『ブライダルバイト』ってどんな仕事?
バイト内容

ブライダルの仕事はプランナーや音響・カメラマンのサポート、オルガン演奏、神前の場合は巫女など多様な仕事がありますが、最も募集が多いのは披露宴会場のセッティングや配膳のお仕事です。仕事内容は、テーブル、椅子など会場の設営をし、テーブルクロス・ナプキンやシルバー(スプーンやフォークなどのカトラリー類)などのテーブルセッティングをします。これらは前日から準備することが多いですが、昼夜2件の予約が入っている場合は、限られた短い時間内に、次の披露宴のために会場を作り直さなければなりません。当日は、ロビーでのウェルカムドリンクのサービスや、クロークで荷物を預かったり、会場を案内するのもバイトが行なうことがあります。披露宴が始まると、進行を見ながら、時間内にお料理やドリンクのサービスを行ないます。ゲストをお見送りし、会場内の料理やお皿などを下げ、清掃を行ないます。予約状況によっては、そこから翌日のセッティングを行なうこともあります。
スキルや資格

ブライダル関係のバイトにおいては、特に必要な資格はありません。一番大切なのは、明るく元気に人と接する事です。結婚式はおめでたい席なので、常に笑顔でおもてなしをすることが必要です。積極的に「おめでとうございます」などの一言が言えるタイプの人、小さな子供やお年寄りに気遣いを示せる人であれば、より楽しく働けるかもしれません。また、料理やドリンクを扱うことが多いので、ファストフード店でも構わないので、飲食関係のバイトの経験があったり、家庭であっても料理に関する経験や知識があれば、役に立つかもしれません。さらにミスが許されず、小さなミスが大きなクレームに繋がりかねない職場なので、分からないことがあれば、すぐ社員や先輩に素直に尋ねる慎重さも必要です。またタイムスケジュール通りに進行しなければならず、場合によっては5~6時間立ちっぱなしで働くこともあるので、迅速に行動できることや、ある程度の体力も必要になってきます。
メリット

このバイトをしていて一番のメリットは、きちんとした接客マナーを学べることです。 結婚式には、赤ちゃんや小さい子供、年配の方や体の不自由な方まで、いろいろなゲストが出席されます。中には、会社の役員や政治家、有名人などのゲストなどもお見えになることがあります。そのようなシチュエーションで、一流のサービスを提供している先輩たちの姿を目の当たりにすることができるので、レストランや居酒屋のバイトに比べると、ワンランク上のスマートなサービスを学べます。敬語を含め正しい言葉遣いや、身なり、所作なども教えてもらえます。また、ゲスト層の幅の広さゆえに、結婚式場では通常のレストランより、アクシデントやサプライズな出来事が珍しくありません。毎回臨機応変なサービスが必要とされるので、自分で考えながら動く経験ができます。さらに、館内や披露宴会場の装飾、最新の演出、料理、ファッショナブルなゲストなどを目にするうちに、自分のセンスを磨くこともできます。
働く環境

主に披露宴会場となるホテルの宴会場や、ゲストハウスと呼ばれる結婚式専門会場での仕事になります。それぞれ、披露宴会場と、それに隣接しているバックヤードでの仕事が中心です。もしくは必要に応じて、調理場や倉庫、リネン室などに出入りする仕事を割り当てられることもあります。制服は用意されており、まかないが出される会場も少なくありません。会場内では、新郎新婦の先導をしたり進行を担当するリーダーが中心となり、他の社員やアルバイトに指示が出されます。だいたい1つの式で10名前後のスタッフがチームとなり、組織的にサービスを行ないます。チーム内でリーダーからの指示にしたがった動きとなるので、初めてでも挑戦しやすい職場かもしれません。その人の経験にあわせた役割分担となるので、回数を重ねるごとに受け持つ内容がレベルアップしていき、好奇心旺盛な人ほどやりがいを感じる職場です。
ブライダルバイト みんなの体験談!実際に働いてみてどーだった!?

結婚式やマナーに詳しくなれる
結婚披露宴の配膳スタッフをしていましたが、料理を食べる際のフォークやナイフの使う順番や使い方などテーブルマナーを覚えることができました。自分が結婚披露宴に出席したときに自然に扱うことができ、レストランのコース料理にも物怖じすることがなくなりました。配膳スタッフの仕事は、乾杯からデザートを出すまでノンストップで進む中、スピードを求められる、なおかつ粗相のないように気を配りながら配膳しなくてはならないので大変でした。このアルバイトを通して結婚披露宴に詳しくなれ、自分が披露宴に出席する際のYシャツやネクタイのチョイスなどもすんなり選ぶことができるようになりました。
男性 / 30代 / 勤続2年 / 9~20時

自分磨きが出来る仕事
結婚式場で短期のアルバイトをしていました。色々な結婚式を見ていると、「自分も将来こんな式にしたい」と参考になります。ゲストの皆さんが泣いているところを見て、思わず自分も感動してしまってウルッと来たときもありました。仕事のほうは、コース料理をテーブルに運ぶときに手元が滑らないよう配膳するのが大変でした。ゲストは皆さんスーツやドレスを着ていますから、絶対に汚さないようにと緊張しながら料理を運ばなければなりません。でも、おめでたい場にふさわしい動きとマナーが身についたので、スキルアップになったと思います。バイト先が主催していた話し方講座にも参加して、色々な面で自分磨きができました。
女性 / 20代 / 勤続1年 / 9~19時

ブライダル関連の仕事を目指す第一歩として
結婚式場のスタッフとして働いておりました。日常生活ではなかなか触れられないマナーを学ぶのにいい機会でしたし、人生で一番おめでたい日をお手伝いできるのは魅力的でした。華やかなイメージのブライダルの仕事ですが、肉体労働も多く、お客様への気遣いを何よりも重視しなくてはならないので仕事中は気を抜けない時間を過ごしていました。しかし、将来ブライダル関係の仕事へつきたいという夢もあったので、結婚式やブライダル業界に詳しくなれ、大変貴重な経験になりました。シフトも週ごとだったので、大学の授業に合わせることが出来て働きやすかったです。
女性 / 20代 / 勤続2年 / 13~22時