うどん・蕎麦屋バイト

うどん・蕎麦屋の仕事は、主に接客担当のホールスタッフと調理補助のキッチンスタッフに分かれます。ホールスタッフは主にお客様を席に案内し注文を取り、配膳やレジ打ち、後片付けなどの表に出る接客業務を行います。キッチンスタッフは、キッチンで盛り付けや食器洗いなどの調理補助業務がメインです。ただし、セルフ式の店舗の場合は、接客はレジ打ち、調理は麺をあたためてつゆをかけるなどとシンプルな業務が多く、接客スタッフ・調理スタッフの区別がないこともあります。お客様に素早くおいしいうどん・蕎麦を提供することを求められる仕事です。

この仕事では「年齢不問、未経験者歓迎」というところがほとんどで、特に必要な資格やスキルはありません。具体的な業務は、上司あるいは先輩スタッフに仕事をしながら教えてもらうことになります。ホールスタッフはあいさつやお客様の誘導、配膳、後片付けの基本的な接客動作に加えて、注文を取るときの機器の操作や会計時のレジの操作などを覚えなければなりません。基本的には笑顔と常識的な敬語ができれば大丈夫です。キッチンスタッフの場合は、料理の部分的な盛り付けや食器洗いから始めて、徐々にできる仕事の範囲を広げていくケースがほとんどです。

うどん・蕎麦屋での仕事は基本的にシフト制で働きます。求人情報には、例えば「1日3時間以上、週3日以上勤務できればOK」などと少ない勤務時間でも採用してくれます。忙しい時間帯はランチタイムと夕方から夜、そして土・日・祝日などです。よって、「ランチタイムに働く」「夕方から夜に働く」「土・日・祝日中心に働く」というように、時間帯や曜日などある程度自分の希望に沿った働き方ができます。また、この仕事のメリットの一つが、まかない（従業員用の食事）がつくケースがあることです。自分で食事を作らないですむため、食事つきのアルバイトの利点は大きいです。

この仕事は「年齢不問、未経験者でもOK、ダブルワークも可」というところがほとんどで、いろいろな年代の人たちが働いています。おおむね主婦はランチタイム中心、学生は夕方からであったり、ダブルワーク組は夜または土・日・祝日などであったり、曜日や勤務時間帯によってある程度近い立場の人が集まることが多いようです。なお、「アルバイトも含めて働くことは全く初めて」という高校生などは、まずキッチンスタッフの仕事をすすめられるケースも多いです。一方、「社会人経験あり・接客経験あり」という人はホールスタッフでもキッチンスタッフでも、空きがある希望の仕事を選ぶことができます。