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2019年11月29日

【面接での緊張対策】効果的な練習方法、前日までの事前準備、当日に緊張しないコツ

転職面接は誰だって緊張するものです。緊張する理由は、自信がなかったり、不安な気持ちがあるから。効果的な対策は、事前の練習と、当日バタバタしないための準備です。ここでは、自宅でできる面接の自己練習、前日までの準備、当日の緊張しないコツについて紹介します。

“面接で話す内容”の事前練習

面接で少しでも緊張しなくするには、自己PRなど、必ず聞かれる質問を自分なりに話せる自信を持つこと、挨拶などの基本マナーに不安がないことが特に重要です。

①履歴書に書いたこと+αの内容を暗記する

面接で聞かれる志望動機や職務経歴、自己PRや転職理由などは、履歴書や職務経歴書に書いたそのままを読み上げるだけだと、せっかくの機会がもったいないです。
そのため、面接では、より具体的なエピソードや、自分なりに感じたことなどを交えて話せるのがベスト。そのため、話せる内容を一通り書き出して、練習することがおススメです。話し言葉で書き出して練習するか、箇条書きにして練習するか、自分に合う方法でやりましょう。
1つの質問に対する回答は、1分程度、文字数にすると300文字が目安です。

②スマホで録音して、話し方のクセを確認する

慣れてきたらスマホで録音し、敬語の使い方や、話し方の癖などを直していきます。

・話すスピードや声の印象
・最後まではっきり聞き取れるか
・話のつじつまが変でないか
・時間内に収まるか
・語尾を伸ばしたり、えー、等のクセがないか

基本的には「です」「ます」の丁寧語を使います。多少の言い間違いを気にするよりは、自信のある話し方か、自分なりに確認すると良いでしょう。敬語や丁寧な受け答えに自信がない人は、下記を参考にしてください。

【参考】面接で間違えやすい敬語・言葉遣い・受け答え一覧

③録画して、自分の表情や身振りを確認する

さらに椅子などに座り、話す様子を録画して、自分の表情・姿勢・身振りを確認できるとより理想です。手が不用意に動いていたり、目線が常に下を向いていたり、姿勢が悪かったりしていないか、実際の映像で見ると良いでしょう。

④面接の流れに沿って、対話形式で練習する

ある程度暗記したら、面接担当者の想定質問と自分の回答を用意し、対話形式で話してみましょう。このとき、家族や友人などが面接担当者の質問を読み上げてくれるとベスト。もし、自宅に来るのが難しいようであればスカイプでも良いでしょう。練習してくれた相手から、率直な印象を聞いて、調整していきましょう。
最終的には、紙を見なくてもスムーズに話せるようになるまで練習しておくと、当日自信を持って話せるようになります。余裕があれば、質問を深掘りされた時のためにいくつかエピソードを書き出しておくと安心です。

【参考】転職面接の流れ・よく聞かれる質問

鏡の前で”表情”を確認

緊張するとこわばりやすいのが顔の表情です。第一印象を左右する最初の挨拶から面接中まで、以下3つの表情を練習するのがおススメ。当日、面接直前にトイレなどで口を大きく開けてほぐしておくと良いでしょう。

①入退室時の挨拶はサイレントスマイル

サイレントスマイルとは、目元を緩め、口角を上げたくらいの笑顔のこと。最初の挨拶からの表情がやわらぐと緊張もやわらぎますので、ぜひ練習しておきましょう。
サイレントスマイル

②面接中は真剣な表情+サイレントスマイル

自己PRなど、自分が話している間や、空いての質問を聞くときは、相手の目を見て真剣な表情で臨みましょう。話しはじめや終わりに、サイレントスマイルを入れると自信のある人という印象を与えやすくなります。
真顔

③雑談時はハーフスマイルで明るく

面接の質問に入る前のアイスブレイクや、途中の雑談では、目元を緩め、上の歯を数本見せるハーフスマイルがおススメ。明るい雰囲気を見せつつ、仕事のコミュニケーションが取れる人である印象を与えましょう。面接では、全面に歯を見せる笑顔ではなく、控えめな笑顔で十分です。
ハーフスマイル

“座った姿勢”を確認

表情を確認したら、実際にスマホで撮影して姿勢を確認しましょう。椅子を一脚用意して、正面にスマホを設置してください。椅子に深めに座り、背もたれに寄りかからず、顎を引いて背筋を伸ばします。女性は膝を軽くつけて足を揃え、男性は膝の間にこぶしひとつ分くらいの隙間を作ります。

【正面から見た姿勢】

座り正面

【横から見た姿勢】

座り横から

慣れないマナーで不安を残さない

受付での挨拶で何と言うか、履歴書の渡し方、入退室マナーなど、初めての経験で基本マナーがわからず、変に緊張してしまう人もいると思います。面接前に分からないことがある人は、下記を参考にしてみると良いでしょう。

【参考】
転職面接での受付・入退室・挨拶・服装
履歴書を持参した時の手渡しマナー

前日までの準備

服装・持ち物・経路確認

当日になって慌てることのないように、前日までに、面接当日に着る服、靴、バッグ、持ち物を用意しておきましょう。

(※参考:服装やカバン

持ち物は、履歴書や職務経歴書のコピーや会社側から指定された物、筆記用具、自己練習の際に書いた回答文書、面接担当者の名前や連絡先、面接場所の地図などを用意しておきます。女性であれば予備のストッキングがあると安心です。よくあるのが、面接場所の地図をスマホだけで確認していて、当日スマホの調子が悪くなり遅れてしまうというミス。できれば面接前に一度、下見をするのが良いですが、難しい場合は、地図はきちんとプリントアウトして持っていきましょう。

応募先企業の新しい情報がないかを確認

面接直前に応募先企業のホームページやSNSを再度確認しておきましょう。新しい情報があがっていたり、新情報についての質問があった場合に回答しやすくなります。また、より深く企業を知っておくことで安心感にもつながります。

面接当日の緊張を和らげる方法

面接場所には余裕を持って到着する

緊張は余裕がないほどしてしまうものです。面接場所にギリギリに着いてしまうと焦りから緊張度はますます高くなってしまいます。できれば20分前には最寄り駅や会場の近くに着いておき、トイレを済ませて身なりを整えておくと安心です。余裕があれば1時間前には到着して近くにあるカフェに入り回答文書を読み返せるといいですね。

100点ではなく80点を目指す

完璧な面接を目指そうとすると、緊張してしまいます。あれも言わないと、これもアピールしないという考えから「ちゃんとできるかな」と不安になり緊張してしまう。ですから、100点を目指すのではなく、80点ぐらいを目指そうと考えて肩の力を抜きましょう。事実、80点が取れれば十分、合格はできますよ。

※一部監修
上田晶美/キャリアコンサルタント、株式会社ハナマルキャリア総合研究所代表取締役。就活、転職、女性の再就職をサポート。現在、YouTubeで面接指導も行う。
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