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2024年04月26日

見栄っ張りでいつも自分を良く見せたい【ワタシのトリセツ】(企画:トキオ・ナレッジ 漫画:カマタミワ)

ベストセラーを多数生み出すクリエイティブユニット・トキオ・ナレッジと、大人気漫画家カマタミワさんによる新シリーズ。

喫茶店で働く一見普通のパート主婦・照代は、人間観察や悩みを解決することが大の得意。毎回、性格に何らかの悩みを抱えているお客さんに、問題を解決する方法をこっそり伝授します。

●今回の登場人物


和佳照代(わか・てるよ)

43歳。喫茶「T&Nコーヒー」の店員。多種多様な人が訪れる喫茶店で働いているうちに、人間観察や悩みを聞くことが得意になった主婦。悩みを抱えている人や、自らの短所に気づいていない人を放っておけず、ついついアドバイスをしてしまうのが悩みの種。

見栄っ張り 見栄張り ワタシのトリセツ コラム トキオ・ナレッジ カマタミワ タウンワークマガジン townwork
張杉 美枝(はりすぎ みえ)20代前半

友人(女性) 20代前半

今回のテーマ:見栄っ張り

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【見栄っ張りの特徴】

 
(1)ブランド好き

(2)いつも金欠

(3)「できない」が言えない

【解説】

プライドの高さが災いして、自分で自分を追い詰めてしまう

今回のテーマは「見栄っ張り」な人。
若手芸人さんが高いマンションに住むなどして自分を追い込み、売れて夢を実現させた、というエピソードを聞いたことはありませんか? このように、見栄を張ることがモチベーションにつながる人は、どんどん見栄を張っていくことをお勧めします。
ですが、見栄っ張りの末路は、往々にして自分で自分を追い詰めすぎてパンクしてしまうのがデフォルト。周りに奢りまくってしまったり、よさのわからないブランド物をローンで買ってしまったり、「できない」「知らない」を素直に言えないうちにやがてボロが出て周りから人がいなくなってしまったりetc.――見栄の張りどころを間違えてしまうと悲惨な結果になってしまいがちです。
そうならないためにも、まずは自分が危険な見栄っ張りなのかどうか、その特徴を確認していきましょう。

1つ目は「ブランド好き」。
本当に自分が欲しいと思ったものがたまたまハイブランドだったとか、そのブランドを所有することで自己肯定感が上がる! といった場合は問題ありません。けれど、「デザインの良し悪しはわからないけど、周りが持っているから」「これ持ってたら自慢できるしモテるから」といった理由でブランド物を買ってしまっているなら要注意。特に借金してまで買っているようなら、かなりの危険水準です。
そもそも好きでもないしデザイン性もわかっていないということは、合わせ方もわかっていないはず。かなりの高確率で、周囲からは「ただの見栄っ張りのダサい人」認定されていることでしょう。

2つ目は「いつも金欠」。
身の丈にあっていない見栄っ張りは金欠の元です。SNSで「いいね」をもらいたいがためだけにブランド品を購入したり、その場でヨイショされたいがために奢ったり、周りに「お金がない人」だと思われたくないがために海外旅行をしたりなど、刹那の満足感を得るためだけに本来は使う必要ないお金を使ってしまう傾向があるなら要注意と言えるでしょう。

そして3つ目、「『できない』が言えない」も見栄っ張りあるある。
これはプライドが高すぎるのと、「できない」=「バカにされる」という自意識過剰のコンボが原因です。「できないと言えない」だけでなく、話を盛ってしまったり、嘘をついてしまうこともあるはずです。後になって、「見栄だった/嘘だった」とバレたら過去・未来・現在すべての言動が「見栄っ張り」変換されて受け取られてしまいます。
一時のプライドを守るための見栄は、あまりにリスクが高いことを理解しておきましょう。

実際のところ、「見栄を張る」という行為は、自分では「良く見せるため」のつもりでも、結局は自分にとってマイナスでしかありません。見えを張ることは、ありのままの自分を否定していることに他ならないからです。自分の価値を信じているのであれば、見栄を張る必要はありません。
見栄っ張りを根本的に改善するためには「現状の自分を受け入れ、自信を持つこと」が一番です。とはいえ、一朝一夕にできることではありません。というわけで、今回は明日から実践できる対処法を考えてみましょう。

 
【対処法】
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自分は一旦置いて、相手の気持ちを第一優先にしてみよう

見栄を張ってしまう時は、必ず“見栄を張る相手”がいるものです。
カッコいいと思われたい、バカにされたくない、マウントを取られたくないetc.――そんな思いから見栄っ張りが発動しているはずです。どれも「自分のWANT」で、相手の気持ちは1ミリも考えられていません。

ここで、相手の気持ちに目を向けてみてください。
例えば相手を羨ましく思ってしまった場合、反射的に自分のプライドを優先すると見栄を張ってしまいますが、とりあえず自分は置いておいて、相手のことだけを考えてみるのです。羨ましく思えるくらいですから、シンプルにリスペクトできるでしょうし、なんなら自然に褒め言葉が出てくるはずです。

「これできる?」と聞かれた際も、相手のことを考えたら「正直に言うこと」がベストだと素直に思えることでしょう。「相手に良く思われたい」と思って張る見栄にはさまざまなリスクがありますが、こちらはノーリスクで相手に好印象を与えることができます。

見栄で奢ってしまう場合も同様です。
「この人、ムリしている…」という瞬間が垣間見えた途端、相手は申し訳ない気持ちでいっぱいなはず。しかも大抵の場合、無理してる感は一瞬どころか折につけ相手に見えてしまっているものです。だったら割り勘にして、お互い気兼ねなく食事を楽しんだほうが何倍も有意義でしょう。

見栄を張りそうになったら、自分のことは一旦置いておいて、相手のことを考える――これを積み重ねれば、見栄を張らずとも、周りは自然にあなたへのリスペクトを言葉や行動で示してくれるはず。そうすれば無理してブランド品で着飾る必要もなくなることでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

 

▼過去のシリーズはこちら▼

「メンドウな女のトリセツ」第2回

●漫画:カマタミワ

東京都在住。一人暮らし歴20年のイラストレーター・漫画家。ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』が人気。livedoor blog公式ブロガー

HP:http://kamatamiwa.com
X(旧Twitter):@kamatamiwa

●最新著書
カマタミワ
『気づいたら独身のプロでした』

KADOKAWA 刊
1,210円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4046810742

●構成・文:トキオ・ナレッジ

弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。

●最新著書
トキオナレッジ おとな キレイ 養成講座 タウンワークマガジン
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」

ジービー 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/

●著書
メンドウな女のトリセツ タウンワーク
「めんどうな女のトリセツ」

宝島社 刊
1,296円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4800239648

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