募集情報
総務全体と法務を管轄。契約管理、労務管理等の企業を守る役割です
アピールポイント: 製造業・人材業界での経験を活かせるポジションです。 また、各種手続き(行政対応)や社内制度の構築において、社内でリーダーシップを発揮頂き経営に近い立ち位置で取り組めるかたを歓迎いたします。 【こんな人の働く職場:総務K課長】 学生時代は法律関係の学課でしたが、実務では最初に入社した会社では一般的な総務につきました。 元々、法令に関わる仕事に興味を持っていた事から、20代のうちに前面に立って実務を行いたいと考えて転職を考えました。しかし、他企業で募集されていた法務関連の職種は、ほとんどが事務的な手続き業務を担当するポジションばかりでした。新卒で入った企業も実際にそのような業務を担当することになり、法務の仕事をしながらも、どこか物足りなさを感じていました。そんな中で、現在の職場に入社し、前任者とともに行政機関を訪問した際の出来事が、私の法務に対する考え方を大きく変えるきっかけとなりました。 その日、行政の窓口でお年寄りの方が、どこに行けば良いか迷っている様子を見かけました。私がその様子を見守っていると、上司が自然に声をかけて、その方が行きたい窓口へ案内をしていたのです。最初はその行動の意味を理解できませんでしたが、後で上司が私に言った言葉が印象に残っています。「仕事と一緒だから」と一言。その時、私はその言葉の意味をすぐには理解できませんでしたが、時間が経つにつれてその重要性に気づくことができました。上司は続けて、「簡単なことでも、知らなくて困っている人がいるからね。法令が変わったとき、もしその変更を知らなければ、対応することができない。そして、そのまま放置しておくわけにはいかない。知らないことで困っている人がいるなら、解決する手助けをするのが私たちの仕事だと思うよ」と話してくれました。 この言葉が深く心に響きました。法令が変わったり、改正があった場合、それにどう対応するかというのは確かに私たちの業務の重要な部分ですが、それだけでは不十分だということに気づきました。実際に、法律や規制が変わっても、それに対応できる人は限られています。だからこそ、必要なときに適切に対応できるよう、前もって準備しておくことが大切なのです。法令改正や新たな規制が導入されるたびに、その影響を事前に把握し、社内の体制を整えることが私たちの仕事であり、より良いサービスを提供するためには、その準備が欠かせないと痛感しました。 また、当時、私は社内でそのような計画を立てて実行している姿を見て、この仕事がまさに自分がやりたかったことだと強く感じました。確かに、どんな業務でも基礎となるのは、事務手続きやルーチンワークであることは否定できません。しかし、そこに込められた意味を理解し、必要としている人がいることを意識して行動することが、最終的には大きな成果に繋がるのだと気づいたのです。自分が担当している業務が、単なる「手続き」にとどまらず、その先にいる人々の役に立っているという実感を得ることができる、それが法務業務の醍醐味だと思えるようになりました。 この経験を通じて、私は自分のキャリアにおいて、ただ与えられた業務をこなすだけではなく、そこに意味を見出し、常に周囲のニーズを意識して行動する重要性を学びました。今後も、法務業務に携わる中で、常にその先にいる人々のことを考え、法律の改正や新たな規制に対応し、会社全体に貢献できるような人材でありたいと思っています。