【激レア 体験レポ】「アルスラーン戦記」ファンイベントで声優・小林裕介さん&プロデューサーにインタビュー!
アニメ『アルスラーン戦記』の主役・アルスラーン役の声優・小林裕介さんと、プロデューサー黒須礼央さんにインタビューして原稿を作成する、これが今回の仕事内容。
10月11日にTOKYO DOME CITY HALLで行われたファンイベント『アルスラーン戦記 ヤシャスィーン!カーニバル!』会場で激レアバイトをスタート!
激レア体験が目白押し!イベントの裏側をのぞく

Hさん(左) Tさん(右)
『銀河英雄伝説』などで知られる田中芳樹の原作を『鋼の錬金術師』『銀の匙』の作者・荒川弘がコミカライズした『アルスラーン戦記』。アニメは高いクオリティと豪華声優陣で幅広い層の人気を集め、続編を待つ声も大きい。
今回の激レアバイト参加者は、アニメや漫画が大好きで、『アルスラーン戦記』も全話視聴したというTさんとHさん。将来はアニメの仕事に就きたいと夢を描く2人だ。今回の激レアバイトは、2人の夢を叶える大きな一歩になるのだろうか。
Tさん「壮大で奥の深い作品の知られざる魅力を、今日イベントに参加できなかったファンの方にも、愛を持って伝えたい。アルバイトで漫画の電子書籍の編集をしている経験も活かしたいですね」
Hさん「アニメが大好きな私だからこそできるインタビュー、伝えられるレポートを目指したいですね。将来はアニメ制作に関わるか、声優になりたいと思っています。そのヒントもつかめたらいいな」
そんな熱意を胸に、業務にとりかかる。関係者入口から会場入りして、STAFFの証となるシールを貼り、控え室で打ち合わせ。
今日の流れを説明されると、2人の顔にも緊張の色が浮かんできた。
大がかりなイベント準備を目の当たりにし、緊張倍増!
2人はメイン業務となるインタビューの質問事項について相談した後、リハーサル現場へ。
完璧なステージにするため、本番さながらの演出でテストしたり、音のチェックを行う様子を、貸し切り状態で見学。
プロの仕事に目が釘付けになる2人だった。
アニメに込められた作り手の情熱を肌で感じる
リハーサルの見学後、イベント本番までの時間で最初のインタビューがスタート。プロデューサーの黒須礼央さんに30分間、様々な質問を投げかけた。
「名作で人気作のアニメ化にプレッシャーはありましたか?」というTさんの質問に、「重圧と言うより、良い刺激だった。こんな機会に恵まれ光栄でしたね」と答える黒須さん。
Hさんの「こだわったポイントはどこですか?」という質問には、「実は序盤でオープニングが変わっているけど気付きましたか?そこはこだわりなんですよ。あとのこだわりは、あれ、これって言って良かったっけ……?」と思わずヒミツの話題も出て一同苦笑い。
最初の緊張ムードはいつしかなくなり、あっという間にインタビューは時間を迎えた。
「作品のクオリティを重視してキャスティングした、というお話に改めて納得」というHさん。「良い作品を作りたいという熱意が伝わってきた」とはTさん。短いながら刺激的な時間となったようだ。
1回目のインタビューを終えて、2人の息もぴったりに!
ランチを食べながらインタビューの感想を言いあい、これから作成する原稿について話し合う2人。
ひとつの山場を共に超えて、2人の距離もぐっと近づいた様子。
インタビューの興奮も覚めやらぬまま、ファンイベントの昼公演を鑑賞。イベントは、声優さんがライブでアフレコをするコーナー、制作当時を振り返るトークコーナー、声優さん対抗のクイズコーナー、ライブと内容盛りだくさん。声優・小林裕介さんへのインタビュー項目について思いを巡らせながら2時間の公演を楽しんだ。
1つのセリフに魂を込める、声優さんの仕事観を知る!
イベントを見終わるとすぐに、声優の小林裕介さんへのインタビューを行った。2度目とあって2人ともリラックスしていたようで、積極的に質問を重ねていく。
Hさん「アルスラーンの成長を表現するためにどのようなことを意識しましたか?」
Tさん「思い入れのある台詞やシーンはどこですか?」
その質問に対してにこやかに、当時の想い出と共に答えてくれる小林さん。他の声優さんのおもしろエピソードも飛び出し、終始和やかなムード。
一方で演技や作品作りの話題では、真剣な表情になる小林さん。25話もあるアニメの1シーン、1セリフでもどう演じたか覚えていて、当時の想いを話してくださった。2人ともとても驚くと同時に、小林さんの作品への情熱を感じ、一層『アルスラーン戦記』への愛が深まったようだ。
最後は3人で「ヤシャスィーン!」ポーズで記念撮影。激レアな体験となった。
ファン代表としての激レア体験のレポート原稿を作成!
その後、2人は夜公演も鑑賞。昼公演と内容が変わった部分もあり、インタビューで伺った話も踏まえ、また違った目で舞台を楽しんだ。
鑑賞が終わると、すぐに原稿作成をスタート。インタビューで黒須さんから聞いた制作時にこだわったポイントや思い入れのあるシーン、小林さんが話してくれたアルスラーンの成長を表現するために気をつけた演技や声優さん達のおもしろエピソードなどを、イベントのレポートに盛り込んでいく。
ファンだからこそ聞き出せた、アニメを見ていた人が喜ぶような世の中に出ていないスペシャルな情報をできるだけ多く伝えようと、限られた時間の中で協力し、メモを見比べ、意見を交わしながらひとつの原稿としてまとめあげていった。
原稿をチェックしたスタッフにOKをもらい、この日の激レアバイトは終了。やり終えた充実感がみなぎっている2人に1日を振り返ってもらった。
Tさん「リハーサルもインタビューも初体験。お話を聞くと、作品作りへの気合いやオーラが感じられました。想像だけだった世界がリアルに体験でき、ますますこの業界で働きたいと思えました」
Hさん「プロの方がひとつの作品に向かい合う、思い入れの熱量を感じることができました。私もこの世界で働くために、もっともっと努力しなければと思いを新たにしました」
通常では見られないアニメ制作の裏側、そしてたくさんの人に夢を与えようとがんばっている人たちの情熱に触れ、2人の描く夢が現実に近づいたようだった。
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