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2015年01月16日

『赤毛のアン』で英語づけ〜硬く〝決心〟すれば苦境も楽しめる│~その②│茂木健一郎

★日本語で、だいたいの意味を見ていきましょう。

“Do you know,” said Anne confidentially, “I’ve made up my mind to enjoy this drive.

⇒「知ってる?」と、アンは秘密を打ち明けるように言った。「私、このドライヴを楽し もうと決意したの。
 

It’s been my experience that you can nearly always enjoy things if you make up your mind firmly that you will. Of course, you must make it up FIRMLY.

⇒私の経験では、もし、硬く決心すれば、どんなことでも大抵楽しめる。もちろん、<本当に硬く>決意しなければならないのだけれども。
 

I am not going to think about going back to the asylum while we’re having our drive. I’m just going to think about the drive.

⇒このドライヴの間、孤児院に戻らなければならないということは考えないことにしました。ただ、ドライヴのことだけ、考えることにします。
 

Oh, look, there’s one little early wild rose out! Isn’t it lovely? Don’t you think it must be glad to be a rose?

⇒見て、あそこに小さな早咲きのバラが咲いてる! なんてかわいらしい。バラに生まれるって、喜ばしいことだと思いません? 
 

Wouldn’t it be nice if roses could talk? I’m sure they could tell us such lovely things.

⇒バラが話せたら、きっと素敵じゃないかしら。絶対に、すごく愛らしい話をしてくれると思う。
 

And isn’t pink the most bewitching color in the world? I love it, but I can’t wear it. Redheaded people can’t wear pink, not even in imagination.

⇒それに、ピンクって、この世で一番魅力的な色じゃない? 私は大好き。自分では着られないけど。赤毛の人たちって、想像の中ですら、ピンクを着ることはできないの。
 

Did you ever know of anybody whose hair was red when she was young, but got to be another color when she grew up?”

⇒若い時には赤毛だったけれども、成長して他の髪の毛の色になった人を知っている?」
 

“No, I don’t know as I ever did,” said Marilla mercilessly, “and I shouldn’t think it likely to happen in your case either.”

⇒マリラは、「そんな人知らないし、あなたもそうなるとは思わないね」と素っ気なく答えた。
 

Anne sighed. “Well, that is another hope gone. ‘My life is a perfect graveyard of buried hopes.’ That’s a sentence I read in a book once, and I say it over to comfort myself whenever I’m disappointed in anything.”

⇒アンはため息をついた。「ああ、希望がまた一つ消えてしまった。『私の人生は、埋もれ希望の墓場なの』。以前に本で読んだ表現なのだけれども、何かに失望すると、いつも自分にそう言い聞かせて慰めるのよ」
 

“I don’t see where the comforting comes in myself,” said Marilla.

⇒「それがどうして慰めになるのか、理解できないね」とマリラは言った。
 

“Why, because it sounds so nice and romantic, just as if I were a heroine in a book, you know.

⇒「すごく素敵で、ロマンティックに聞こえるから。まるで、自分が本の主人公になったみたいに。
 

I am so fond of romantic things, and a graveyard full of buried hopes is about as romantic a thing as one can imagine isn’t it? I’m rather glad I have one.”

⇒私は、ロマンティックなことが大好きだし、埋もれ希望の墓場って、想像できる限り最高にロマンティックだと思う。そういう墓場をもてて、うれしいぐらい」

(つづく)

企画:プレタポルテby夜間飛行

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『赤毛のアン』で英語づけ〜硬く〝決心〟すれば苦境も楽しめる~その①│茂木健一郎

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脳科学者・茂木健一郎茂木健一郎
脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『「赤毛のアン」で英語づけ』など著書多数。