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2021年08月06日

水族館でバイトしたい! 仕事内容、やりがい、大変なこと、採用につながる自己PRなどを聞いてみました

水族館 バイト タウンワークマガジン townwork海の生き物好きには憧れの水族館バイトですが、実は学生でもアルバイト可能な職種があるんです。今回はサンシャイン水族館で働く学生バイト2人に具体的な仕事内容、やりがい、大変なことなどリアルな水族館バイトのお話と、採用担当の方に採用につながる自己PRのポイントなどを聞いてみました。

【お話をうかがった方】
小林さん(21歳)スマイルスタッフ(ご案内スタッフ)/バイト歴1年半
高橋さん(20歳)ショップスタッフ(販売スタッフ)/バイト歴1年
曽我さん 採用担当

学生ができる水族館バイトはご案内や販売業務がメイン

水族館 バイト タウンワークマガジン townwork

スマイルスタッフの小林さん

――制服からエンターテイメント感が溢れて楽しそうですが、お2人はもともと水族館が好きでアルバイトを始めたのですか?

小林さん「僕は、実は水族館自体には興味がなかったんです。今、大学生なのですが、学生がやっていないようなバイトをしてみたくて、周りで水族館バイトをしている人がいなかったので、好奇心から応募しました。それ以外には接客スキルを磨きたかったことも理由のひとつです。以前、ファストフードのキッチンスタッフをしていたのですが、なかなかお客様と接することもなく、言葉遣いや対応など、もっと接客を学びたいと思っていたんです」

高橋さん「私は小林さんとは逆で、水族館が大好きで働きたかったタイプです。中学生の頃からサンシャイン水族館の年間パスポートを毎年購入していて。高校時代がバイト禁止だったので、大学生になって初バイトは絶対に水族館で働きたいと思っていました」

――おぉ~、真逆な理由がおもしろいですね! 今の仕事内容は具体的にどのようなものですか? 特に小林さんの“スマイルスタッフ”が気になります。

小林さん「スマイルスタッフの仕事は主にお客様へのご案内です。エントランスでチケットの購入方法や年間パスポート購入のご案内、そのほか、お客様からのご質問やお困りごとに笑顔で対応する仕事です。館内施設の説明から迷子のご対応、生き物に関する簡単な質問などにも答えます」

――それは接客スキルが磨かれそうですね! 高橋さんはショップでの販売業務でしょうか?

高橋さん「水族館内にあるショップでのご案内、レジ、商品陳列、在庫管理などが業務です。ただ、当店では通常の販売スタッフよりも、もう一歩踏み込んだご案内をしています。例えば、今売れ筋のアイテムをアナウンスしたり、詰め放題ができる売り場ではお客様をアシストしたり。お客様が水族館での思い出も一緒に持って帰っていただけるような接客を心掛けています」

お客様の笑顔をひとつでも増やせることがやりがい

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ショップスタッフの高橋さん

――2人ともお客様のことを考えた一歩先回りの案内と販売を心掛けている感じですね。水族館バイトでのやりがいはどんなところに感じますか?

小林さん「お客様の笑顔ですね。水族館は楽しみにくる場所ですから、お客様がより笑顔になれるような接客ができたときはやりがいを感じます。以前、マンボウが体調を崩し、お客様にご覧いただけなくなったことがありました。ちょうどそのとき、マンボウを目当てにきたお子様がいらっしゃったんです。ただ「ご覧いただけない」と伝えるとお子様も悲しむだろうと思い、“マンボウはすごく繊細な生き物で、私たちが風邪をひいたりするように、マンボウも体調を崩してしまう事もあるんだよ”と、生態や特性をプラスしながら説明すると“そうなんだ!”と笑顔で納得していただけたことがありました。自分の案内ひとつで笑顔を増やすことができる嬉しさを知った瞬間でした」

高橋さん「私も小林さんと同じになってしまうのですが、やっぱりお客様の笑顔が一番のやりがいです。自分が水族館を好きなこともあり、生き物を見た後にショップで買い物をするワクワク感が分かるので、そのワクワクが増えるようなお手伝いができればと思っています。ぬいぐるみを買われたお客様に、レジで『こちらの生き物、見ましたか?』とお声がけして、その生き物の話をしたり、積極的にコミュニケーションを取るなどしています。あとは、純粋に水族館が好きなので、その場所で働けていることがやりがいというのもあります」

水族館は、大好きな生き物に会えるだけでなく、生きた英語が学べるなど得るものが多い

水族館 バイト タウンワークマガジン townwork――好きな場所で働けるだけでやりがいになるのはありますよね。水族館バイトならではのメリットってありますか?

高橋さん「サンシャイン水族館では、様々な特別展を行うのですが、展示が変わる度にバイトスタッフもお客様に説明するための情報共有として見せてもらえるのは、とても楽しいですね。ショップでも、展示内容や場所を聞かれることも多いので、毎回きちんと把握するようにしています。あと、私はもともとマンボウが大好きなので、働きながら会えるのもメリットです」

小林さん「高橋さん、マンボウが好きなんですね! 僕も水族館に興味がないと言っていたわりには、実際、いろいろな生き物を見るようになって面白くなりました。また、場所柄、外国人のお客様も多くいらっしゃるので、積極的に話しかけて生きた英語を学べるのもエンターテイメント施設ならではだと思います」

土日は接客力を高めるチャンス! 常に広い視野と冷静さが求められる

水族館 バイト タウンワークマガジン townwork――これまで楽しいお話しか出ていないのですが、大変なことはないのでしょうか?

小林さん「土日は多くのお客様がいらっしゃるので私たちの声かけや導線づくりが重要です。いつも以上に広い視野でフロア全体を見ないといけないのでとにかく忙しいですし、スマイルスタッフは常にお客様から見られる立場なので、言葉遣いはもちろん、立っているときも姿勢や案内する際の手の動かし方なども、キレイに見えるよう気を配っています」

高橋さん「小林さんが言う通り、土日はやっぱり大変ですね。お客様対応もいつもよりあわただしくなりますし、丁寧な接客ができないこともあります。お客様が多くいらっしゃっても、いかに冷静に動けるかが課題だと思っています。ほかには、オススメの商品をアナウンスするときに、『お安くなっています』は『お求めやすくなっております』というように、いろいろな丁寧な言い回しがあるので、最初は覚えるのが大変でした」

――2人とも言葉遣いもしっかりしていますし、笑顔もすごく素敵ですよね。水族館バイトをするには、それぐらいの高いスキルがないといけないのでしょうか…。

小林さん「ちゃんと研修があります。サンシャイン水族館では一週間程度の研修があって、言葉遣いや立ち振る舞い、アルバイトスタッフとしての心得をしっかり学ぶので大丈夫です!」

――それは安心です。実際に働いてみて、水族館バイトに向いているのはどんな人だと思いますか?

高橋さん「接客が好きなことと、お子様が多いので子どもが好きな人も向いていると思います。あと、施設が大きく、情報共有も大切なので、チームワークや協調性も必要かなと思います」

生き物が好きなことより、接客が好きなことの方が重要

水族館 バイト タウンワークマガジン townwork――水族館バイトは人気なだけあって応募者も多いと聞きます。面接の際にどのような自己PRやどんなところを見ているのか採用担当の曽我さんにも伺いたいです。

採用担当 曽我さん「最初に見るのは明るく元気に、目を見て話しができるかどうかです。こちらの質問に対して、笑顔で受け答えができる方は好印象です。次に素直で誠実であること。例えば、シフトの確認で“ここは出てほしい”というこちらからの要望に対して、本当はできないのに“はい”と答えてしまうのはNG。“そこはテスト期間で出られませんが、その分、翌週から頑張ります”など正直に答えてくれる方のほうが誠実さを感じますね」

――採用されたいがために、その場でいい返事をしてもダメなのですね。自己PRでは高橋さんのように水族館が好きという気持ちをアピールしたほうが採用につながりやすいのでしょうか?

曽我さん「水族館のファンであって欲しいとも思いますが、弊社は、“ホスピタリティ”や“おもてなし”を大切にしています。水族館での学生バイトの方のお仕事は、あくまでもお客様へのご案内がメインなので、面接では、接客が好きであることやお客様をどんな風におもてなししたいかを明確に話していただけると、こちらも一緒に働くイメージが湧きやすいですね。また、受け答えや回答内容から、信頼できる人かどうかなども見ています。そういったご本人の人柄が伝わるような自己PRだと印象に残るかと思います」

まとめ

競争率が高く人気の水族館バイト。働く心構えとして大切なのは、お客様に楽しんでもらいたいという気持ちです。働いてみたい方はぜひ、参考にしてみてください。

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■取材協力
サンシャイン水族館

住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル屋上
営業時間:春夏9:30~21:00 秋冬 10:00~18:00(最終入場は終了1時間前)
休み:無休
HP:https://sunshinecity.jp/aquarium/

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取材・文 中屋麻依子/撮影 八木虎造

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