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2021年05月12日

松岡はな(HKT48)インタビュー「落ち込んでも1日で終わらせて『明日頑張ろう』と切り替えます」

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork約1年ぶりのシングル「君とどこかへ行きたい」を異例のW選抜でリリースするHKT48。いつも明るい笑顔でグループの太陽のような存在の松岡はなさんは、加入から7年目を迎えました。「見た目は全然変わってません(笑)」とのことながら、センターにも二度立って成長を続けています。

 

お母さんの言葉でアイドルに挑戦しようと

――はなさんはいつもニコニコしている印象がありますが、小さい頃からそういう感じだったんですか?

そうですね。昔からダンスをやっていて、笑顔で踊ることが多かったのと、人を笑わせるのも好きでした。ヘン顔をよくやってましたね(笑)。

HKT48に入ってからは、もっと笑うようになりました。楽しいことが多くて、メンバーもすごく面白いんです。入る前は顔がシュッとしていたのが、笑いすぎてほっぺに筋肉がプクッと付いちゃったくらいです(笑)。

――そこまで笑いましたか(笑)。アイドルにはいつ頃から興味を持ったんですか?

小学6年生のとき、YouTubeを開いたら、たまたまAKB48さんの「ヘビーローテーション」の動画があったのかな? すごくハマって、他のMVやテレビも観て好きになりました。

ぱるるさん(島崎遥香)が特に好きで、お母さんにも「かわいい」とよく言ってました。でも、自分がアイドルになりたいとは思ってなかったんです。ただ応援するだけ。そしたら、お母さんが「そんなに好きなら入っちゃえば?」って、いつの間にかバイトAKBに応募していて、受かりました。

――バイトAKBの活動期間が終わった後、AKB48グループの第2回ドラフト会議(各チームが求める新人メンバーを指名するイベント)の候補者になりました。

自分ではもうアイドルは充分で、そこでやめるつもりだったんです。でも、バイトAKBのメンバーはこのときのドラフト会議で3次審査から受けられたので、お母さんに「せっかくだから」と言われて、受けることにしました。そしたら、まさかのHKT48(チームH)の1巡目指名で、ビックリしました。終わったら、すぐ家に帰るつもりでいたので(笑)。

――では、アイドル活動に意欲的になったのは、HKT48に入ってから?

ドラフト会議の本番前に合宿があって、そこで「やってみようかな」という気持ちになりました。

 

猫背でサルが踊ってるように見えてしまって(笑)

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ドラフト会議のときもダンスには自信があったんですよね?

はい。ダンスは小学生のときから、ずっとやってきたので。でも、私が習っていたのはアイドルのダンスとは全然違って、かわいく踊れなくて悩んだりはしました。

歌のほうは、カラオケに行くと家族に「ヘタくそ」と言われるくらいで、全然ダメでした。合宿ではボイストレーニングを受けて、とりあえず声を出せるようにしようと。あと、それこそ笑顔を見せるように頑張りました。

――HKT48に入ってから、プロの壁を感じたりはしましたか?

そうですね。私はずっと猫背で、手足は長かったりするので、サルが踊っているみたいで目立ってしまったんです(笑)。ダンスの先生にもよく背中を叩かれました。踊るときは背筋をピシッとするように意識してますけど、普段歩いていたりすると、いまだにお母さんに「猫背だよ」と言われます。

――はなさんは千葉出身ですが、お母さんが福岡出身だとか。

北九州にお母さんの実家があります。ドラフト会議で希望グループを出せたので、第1志望は家からでも通えるAKB48にして、第2志望をHKT48にしました。私も福岡に行ったことがあって、お店の方とかがやさしい印象が残ってたから、引っ越すことに不安はありませんでした。実際に福岡は電車も便利で、すごく住みやすいです。

 

センターになって毎日が秒のように過ぎました

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork――加入から1年2ヵ月で「最高かよ」でセンターに抜擢。ライブで発表されたときは、腰を抜かしていましたね(笑)。

ビックリでした。今でも自分があのときにセンターをやっていたのは、夢のように感じます。本当に必死で、いろいろな活動をさせてもらいましたけど、1日1日が秒で過ぎて行って、あまり覚えていません。

――今までと違う景色は見られましたよね?

自分の前にメンバーがいなくなって、先輩たちが急に後ろにきていて、すごいプレッシャーではありました。思っていた以上に期待されて、ありがたい経験でしたけど、ずっと固まってしまって。先輩たちが支えてくださって、何とか乗り越えられました。

――ごはんが食べられなくなったりも?

逆に、大事な撮影の前の日に、夜中にお菓子を爆食いしてしまって(笑)。1日中お仕事で疲れてホテルに帰って、好きなものをたくさん食べてしまったんです。次の日は目が腫れて、顔がパンパンになってました(笑)。

――翌年、「キスは待つしかないのでしょうか?」で二度目のセンターを務めたときは、また違う感覚でした?

そのときは「センターになりたい。前に出たい」という気持ちがありました。ファンの人もすごく期待してくださっていたので、うれしかったです。

――一度センターを経験して、意欲が高まったんですか?

それもありますし、AKB48の選抜にも選んでいただくようになったので、これはもう前に行かなきゃいけないと。やっぱりセンターに立つと自信に繋がりますし、たくさんの方に注目していただけるので、すごく大きいことでした。

 

会えない期間も好きでいてくれて感謝してます

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ドラフト会議から6年が経って、今アイドルにとって大事だと思うことは何ですか?

自分が特に何かしているわけでないのに、ファンの方が「はなちゃんのおかげで仕事が頑張れる」というコメントをくださるんです。「私に言ってるの?」と思ってしまうくらいですけど、コロナ禍になってから、そういうコメントが目につくようになりました。

会えない期間があっても、ずっと好きでいてくださることは、本当にありがたくて。ファンの方を大切にしたいと改めて思いましたし、日ごろから感謝しないといけないなと。

――そういう感謝を、ライブやイベントを通して伝えていくわけですね。

そうですね。オンラインイベントだと、仕事の合間とか夜勤明けとか、時間を縫って繋いでくださった方も多くて。私の誕生日と近かったので、直接会えないのにケーキを作ってくれたり、飾り付けをしてくださった方もいて、「本当にありがとうございます」と伝えました。

 

見た目は変わってなくても大人になったようです(笑)

――はなさん自身、高1でデビューしてから21歳になって、自分が成長したと思うところも?

久しぶりに会った方には「ちゃんとしてるね」とよく言われます。この前、さっしー(指原莉乃)さんと1年ぶりに会ったときも、「大人になったね」と言われました。見た目はたぶん6年間変わってないんですけど(笑)、話すとそう思われるみたいです。

――見た目も変わりたい気持ちはあるんですか?

あります。すごく変わったメンバーを羨ましいと思ったり。でも、どうしたら変われるのか、わからなくて。ファンの方には「変わらないから好き」とも言われますし、難しいですね。

――ツイッターに「肩凝りすぎて肩なくなっちゃいそう」と書いていましたが、そういうのも来るようになりました(笑)?

肩凝りは昔からあるんですよ(笑)。やっぱり猫背なのと、寒がりで肩が上がってしまったり、家では体育座りをして肩が固まったりするので。よくマッサージに行きます。

――いつも明るいはなさんが、人知れず落ち込むときもありますか?

何もしてないときに不安になって、涙がポロポロ出るときはあります。でも、朝悩んでいても夜には忘れていたり、いつの間にか解消してることが多いですね。だから、あまり考えないようにしています。落ち込むと顔に出ちゃって良くないので、寝て忘れたほうがいいかなと。

ライブとかわかりやすいところで失敗すると、結構沈みますけど、その日で終わらせます。ファンの皆さんやメンバーが「大丈夫だったよ」と言葉を掛けてくれるので、「明日頑張ろう」と切り替わりますね。あと、『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』を観たら元気になるので(笑)、毎週録画しています。

 

縮こまらずに歌って表情を作ることも意識して

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork――HKT48の14thシングル「君とどこかへ行きたい」はさわやかな曲ですね。

前回と前々回がカッコイイ曲だったので、久しぶりにアイドル感のある曲で、うれしかったです。HKT48で歌っている姿がすぐ思い浮かびました。今までのシングルはかわいい系でも盛り上げる感じでしたけど、今回はちょっと大人っぽいさわやかさ。初めてかもしれません。

――久しぶりのレコーディングは順調でした?

キーが高い曲ですけど、「よく声が出てる」と誉めていただきました。自粛の時期に新たにボイストレーニングを始めて、歌がメインの配信もあって、結構自信がつきました。今は声の出し方や張り方、表情を作って歌うことを意識しています。前は縮こまって歌いがちでしたけど、バーッと出したほうが声が通るので。

――列車旅に出る歌で、MVも電車や駅で撮ってますね。

JR九州さんが全面協力してくださって、普段行けない駅に行かせていただいたり、動いている列車の中で撮影しました。珍しくドラマ仕立てになっていて、メンバー同士で恋をしてますけど、私は車掌さんの制服を着させていただいて、電車内を歩いて座席チェックをしたりしました。空いてる時間は席に座って窓からボーッと海を見たりできて、楽しかったです。

 

やらないで後悔することはないようにしたくて

松岡はな HKT48 インタビュー タウンワークマガジン townwork――アイドルとして、今後の目標はありますか?

アイドルというより女性として、森保まどかさんが理想です。あんなふうに落ち着きがあって、きれいな大人になれたらいいなと。でも、まどちゃんはしゃべりも上手で、実は面白くてギャップもあって、そこもいいなと思います。

――森保まどかさんのピアノのように、はなさんも何か特技を活かして個人の仕事もしていこうとは思います?

私は趣味とか全然なくて、女優さんになりたい気持ちもないし、やっぱり歌って踊ることが一番好きです。去年はライブが全然できなかったので、今年はツアーをたくさんして、ファンの皆さんに笑顔になっていただきたくて。もっと全国にも出ていきたいです。

――最後に、そうした夢を叶えていくために大事だと思うことは何ですか?

好きなことなら怖がらず、やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいと思います。私もアイドルはお母さんに言われて始めたことですけど、もしやってなくて、同じバイトAKBだったメンバーが活躍していたら、きっと後悔してました。

この前も『劇はじ(HKT48、劇団はじめます)』(企画・プロデュース・脚本・演出・出演などをHKT48メンバーが担ったオンライン演劇)があって、私は演技が得意ではないので、参加するかすごく悩んだんです。やらない方向に傾いたときもありましたけど、勢いで「やります!」と言いました。

メンバーだけですべてやって大変でしたけど、学ぶことが多くて、達成感がありました。ファンの方も喜んでくださって、演技もちょっと楽しいと思えて。それもやってみないとわからないことでした。

――「女優になりたいとは思わない」とのことでしたが、もしかしたら『劇はじ』がきっかけになって、何年か後に女優になってるかもしれませんね。

どうなんですかね(笑)。周りの人やファンの方に演技を誉めてもらえて、やって良かったとはすごく思いました。

 

■Profile
松岡はな
(まつおか はな)

2000年1月19日生まれ。千葉県出身。
2015年5月に「第2回AKB48グループドラフト会議」でHKT48チームHから1巡目で指名。2016年3月に研究生から正規メンバーに昇格。同年4月発売の7thシングル「74億分の1の君へ」で初選抜。同年9月発売の8thシングル「最高かよ」でセンター。

◆松岡はな OFFICIAL Twitter:@M_Hana119
◆HKT48 OFFICIAL Twitter:@hkt48_official_
◆HKT48 OFFICIAL SITE:http://www.hkt48.jp/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河野英喜 取材・文:斉藤貴志

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