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2019年07月16日

伊藤萌々香(フェアリーズ)インタビュー『やるからには全力で向き合うことで、不安が“楽しい”に変化していく』

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト

“海外で勝負していける世界に通用する実力派グループ”として2011年に結成されたフェアリーズ。歌・ダンス共に高いスキルを発揮するグループの中心メンバー・伊藤萌々香さんにインタビュー。目の前にあることに真摯に向き合ってきた仕事観についてや、1年半ぶりとなる新曲について伺いました。

 

様々なテイストを凝縮した、1年半ぶりの新曲リリース!

——新曲「Metropolis〜メトロポリス〜」は、耳馴染みのよい楽曲ですね。

ユーロテイストで覚えやすい曲になっていると思います。歌詞は、東京の華やかさを感じるワードも多いんですけど、共に夢を追いかけて上京してきた仲間やライバルとの別れ、そのなかで自分自身は夢とどう向き合うのかが描かれています。この主人公は、夢を追い続けることを選びますが、各地から上京してきたフェアリーズのメンバーとも通じるところがあるなと感じています。

——“チャールストン”というワードも印象的でした。

私たちも、チャールストン(アメリカ・チャールストン市で流行ったダンスのステップ)というワードは気になりました(笑)。そのステップも、曲中のダンスに組み込んでいるので、ぜひライブでは一緒に踊ってもらえると嬉しいです。

——レコーディングはスムーズでしたか?

サビが高くて必死でしたね(笑)。今はパフォーマンスありで歌えますが、最初の頃は何度も繰り返すと声がもたないと思ったので、1回に集中して歌いました。

——すごく張りのある歌声だなと感じました。カップリングの「Change My Life」についても聞かせてください。

背中を押してくれる曲になっています。歌詞には、“卒業”という言葉があるんですけど、何からの卒業かによって、受け取り方も色々と変化していくと思います。最近、握手会で「私Change My Lifeします!」って結婚の報告をしてくれた方もいて、それぞれの受け止め方で、自分自身と重なる部分を見つけてもらえたら嬉しいですし、新しいスタートの後押しになればと思います。

——「Tell Me How You Feel」は、セクシーな曲ですね。

カッコよさとセクシーさがあって、すごく好きな曲です。でも、歌詞はキュートな恋心が描かれていて、そのギャップも魅力です!

——ダンスがどうなるのかも楽しみです。

フェアリーズとしては1年半ぶりのリリースになるので、今回は3曲ともMVを撮影しています。「Tell Me How You Feel」だけでも、彼氏目線っぽい自然体のものがあったり、セクシーなダンスがあったりと、いろいろな要素を詰め込んでいるので、映像としても楽しんでもらえると思います。

 

事務所の先輩たちの姿をみて自分もそうなりたいと思った

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト ——では、ここからは仕事観について伺いたいのですが、この仕事を目指したキッカケから教えてください。

昔からダンスが好きで、チームに参加してコンテストに出た時に、今の事務所の方に声をかけていただきました。歌うことに関しては経験がなかったのですが、事務所の先輩たちが歌って踊れる方たちばかりだったので、そこで自分もそうなりたいと憧れを持つようになりました。

でも、実はカラオケに行ってもほとんど歌わないくらい歌には苦手意識があったんです。なので、まずは歌を繰り返し練習するところから始めました。

 

レコーディングした自分の声を何度も聴き込むことで、歌への苦手意識を克服!

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト ——歌への意識が変わるターニングポイントはありましたか?

最初のシングル「More Kiss」(2011年リリース)で、デビュー曲にも関わらずメインで歌うという大役をいただいたんです。しかも“ダンスボーカルユニット”という、歌えることが大前提という状況でデビューしたので、当時はひたすら歌い込んだのを覚えています。

レコーディングも何回繰り返したか分からないくらい挑戦させていただいたんですけど、あの時にちゃんと歌に向き合えたことで今があると思っています。

——しかも、すごくセクシーな楽曲ですよね?

そうですね(笑)。当時は中学生だったので、すごく背伸びしていたと思います。でも、今は曲によって歌い方を自分なりに変えていたりしますね。以前リリースした曲でも、ちょっと低めに歌ってみようかなとか。今の自分の声にあった歌い方をするように意識することで、さらに歌にも自分らしさを見つけられるようになってきました。

——歌を始めた頃にしていた特別な練習方法があれば教えて下さい。

最初は、自分がどんな声なのかも分かっていなかったのでレコーディングした歌を聴くことから始めました。ダンスはその場で鏡を見ながら練習できるんですけど、歌だと自分では分からないので、その日にレコーディングした音源をもらって帰ってずっと聴いていました。

——レコーディングに関して、当時からのこだわりはありますか?

いつもビートを感じるようにアドバイスされていたので、今でもレコーディングでは靴を脱いで裸足で歌っています。もうクセになっている部分もあるんですけど、素足で立つことでリズムを体全体で意識するようにしています。

 

落ち込んだ時は、メンバーの存在が支えになる

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト ——憧れだったものが、仕事になったと感じることはありますか?

特定な何かというよりは、フェアリーズとしての生活が日常になっていくなかで、ふとした瞬間に感じることが多くなりました。仕事としての責任も増えましたが、小・中学生の頃から続けてきたダンスがお仕事になったことには、今でもすごく感謝しています。

——うまくいかない時はどうやって乗り越えていますか?

基本的に辛いことがあっても、その日に思い切り落ち込んで、寝たら“前を向いていこう!”って次に進めるタイプですね(笑)。どうしようもない時は一人で大泣きします。そしたら、もう前に進むしかないので!

あとは、メンバーの存在も心強いです。デビュー当時からグループとして活動しているので、不安な時も、メンバーとふざけあったり話しているだけで気持ちが晴れるので、知らないうちにメンタル的に助けられているんだと思います。

——きっと、メンバーへの信頼があってこそですね。

そうですね。結成当時から、学校や寮も一緒だったので、たくさん話もするし、家族以上に時間を共にしてきたことも大きいと思います。

活動を続けていれば、急に誰かが体調不良になったりケガをすることもあるんですけど、ステージに立ってパフォーマンスにする時も、お互いを自然と助け合うし、頼っちゃっている部分もありますね。信頼できる仲間が近くにいるのは心強いです。

——スタッフさんや仕事仲間とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

スタッフさんとも本当に他愛のない話をよくしています。普段は人見知りな面もあるんですけど、現場では自然とスイッチが入るのかもしれないです。みんなの力や存在があってお仕事は進んでいくものだと思うので。

 

考えすぎて不安になるよりは、やってみることを大切にしてる

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト ——すごく前向きな伊藤さんですが、初めてのことに挑戦するのは好きですか?

最近はドラマなど演技の仕事もしていますが、とても楽しかったので挑戦することは好きです。ただ最初は、やっぱり不安もありました。

今まで自分たちは音楽活動をメインにやってきたので、“演技をメインに仕事をしている方たちの中に自分が踏み込んでいいのかな?”と思ってしまったんです。でも、演技の現場を楽しめたことで、むしろ今は“もっと挑戦していこう”という意識が生まれています。

——その最初の不安はどう解消したんでしょうか?

“やるからには全力で!”と切り替えて、目の前にあることに集中しました。歌もですけど、取り組んでみたら“楽しい!”ってなるので、やってみることは大事だなと思いますね。

 

今でもライヴ前に言い聞かせている先輩からのアドバイス

伊藤萌々香 フェアリーズ タウンワークマガジン バイト ——今まで受けたアドバイスなど、印象に残っていることはありますか?

デビューの時から、DA PUMPのKENZOさんに振付をしていただいているんですが、「舞台の上ではスーパースター」という言葉が印象的で、今でもライヴの前に緊張した時は、メンバーと「うちらなら出来る!」って言い合っています。

――お話を伺っていると“上手に楽しむ方法”を知っている方だなと。

ありがとうございます(笑)。何かが出来た時の達成感が好きなんだと思います。自分に言い聞かせることで頑張れたりもするので、この記事を読んでくれているみなさんにも、苦手なことがあっても“楽しい”に辿り着くような見方を見つけてもらえたらと思います!

■Profile
伊藤萌々香(フェアリーズ)

「海外で勝負していける世界に通用する実力派グループ」をコンセプトに2011年9月「More Kiss / Song for you」でデビュー。 同年第53回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。これまで17枚のシングル、2枚のアルバム、4枚のDVD作品を発表している。 そのボーカル、ダンススキルはデビュー時より一目置かれ、憧れの対象として同世代、女性のファンが多いことでも知られる。

伊藤萌々香 個人としても、舞台・バラエティ・TVと、活動の幅を広げている。2018/4 新海誠原作舞台「雲のむこう、約束の場所」ヒロイン役として出演。

◆フェアリーズ OFFICIAL SITE:https://fairies-web.jp/
◆伊藤萌々香 Official Twitter:@momoka_fairies

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:井野友樹 取材・文:原 千夏

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