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2015年01月30日

『赤毛のアン』で英語づけ〜英語を学ぶ最大の喜びとは?│~その②│茂木健一郎

★日本語で、だいたいの意味を見ていきましょう。

Marilla looked at Anne and softened at sight of the child’s pale face with its look of mute misery-

⇒マリラはアンを見て、言葉にならない情けなさの表れた青白い顔に、心が動かされるのを感じた――
 

the misery of a helpless little creature who finds itself once more caught in the trap from which it had escaped.

⇒アンは、一度は逃れたと思ったわなに、またもやはまってしまった救いようのない小さな生きものの情けなさに包まれていたのだ。
 

Marilla felt an uncomfortable conviction that, if she denied the appeal of that look, it would haunt her to her dying day.

⇒「もし、アンの表情が訴えかけているものを拒否したら、死ぬ時まで、その記憶にさいなまれるだろう」 マリラは、そのような居心地の悪い確信を持った。
 

More-over, she did not fancy Mrs. Blewett. To hand a sensitive, “highstrung” child over to such a woman! No, she could not take the responsibility of doing that!

⇒その上、マリラはブリュエット夫人が好きではなかった。繊細で「過敏な」子供を、こんな女には渡せない! そんな重荷を背負うことはできなかった!
 

“Well, I don’t know,” she said slowly.

⇒「そうだね、わからないわ」彼女はゆっくりと言った。
 

“I didn’t say that Matthew and I had absolutely decided that we wouldn’t keep her.

⇒「マシューと私は、まだこの子を置いとかないと決めたわけではないんですよ。
 

In fact I may say that Matthew is disposed to keep her. I just came over to find out how the mistake had occurred.

⇒実際、マシューは、この子を置いておく気になっているようだし。ただ、この間違いがどうして起きたか、知るために来ただけなんですから。
 


I think I’d better take her home again and talk it over with Matthew. I feel that I oughtn’t to decide on anything without consulting him.

⇒いったん、この子を連れ帰って、マシューと話しますよ。相談もせずに、何かを決めてしまうのはやめたほうがいい気がするんです。
 

If we make up our mind not to keep her we’ll bring or send her over to you tomorrow night.

⇒もしこの子を置かないと決めたら、明日の夜、お宅までこの子を連れていくか、届けるかしますよ。
 

If we don’t you may know that she is going to stay with us. Will that suit you, Mrs. Blewett?”

⇒そうでなければ、この子は私たちと一緒に住むことになったと思ってもらえますか。それでいいかしら、ブリュエットさん」
 

“I suppose it’ll have to,” said Mrs. Blewett ungraciously.

「そうするしかなさそうね」ブリュエット夫人は無愛想に言った。
 

During Marilla’s speech a sunrise had been dawning on Anne’s face.

⇒マリラがしゃべっている間に、アンの顔には、まるで朝日が登ってきたようだった。
 

First the look of despair faded out; then came a faint flush of hope; her eyes grew deep and bright as morning stars. The child was quite transfigured

⇒まずは、絶望の表情が消えた。それから、かすかな希望の光が生まれた。朝の星のように、目が輝き始めた。少女は、全く別の人物に変貌したかのようだった。
 

and, a moment later, when Mrs. Spencer and Mrs. Blewett went out in quest of a recipe the latter had come to borrow she sprang up and flew across the room to Marilla.

⇒そして、すぐ後で、ブリュエット夫人がレシピを借りにスペンンサー夫人と部屋から出て行ってしまうと、アンは跳ねるように立ち、マリラに向かって飛んで来た。
 

“Oh, Miss Cuthbert, did you really say that perhaps you would let me stay at Green Gables?” she said, in a breathless whisper, as if speaking aloud might shatter the glorious possibility. ”

⇒「ああ、カスバートの奥さん、私をグリーン・ゲイブルズに置いておくかもしれないと言って下さったの?」と、息をひそめてアンはささやいた。まるで、大きな声で話すと、その素晴らしい可能性が失われるとでも思っているようだった。
 

“Did you really say it? Or did I only imagine that you did?”

⇒「本当に言って下さったの? それとも、ただ私がそう想像しただけなのかしら」
(つづく)

企画:プレタポルテby夜間飛行

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『赤毛のアン』で英語づけ〜英語を学ぶ最大の喜びとは?~その③│茂木健一郎
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『赤毛のアン』で英語づけ〜英語を学ぶ最大の喜びとは?~その①│茂木健一郎

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脳科学者・茂木健一郎茂木健一郎
脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『「赤毛のアン」で英語づけ』など著書多数。