精神的な理由でバイトを辞めたい、退職理由の伝え方など（例文つき）
アルバイトを辞めたい理由が精神的なものに起因していると、周囲の目を気にしたり自分自身を責めたりして、なかなか言い出しにくいものです。ここでは、精神的な理由でアルバイトを辞める時に、バイト先に何て言うか、伝え方や具体的な例文を紹介します。
【目次】
精神的な理由でバイトを辞めても良い
アルバイトを辞める理由として、精神的な理由であることも珍しくありません。人間関係、仕事が合わない、思ったより大変など、仕事に慣れるなど時間が解決することでない場合は、アルバイトを辞めるのも一つの選択肢です。
アルバイトを辞めたい事はいつ言うか
バイトを辞める意思は、店長などの上司に伝えます。アルバイトを辞めたいことは、決めたらなるべく早く伝えることが大切です。ここからは、一般的な法律上や就業規則上のルールを解説します。
退職の1ヶ月前に伝えるのが理想
法律上は、退職日の2週間前までに意思を伝えることを原則としていますが、お店や会社の運営上、退職日1か月前までに伝えてほしいとしているところが一般的には多いです。最終的には法律が優先されますが、ある程度前もって相談する方がスムーズに辞めやすいでしょう。まずは、バイト先の就業規則を確認してみるのがおすすめです。
バイト先と合意できれば即日退職もできる
どうしてすぐに辞めたいという場合は、バイト先に辞めるのもやむを得ないと合意してもらえれば、早ければ即日退職ができる可能性があります。民法では「やむを得ない事由」として、双方合意すれば、2週間前通知や就業規則などによらず退職することができます。
精神的に辛くても連絡せず退職はNG
精神的に辛いと逃げ出したくなりますが、どんなに辛くてもバイト先に連絡することなく、いわゆるバックレや飛ぶという形で退職するのは避けましょう。連絡が取れないことで、本人や保護者への所在確認をしたり、返却物や退職手続きの確認などで、バイト先にも手間や迷惑がかかります。ケースによっては、無断欠勤や無断退職の罰則があることも少ないですがあります。そのため、思い詰める前に、早めに退職の意思を伝えることをおすすめします。
精神的な理由でバイトを辞める時の伝え方と例文
退職理由を伝える際、精神的に辛いことを伝える必ずしも必要ありません。学業との両立が難しいなど一般的な理由でもOKです。正直に精神的に辛いと伝える場合も、以下の例文を参考に、最初は詳しく話さずに端的に伝えるのがいいでしょう。
精神的に辛い理由を伝える例文
職場の雰囲気が自分に合わず、精神的にもこのまま続けることが難しいと感じています。大変申し訳ありませんが来月末で退職させてください
クレームなどお客さま対応が気持ち的に辛く、バイトを辞めたいと考えています。ご迷惑をおかけして申し訳ないですが、今月末で退職させていただけないでしょうか。
バイトを始めてみて、接客が自分に合わないと感じています。仕事に慣れるよう頑張ったつもりですが、あせってミスも続き、精神的にも辛いです。勝手な申し出ですが、次のシフトを出すタイミングで退職させてください。
アルバイトを始めてからストレスから胃が痛く、お医者さんからも休むよう言われました。これ以上続けるのが難しいと感じており、なるべく早く退職させていただけないでしょうか。
それ以外の理由を伝える例文
大学3年になり専門授業が始まったため、平日にバイトの時間が取れなくなりそうです。今後バイトと学業の両立が難しそうなので、〇月〇日を目安に退職させていただけないでしょうか。
家族の健康上の理由で、実家へ手伝いに行くことが増えそうです。今まで通りバイトを続けることが難しいため、今月いっぱいで辞めさせていただきたいと思っています。
部活で故障した膝の調子が悪く、仕事で重い荷物を運ぶことで悪化をさせてしまったようです。医者からも治療に専念する必要があると言われたため、今月末で退職させていただきたいです。
大変恐縮ですが、一身上の都合により今月いっぱいで退職させていただけますでしょうか？
直接退職を伝えるのが辛い場合は、LINEやメールを活用
バイトを辞めたいと申し出る場合、基本的には上司に対面で伝えるのがマナーです。そのほうが言葉の誤解もなく、必要な手続きの確認もその場でできます。しかし、タイミングが合わなかったり、状況によっては辛くて直接会うことができないこともあるでしょう。その場合はメールやlineなどを利用して伝えます。メールやLINEで退職を伝えるのはマナー違反と思われることがあるので、丁寧な文面を意識し、直接伝えれなかったお詫びとともに、可能であれば今までお世話になった感謝の気持ちを添えるなど、誠意をもって対応しましょう。