【激レア 体験レポ】鉄人・坂井宏行シェフの調理をサポート!まかない付きのグルメバイト!
今回の激レア“グルメバイト”は、坂井宏行シェフの大人気ビストロレストラン「ビストロ イル・ド・レ」にて、ランチタイムの盛り付けなど調理のサポートとスタッフのためのまかないを作るというお仕事。憧れの鉄人・坂井シェフに直接指導を受けられる、まさに激レアなグルメバイトなのだ!
制服に着替え高まる緊張!有名ビストロの厨房の一員としてバイト開始!

Tさん(左) Kさん(右)
今回坂井シェフのもとで働くことになったのは、TさんとKさん。
Tさん「来年5月に姉が坂井シェフのお店で披露宴をするんです。そんな偶然もあってこのバイトの採用が決まった時は『やったー』と叫んでしまいました。今日は緊張もしていますが、プロの仕事を間近で見られるのでとても楽しみです」
Kさん「現在2歳児を子育て中の専業主婦です。坂井シェフは『料理の鉄人』をテレビで見て憧れていたシェフ。そんな方と働くなんてもうドキドキですが、めったにできる経験ではないので、楽しみながらも精一杯働きたいです!」
さっそく制服に着替え、厨房へ。清潔で無駄のない配置の厨房は、ランチの仕込みの真っ最中。2人の表情が緊張で引き締まる。
まず与えられたミッションは大量の玉ねぎの皮むきだ。初めから皮がむいてある玉ねぎも売っているが、それだとやはり微妙に鮮度が落ちるのだとか。
「ビストロ イル・ド・レ」では手間を惜しまず、皮付きの玉ねぎを仕入れているとのこと。
ひたすら皮をむく2人。料理自体はあまり得意ではないと言っていたが、なかなかの包丁さばきで次々と皮をむいていく。
そこへ鉄人・坂井シェフが登場!
「よろしくね。今日はご飯食べてきた?」彼女たちの緊張を解きほぐすように話しかけてくださる坂井シェフ。
「じゃあ今日は、厳しくいこうかな」という冗談に厨房は爆笑。2人の顔にも笑顔が戻る。緊張はどこかへ行ってしまったようだ。
いよいよオープン!ランチタイムスタート
2人の配置は、サラダの盛り付け役とライスをよそう役に決まった。
まず、サラダの盛り付け方を教えてもらう。分量、盛り付け方、そして2種類のドレッシングのかけ方。簡単そうに見えるが、実は彩りのバランスなども考えながら細やかな気遣いが必要な作業だ。
次にライスの盛り方、分量・形状のレクチャー。何よりライスはメインができあがる直前のタイミングで盛らなければならないとのこと。早すぎても遅すぎてもいけない。シェフの動きを常に意識していなければならないのだ。
さあ、お客様を迎える準備万端。店内には食欲をそそるいい香りが満ちてきた。
「よーし!オープンするよー!」
いよいよランチタイムがスタートだ!
さっそくお客様が来店。オーダーが入る。サラダの小皿を作るKさん。メインがお盆に乗る直前のタイミングでライスをよそうTさん。実においしそうなランチがお盆の上に揃う。そしてお客様のもとへ運ばれて行く。
ここで、後ろで見守っていた坂井シェフからTさんへアドバイスが。
「奥に入って髪の毛を縛ってきて」バンダナの後ろから伸びている彼女のロングの髪が気になったようだ。
「お客様によっては気になさる方もいらっしゃるからね」これぞプロの気配り。
そして彼女が奥に引っ込んでいる間、なんと坂井シェフがライスを盛る係に。鉄人と呼ばれるトップシェフも、ライスを盛る係だって何だってするのだ!
「いらっしゃいませー!」
続々といらっしゃるお客様。店内はいつの間にか満席に。さあ、忙しくなってきた!
ランチタイム終了 まかない作りは坂井シェフと!
オーダーが次々と入り、盛り付け係の2人も大奮闘。
「いいねえ。毎日来なよ」と言うシェフの言葉に、2人の笑顔がはじける。
美味しい料理に舌鼓を打ち、満足そうな様子で店を後にするお客様たち。やがて最後の1名が席を立ち、ランチタイムは終了した。
さあ、まかない作りのスタートだ!本日のメニューは「ロールキャベツ」。
材料はすべて調理で出た半端な食材。これらを無駄にせず、おいしくいただくのだ。
坂井シェフが説明を加えながら2人と一緒に手を動かす。
「キャベツはよく洗ってから、キッチンペーパーで拭くんだよ。余分な水分を取り去ることで味がしみわたるんだ」
一手間を惜しまない。まかないと言えど決して手を抜かない。これぞプロの仕事。
「そして料理は楽しく作ること!これがいちばん大事。楽しんで作るからこそ美味しくなるんだよ」と坂井シェフ。本当に楽しそうに調理するシェフとバイトの2人。
「よしできた!さあ、食べよう!」
ご褒美はまかないだけではなかった!シェフの心遣いに涙!
「それでは、いただきます!」
坂井シェフ初めスタッフ全員で、和気あいあいとまかないをいただく。
「美味しい!」とバイトの2人。
冗談を言い合うスタッフたち。みんな明るい。仕事を心から楽しんでいる様子が伝わってくる。
食事を終え、後片付けをして本日のバイト終了。と思いきや、バイトの2人が坂井シェフに呼ばれた。
「今日はよくがんばりました!ありがとう」
綺麗に印刷された本日の「ロールキャベツ」のレシピに、シェフ直筆のサインとメッセージが書かれている。これを手渡されると、Kさんは感激のあまり泣き出してしまった。
「おいおい泣くなよ~。オレは女の涙に弱いんだ」と坂井シェフ。
ここで本当に本日は終了。
Tさん「緊張しっぱなしでしたが、とても楽しくお仕事できました。坂井シェフのおっしゃる通り、料理は楽しく作ることが大事なんだということを学びました。今後は幼稚園で働くことが決まっているのですが、この教えを子どもたちにも伝えたいです」
Kさん「小さい頃から『料理の鉄人』を見ていたので、なんだか今日は自分がテレビの中にいるような気分でした。細やかな心配りをしながらも、坂井シェフをはじめスタッフの皆さんが本当に楽しく料理を作っているのを実感しました。今後はうちの子どものためにロールキャベツを作ります!」
坂井シェフの温かい人柄に触れ、感激の涙で終わった今回のグルメバイト。この経験は2人にとって何ものにも代えがたい、一生の宝になったはずだ。
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