人生で一度きり!? 沖縄国際映画祭のレッドカーペットを吉本芸人とジョブーブと一緒に歩く激レア“お笑いバイト”
年に一度吉本興業のお笑い芸人が集い、国内外の多彩な作品が招聘・上映される沖縄国際映画祭。第7回となる今年は「島ぜんぶでおーきな祭」と銘打ち、3月25日(水)に華々しく開会した。
そのオープニングレッドカーペットで、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」と、タウンワークのジョブーブくんをエスコートするという大役が、今回の激レア“お笑いバイト”だ。スターを身近で見られるワクワク感と、少しの不安とプレッシャーが入り交じる現場に密着した。
もしかしてダマされてるかも??沖縄に来るまで信じられませんでした(笑)
今回、幸運にもレッドカーペットを歩くことになったのは、全国から集まった20代前半の5名。本州からの4名は前日入りで、沖縄出身の大城さんは当日集合だ。
それぞれ友だちや後輩に誘われたり、ツイッターなどで見ての応募ということで、芸能人を間近で見られるまたとないチャンスに、どきどきワクワクを抑えきれない様子。
高額なバイト代がもらえて、交通費支給で沖縄へ行けて、さらに前日にホテル泊で……という好条件に、実際に指定されたとおり沖縄まで来たものの、本当にそんなオイシイ話があるのかと、当日の朝、ホテルロビーに集合した時点でも脇屋さんは、まだウラがあるのではないか?と心配だったそうで、準備が着々と整う会場へ到着して、ようやく安心の笑顔がこぼれた。
まずはユニフォームに着替えて、沖縄国際映画祭イベント会場を確認!
朝から会場全体いたるところで、多くのスタッフがイベントに向けた準備をしている。
メディア関係者達が常に出入りする独特の緊張感が漂う中、メンバーたちは今日の流れについて説明を受ける。
午後2時にレッドカーペットがスタートし、タウンワークメンバーは3番目に登場する予定だ。スタッフ以外立入禁止エリアの白い大きなテントでスタンバイとのこと。
階段上の写真エリアで撮影後、レッドカーペットが敷かれた階段を降りて、ビーチに設営されたセレモニーエリアに着席する。ビーチサイドは、つめかけたファンをはじめとした観客席になっている。
いよいよ現実味を帯びてきた大舞台を前に、意気込みを尋ねると、
「右手と右足を一緒に出さないようにがんばります!」
華やかなレッドカーペットへ。ウーマンラッシュアワー、8.6秒バズーカーも!!
な、なんと!一緒にレッドカーペットを歩くのは、人気お笑いコンビのウーマンラッシュアワーの2人!村本さんのバイト代いじりの面白トークと、中川さんの「パーラダーイス!」のギャグ披露に会場は大爆笑。
会場中央の階段を降りるとジョブーブくんが合流し、ニコニコと手を振ると、観客からはジョブーブくんにも黄色い歓声が!
ウーマンラッシュアワーを先頭に、ジョブーブくんを真ん中に挟むようにして、レッドカーペットを進んでいくと、ちょうど1組前には、「ラッスンゴレライ」で大ブレーク中の8.6秒バズーカーの姿も発見!
人気者たちに囲まれてラッキーなことずくめで、本人たちもかなり興奮気味!
笑おうとしなくても自然に頬がゆるむ……、というより、ずっと破顔状態。
そこからセレモニー会場に入り着席したところで、今田耕司さん司会による、大々的なオープニングセレモニーが始まった。
メンバーはふた手に分かれ、3名は芸能人たちに囲まれて着席してセレモニーに参加し、2名はバックヤードに戻り、次々と登壇するお笑い芸人、俳優陣、スター、着ぐるみたちを至近距離で見守った。
夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、それぞれの胸には新たな希望と野望が宿る
セレモニー終了後、感想を訊いてみると、「あっというまでした…」「最高でした」と岡崎さん、大城さんが口をそろえた。
特に沖縄出身で、現在就職活動中の大城さんは、地元・沖縄の結束力に感銘を受けたそう。
「沖縄映画祭は何回か見に来たことがあったんですが、沖縄の41市町村全部でこんなにがんばっていることは知りませんでした。今回セレモニーに列席できて本当によかったです」。
「大好きな芸人さんたちをめっちゃ近くで見れてよかった!帰って自慢します」
と、大崎さんが率直に語れば、
「ホンモノのレッドカーペットを歩かせていただいたことで、いつか自分の力で“キャー!”って言われる人になって、いつかまた来ようという思いが湧き上がってきました」
と、澤山さんが新たな思いを口にした。
ところで、今回のバイト代の使い途は?
「春から営業職に就くので、カバンを買おうと思います」
「私はまだ名刺入れがないので、今回の記念にもなるし、名刺入れ買います!」
「僕はネクタイと就活用参考書を買います」
と、非常に建設的、かつ前向きな言葉が飛び出した。
仕事へのモチベーションがあがったこの経験は、将来プロとして働く時に、強みになってくれるハズだ。
「素晴らしいメンバーを選んでいただいて、この5人でよかったです!」
と、語ったメンバーは、お互いの連絡先を交換し、晴れやかな表情で帰途に着いた。