自分の気持ちがわからない時の対処法【DJあおいの「働く人を応援します！」】

イラスト　沼田光太郎

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頭の中の整理整頓術
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普段私たちは、外部の情報と内部の思考に基づき、脳内で論理と感情の首脳会談を行い、ひとつひとつの意思決定や行動選択をしています。
この意思決定や行動選択が「自分の気持ち」になるわけです。

人間の感情と理性はしばしば相反する力として働くことがあるのですが、それを放っておくと自身の中に矛盾を内包しておくことになりストレスが蓄積してしまいます。
そうならないために、感情と理性の折り合いがつくところを妥協点として、ひとつの答えを出しておくわけですね。
無意識下ではありますが、「自分の気持ち」という答えを出すことによって、人間は自身のメンタルをコントロールして平静を保っているということです。

しかし、なにかしらのストレスでメンタルに負担が掛かってしまうと、あらゆる情報を統合して最適解を導き出す能力が機能しなくなってしまいます。
まず客観視が奪われ、白黒思考という主観に囚われ、様々な情報の適切な評価ができなくなり、相反する理性と感情の折り合いがつかなくなってしまうんです。

そうなったときは一旦思考を止めて「保留」にしておくのがいいんですけどね。
どういうわけか人間の脳というものは疲労が蓄積しているほど「思考を止める」という機能が失われてしまうようで、答えの出ない問題を頭の中で堂々巡りにしてしまい、なかなか寝付けない夜が続いてしまったり、神経過敏で怒りっぽくなってしまったり、「自分の気持ちがわからない」というだけでメンタルに深刻なダメージを受けてしまうことも珍しくはありません。

そうならないために最も有効な手段は、堂々巡りをしている自分の思考をノートに書き起こすことです。
まず、書き起こすスピードは考えるスピードよりもだいぶゆっくりになりますので、書き起こすことによって思考のスピードも落ち着きます。
そして言語化することにより客観視ができるようになり、見失っていた視点から問題を観察できるようになり、具体的な問題や課題を特定することで「自分の気持ち」を見つけるプロセスが促進されます。
ジャーナリング（書き起こし）は反芻思考を管理し、心身の健康を保つ最も有効な手段になるのですよ。

考えてもわからないことは文字に起こすこと。
それが習慣化されると頭の中が整理整頓されて、自分自身のことがよく理解できるようになりますよ。

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DJあおい
謎の主婦。X（旧Twitter）で独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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