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2014年12月30日

『赤毛のアン』で英語づけ〜〝発想の転換〟が運命を変える~その②│茂木健一郎

★日本語で、だいたいの意味を見ていきましょう。

“Well, this is a pretty kettle of fish,” she said wrathfully.

⇒「さて、やっかいなことになったね」マリラはひどく怒って言った。
 

“This is what comes of sending word instead of going ourselves. Richard Spencer’s folks have twisted that message somehow.

⇒自分たちで行く代わりに、言づけをしたのが間違いのもとだった。リチャード・スペンサーのところの人たちは、言づけを違えて伝えてしまったのよ。
 

One of us will have to drive over and see Mrs. Spencer tomorrow, that’s certain. This girl will have to be sent back to the asylum.”

⇒私たちのどちらかが、明日、スペンサー夫人のところへ行かないと。それが確かな方法だよ。この女の子は、孤児院に送り返すしかない」
 

“Yes, I suppose so,” said Matthew reluctantly.

⇒「まあ、そう考えるしかないだろうな」
 

“You SUPPOSE so! Don’t you know it?”

⇒「そう考えるしかないだろうな、ですって。そうしなくてはならない、とわからないの?」
 

“Well now, she’s a real nice little thing, Marilla. It’s kind of a pity to send her back    when she’s so set on staying here.”

⇒「そうだな、まあ、あの子は本当に素敵な、かわいい子だよ、マリラ。あの子がここにいたいと思っているのに、送り返すのはかわいそうな気がするんだ」
 

“Matthew Cuthbert, you don’t mean to say you think we ought to keep her!”

⇒「マシュー・カスバート、まさかあの子をここに置くべきだと言うんじゃないでしょうね」
 

Marilla’s astonishment could not have been greater if Matthew had expressed a predilection for standing on his head.

⇒もしマシューが、どうしても逆立ちがしたいと言い出したとしても、マリラはこれほど驚かなかっただろう。
 

“Well, now, no, I suppose not-not exactly,” stammered Matthew, uncomfortably driven into a corner for his precise meaning. “I suppose-we could hardly be expected to keep her.”

⇒「そうだな、いや、そういうわけでもないんだが――正確には」 真意を問い詰められ、居心地悪そうに口ごもりながら、マシューは言った。「あの子をここへ置いておくのは難しいだろうな」
 

“I should say not. What good would she be to us?”

⇒「無理ですね。あの子が私たちのために、何の役に立つの?」
 

“We might be some good to her,” said Matthew suddenly and unexpectedly.

⇒「私たちが、あの子の役に立つかもしれないじゃないか」マシューは、突然、まったく予期せぬことを言った。
 

“Matthew Cuthbert, I believe that child has bewitched you! I can see as plain as plain that you want to keep her.”

⇒「マシュー・カスバート、あの子供はあなたに魔法をかけたに違いない。あなたが、あの子をここに置いておきたいと思ってるのが、はっきりわかるわ」

(つづく)

企画:プレタポルテby夜間飛行

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脳科学者・茂木健一郎茂木健一郎
脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『「赤毛のアン」で英語づけ』など著書多数。