「どうせ自分なんて…」自己否定癖をやめる方法【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト:沼田光太郎
自己否定はすべきではないが、自己反省はすべき
自己否定してしまう人へのアドバイスとして「他人と比べるな」というのはもはやテンプレですよね。
このテンプレは確かに自己否定のループを抜ける有効な手段ではあるのですが、完全に他人との比較を排除すると「自己反省」もできなくなってしまうんですよね。
人間は社会的な生き物ですから、他人との関わりや比較を通じて自分の立ち位置や改善点に気づくのは自然なプロセスであって、他者との比較は成長に欠かせないものなんです。
精神的負荷が大き過ぎてストレス袋が破裂寸前ならば、「他人と比べない」という非常ボタンを押すべきだとは思うのですが、他人と比べないのを「生き方」としてインストールしてしまうと自身の成長も阻害されてしまいますので、デフォルト設定は「他者との比較」にしておいた方がいいでしょう。
自己否定はすべきではありませんが、自己反省はすべき。
そのためには他者との比較が必要不可欠ということです。
自己否定は「自分はダメだ」で完結してしまうのですが、自己反省は「自分のここがダメだった、じゃあ次はどうする?」という未来に繋がるプロセスになります。
自己否定は「完」というマインド、自己反省は「To be continued」のマインド。
「次はこうしよう」と行動プランに落とし込めば行動変容を促しますからね。
結果はどうあれ行動変容というプログラムが起動すれば精神的にもマイナスに作用することはないでしょう。
大切なのは、他者との比較を「自分を貶めるツール」ではなく「学びのツール」として使うこと。
人は他者の言うことを聞くのは苦手な生き物ですが、他者の真似をするのは得意な生き物。
「学ぶ」と「真似る」は同じ語源であって、「この人のここがいいな」と感じたらどんどん真似をしていくこと。
それが「学ぶ」ということであって、比較して真似ての繰り返しで人は成長していくんですよ。
そのためには自己反省が必要ということです。
壁にぶつかってしまったら、壁を登っている人を見ましょう。
そして真似をして失敗をして反省をして学んで成長していきましょう。
そもそも人間の価値は存在そのものであって「役割」ではありませんからね。
今ここに存在しているだけで自分の価値はあるのですよ。
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謎の主婦。Xで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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