募集情報
佐賀県は中途入庁の割合が全国1位!筆記試験なし!【UJIターン枠/佐賀県外の民間企業等の経験5年以上の方】
■アピールメッセージ ■佐賀県庁の職員のみなさんへインタビュー この求人では、大分県出身のNさん【UJIターン枠(令和5年度入庁)】 にお話をお聞きしました! ー 入庁の経緯を教えてください。 前職は妻の地元である宮崎の地方銀行で働いていました。 27歳の頃は銀行員としてのやりがいを感じる一方で、異動が多く時には単身赴任が必要となる環境だったため、 第一子が生まれたことをきっかけに、「このままでいいのか?」と自分の働き方を考えるようになりました。 ー 農業が身近だった。だからこそ選べた。 ちょうどそんな時、宮崎のある農家さんと出会い 日本の農業の現状や未来について話すうちに、強い危機感を持ちました。 今後も当たり前にある産業だとおもっていたが、かなり危機的状況である… 実は、親戚に農業に携わっている者も多くて、他人事とは思えませんでした。 自分のキャリアを活かして、経営の視点から農業を支えることができないかという使命感にかられました。 そんな時に、職務経験を活かして働ける、佐賀県庁のUJIターン枠を見つけたんです。 ー 佐賀への移住。いちばん大変だったことは? 家族の理解です。試験を受けることは伝えていましたが 職員採用試験の合格を知ったとき、嬉しい反面、「家族は納得してくれるかな」という不安もありました。 でも、家族で佐賀を何度も訪れる中で、その不安は自然と晴れていきました。 大きくてゆったりとした公園、どこへ行っても混みすぎていない観光地、気持ちの良い空気。 子どもが「佐賀が好き!」と言い始めてからは、妻も地域の雰囲気にどんどん惹かれていきました。 この前改めて、妻の両親(宮崎在住)に「なぜ佐賀に行くことを認めてくれたか?」と聞いてみたところ、「公務員だから安心できた」と。 家族にとっても納得できる転職の形だったのだと、いまは感じます。 ー Nさんのお仕事を紹介 「佐賀さいこうプロジェクト」の地区担当チーフとして、 JAやJA佐賀信連、金融公庫、専門家などで地域支援チームの中心的役割を担っています。 具体的には ・農家さんの現状把握と、課題に応じた支援の企画と実行 ・SNS活用などによる戦略販売の強化支援(専門家と連携) ・外国人労働力の雇用、受入れに関する相談やアドバイス ・共通する課題の勉強会やセミナーの実施(人材、経営、資金繰りなど) ・農業の若手組織や青年農業士に向けた取組みの共有や勉強会 などを行っています。 さらに、新規就農者確保に向けて、JAや市町と連携し、 トレーニングファームやミニトレーニングファーム(トマト・きゅうり・いちごなど)を活用した育成体制を整え、 昨年度は27人の新規就農者受入れに成功しました。 親元就農に加え、県外からの移住希望者も確実に増加しています。 ー プロジェクトでの気づきと、自身の変化 プロジェクトの担当としてこの地区に着任した当初、 農家さんの多くは「これは何のためにやってるの?」という戸惑いを覚えていました。 昨年6年目の活動を終え、少しずつ理解と信頼が育まれていき、 「この活動は続けてほしい」「辞めないでほしい」という声が現場から届くようになりました。 最近では 、事業主だけでなくご家族や後継者候補の息子さんが会議に参加し、 「家族で農業経営を考える文化」が芽生えているのを感じています。 私は農学部出身ではありません。文学部で学芸員の資格を持ち、 銀行での就業経験をもつ「異色」のキャリアです。 しかし、だからこそ日々の学びと現場での対話を重ねて、 「佐賀さいこうの農家づくり」の一つのお手伝いになりたいと強く思っています。 ー 佐賀県庁で働くということ。つながりの力 こちらの部署にきてからずっと気にかけ、育ててくれている専門技術員の方がいます。 話しやすく何でも相談できますし、「どんどん言っていいよ」といつも胸をお借りしています。 また、農政職の同期も1人いて、年齢は50代と少し離れていますが、飲みに行ったり悩みを共有できたりする「心の支え」のような存在です。 ー 佐賀県庁の試験を検討している方へ 転職とは、ただ職場を変えることではなく「自分の生き方」を問い直す決意でもあります。 佐賀県庁が求めているのは、その変革の力。 地域の未来のために本気で取り組むエネルギーです。 私自身も現状を変えたいと思い、転職してきたひとりです 。 その想いを持って一歩を踏み出す人たちに出会うたび、私自身も刺激を受けています。 ぜひそんな一歩を佐賀県庁で踏み出しませんか?