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2015年12月14日

【激レア 体験レポ】JAXA広報誌の取材、第2弾!「はやぶさ2」の交信アンテナ局を取材して記事作成に挑戦!

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今回の激レア“宇宙バイト”は、小惑星探査機「はやぶさ2」などと交信する大型パラボラアンテナのある臼田宇宙空間観測所を取材し、機関誌『JAXA’s』の記事を作成するというものだ。今回のバイト参加者は、子どものころ、宇宙飛行士になりたいと思っていたという2人。そんなメンバーのバイトぶりを密着レポートする。

誰もがしたことのない経験に胸が高鳴る!

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左:Nさん 右:Kさん

臼田宇宙空間観測所は、長野県佐久市にある。メンバーの男性は富山から、女性は関東から訪れたが、どちらも宇宙や星に対する興味が強く、幼いころから流星群やISS(国際宇宙ステーション)を眺めていたという。

富山から参加したKさんは、大学で天文同好会に入り、週に1回、出身地の石川県羽昨にあるUFO宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」で解説員のバイトをしている。
Kさん「コスモアイル羽咋は父が立ち上げメンバーとして参加したこともあり、子どものときから通っていて、星や宇宙に憧れを持っていました。今回のバイトは本当に嬉しくて、前夜は眠れなくて。今回の取材では、自分と同じように宇宙好きの子たちにその素晴らしさを伝えられたらと思います。」

Nさんは、自分と同じ群馬出身の向井千秋さんを尊敬し、小学生のころから目標としてきたという女性。
Nさん「今回の宇宙バイトは、プラネタリウムとかで働くバイトがないかと思って『タウンワーク』を見ていたところ、偶然発見しました。臼田で働く人々にとても興味があり、どんな姿勢で「はやぶさ2」と向き合っているのか学びたいですね。」

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2人ともこの観測所という存在を以前から知っていて、今日のバイトに意欲満々。
まずは、臼田宇宙空間観測所を担当するJAXA職員の上野国樹さんと、所長の山本善一さんからこの観測所の役割を伺い、その後、今日の取材をどのような形で仕上げるのか相談をした。

いよいよ大型パラボラアンテナ内を取材!

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いよいよ待望の大型パラボラアンテナの取材へ。臼田にあるパラボラアンテナは、直径64m、総重量約2,000トンと世界有数の大きさ。「はやぶさ2」など、地球と遠く離れた宇宙にいる探査機に向けて動作指令を送信し、探査機からの観測データを受信する役割を果たしている。この巨大なアンテナを外部から見せてもらうことになり、屋外にある階段でアンテナ中心部付近、地上約40mまで登った。

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その途中の要所で上野さんが解説。2人はその内容を聞き漏らさないよう、メモを取りながら真剣に聞いていた。

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加えて、アンテナの内部も取材。主軸部に設置されている装置の説明を細かに受けながら、2人はアンテナが担う宇宙探査におけるミッションを理解していった。

研究棟にある運用管制室でインタビューを敢行!

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続いてバイトメンバーは、この観測所の研究棟にある運用管制室へ。ここではJAXA以外の会社の人が働いていた。まずは、「64mアンテナ管制卓」でアンテナの駆動操作などの業務を行う三菱電機の中西さんにインタビュー。

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そして、「衛生/局管制卓」という探査機および臼田局地上装置の運用操作などを行う、NECの関連会社に所属する橋本さんにも話を伺った。このときはちょうど「はやぶさ2」と交信が行われていたところ。

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重要な仕事の合間でも、皆さん丁寧にインタビューに応じ、それぞれの役割や仕事への情熱やプレッシャーなどを回答してくれた。

宇宙探査の最前線を取材し、大きく成長したメンバー

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臼田観測所の施設取材とそこで働く人々のインタビューを終えた2人は、実際に作成する誌面の構成について打ち合わせ。写真のセレクトや原稿の方向性を確認した。原稿は後日完成させる予定だ。今日の業務がひと段落した時点で、今回の宇宙バイトの印象を語ってもらった。

Nさん「もっとコンピューター制御されていると思っていたら、人の繊細な操作によるところが大きく、とても驚きました。やりがいを持って仕事に取り組んでいる姿も印象的です。皆さん親切で、聞けばたくさんのことを教えてもらえたので、もっと質問すればよかったです。仕事におけるコミュニケーションの大切さを教わりました。」

Kさん「『はやぶさ2』の運用現場にワクワクしていたのですが、現場の人にインタビューをしようと思っても、質問することは難しく、事前に準備していたようにはできませんでした。しかも、レコーダーを使うことも忘れてしまって……。でも、バイトでこのような失敗が経験できたのは大切なこと。今後に役立てていきたいです。生き生きと働く人たちの姿も魅力的で、私も将来そんな風に仕事に取り組みたいと思いました。」

宇宙バイトを通じ、それぞれ自分たちの働き方と重ね合わせて未来を語る2人の顔は、バイト前よりとても頼もしく成長していた。

後日、原稿を書き、完成した『JAXA’s』の記事には、自分たちが知り得た臼田観測所の現在をしっかりと記していた。

『JAXA’s』の公式サイトから、激レアバイトメンバーが作成した記事を読むことが出来ます。

●宇宙バイトスペシャルコラム No.7
「はやぶさ2」~遠い宇宙と交信を続ける力~

「はやぶさ」帰還後に映画化された作品やドキュメンタリー番組のほぼ全てで描かれたエピソードが、イトカワから地球へ帰還する間に交信が途絶えてしまった場面である。「はやぶさ」から発信される微弱な電波を、真冬の長野県臼田観測所で1か月以上も待ち続け、やっと受信したシーンは、約60億キロの「はやぶさ」の旅路のハイライトでもある。臼田観測所は、宇宙を旅する日本の探査機がある限り休むことなく運用を続ける。そこで働く人々の力によって、「はやぶさ2」の2020年までの旅路は支えられているのだ。

http://jda.jaxa.jp/result.php?lang=j&id=131868b62b852dce191dc4f9cc475f6b

◆関連リンク
「はやぶさ2」カウントアップレポート
http://fanfun.jaxa.jp/topics/hayabusa2/

その他、「はやぶさ2」の詳細や現在の状況などは、JAXA特設サイトを参照
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/index.html

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