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2015年01月16日

『赤毛のアン』で英語づけ〜硬く〝決心〟すれば苦境も楽しめる│~その③│茂木健一郎

★いかがでしょう? 

本当は気の重いドライヴを、先のことではなく、そのドライヴについてだけ考えることで、楽しみに変えようとするアン。ここには、現代の私たちにとっても参考になる人生の哲学がありますね!

大切なのは、英語の表現に込められている、「生のエネルギー」のようなものを受け止めることです。表現には、その言語圏に蓄積されてきた経験、叡智がある。日本語訳で読んでもいいのですが、英語で生の勢いに接した方が、心に残ります。

「若い時には赤毛だったけれども、成長して他の髪の毛の色になった人を知っている?」と聞くアンに、「そんな人知らないし、あなたもそうなるとは思わない」と素っ気なく答えるマリラ。それに対して、アンが言う言葉が面白いですね。「埋もれ希望の墓場」(a graveyard full of buried hopes)という表現が印象的です。

英語の表現を知ることは、そこに込められた英語圏の文化的蓄積の生の勢いを、自分のものにすることでもあります。

この名文!

‘My life is a perfect graveyard of buried hopes.’ That’s a sentence I read in a book once, and I say it over to comfort myself whenever I’m disappointed in anything.”

以前に本で読んだ表現なのだけれども、何かに失望すると、いつも自分にそう言い聞かせて慰めるのよ。

  
企画:プレタポルテby夜間飛行

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『赤毛のアン』で英語づけ〜硬く〝決心〟すれば苦境も楽しめる~その②│茂木健一郎
『赤毛のアン』で英語づけ〜硬く〝決心〟すれば苦境も楽しめる~その①│茂木健一郎

『「赤毛のアン」で英語づけ』茂木健一郎 著赤毛のアンで英語づけ
高校一年のときに「赤毛のアン」を原書で読むことによって英語力が飛躍的に高まったという茂木さん。「とにかく最初から最後まで読み通す」ことで、自信をつけて「英語脳」を身につけることが英語力向上の秘訣。本書を一冊読めば英語力も自然とアップし、「赤毛のアン」という物語が持つ魅力にも触れることができます。 名文で「英語脳」を強化する! !
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脳科学者・茂木健一郎茂木健一郎
脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『「赤毛のアン」で英語づけ』など著書多数。