時に素直に『ごめんなさい』『すみませんでした』が言えることが大切。そんな人が好印象を与えます。逆に嫌われてしまうのが『だって…』と見苦しい言い訳をする人ですね。

イスラエルにあるベンギュリオン大学の心理学者タマール・ウォルフィッシュは、仕事で相手に迷惑をかけた場合、きちんとお詫びする人のほうが、お詫びしない人よりも好かれるというデータを発表しています。前園さんも、自分の失敗をきちんと認めたことが好印象につながったのでしょう」

バイト先でミスをしたり、失敗したときは言い訳ではなくまずは素直にあやまること。その姿勢が愛される第一歩なんですね。

その2:失敗した当時の心境を話すなどオープンマインドになる

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内藤先生「自分に対して不利な状況でも包み隠さずに話すオープンさは、『率直さ』や『誠実さ』を高めます。企業で不祥事が起きた場合、お詫びをしつつも肝心の原因についてはきちんと説明しないと、何となく釈然としませんが、それは個人でも同じ。

お詫びするのであれば、前園さんのように、全部を語ってしまったほうが、相手からも許してもらいやすくなりますよ」

確かに、前園さんもしくじった当時の状況を素直に話したことで共感を呼びました。失敗を隠さず、オープンにすることで逆に信用度を高めることができるんですね。

その3:どんな質問にも真摯に、真面目に対応する

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内藤先生「質問に対して、のらりくらりと返事をかわそうとすると、『この人はウソをついてごまかそうとしているのでは?』と相手には感じられてしまいます。

コーネル大学の心理学者ロバート・クラウトによれば、ウソをつく人は、答えるまでに多くの時間を必要とするため(ウソを考える時間を必要とするため)、のらりくらりする傾向が強いといいます。多くの人は、そのことを経験的にわかっているので、すぐに返事をせず、まごまごしている人を見ると、『信用できない』と思うのではないでしょうか。

正直に答える人は、ウソを考える必要がないので、すぐに返答します。そして、すぐに返答したほうが、相手にも信用されやすく好意につながるのです

なるほど! ウソをつこうとすればするほどバレやすくなってしまうのですね。バイトでのミスをごまかしたりすると、余計に信用されなくなってしまう可能性大。前園さんのようにウソをつかず真面目な印象を持たれることが大切なんですね。

“愛されキャラ”になるための第一歩は?

――しくじりから愛される3条件に納得! でも、一度失敗をしてしまうと、自信をなくしてしまいがち。前園さんのように愛されるには、まず何をすればいいんでしょうか?

内藤先生「上の条件のほかにすぐできるのは、バイト先や学校などでいつでもニコニコしておくこと。失敗をからかわれても怒るのではなく自分から笑ってしまえばいいのです。からかわれてムッとした顔を見せると相手も気分が悪くなるもの。それよりも笑うことで周囲の人からどんどんいじられ愛されていきます。

失敗することは別にたいしたことではありません。失敗したほうがかえって「人間らしい」「親しみやすい」と思ってもらえることさえあるのです。これを心理学では”しくじり効果”といいます。何でも完璧な人間、完全無欠のエリートは、近寄りがたく、親しみにくいのに対して、”ドジキャラ”のほうが好かれることも珍しくありません。学校やバイト先での人気者はエリートよりちょっと抜けている人のほうが多くはないでしょうか。

ですから、失敗を過度に恐れるのではなく、「失敗したって、大丈夫!」という心を持ちましょう!」

取材・文:中屋麻依子 イラスト:マミヤ狂四郎

■Profile
心理学者 内藤誼人さん
アンギルド代表取締役社長。立正大学客員教授。心理学をベースとした著書執筆、ビジネスコンサルティングなど幅広く活動。出版した著書は200冊を超える。最新著に『アドラー心理の言葉』(ぱる出版)がある。