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2016年03月11日

超人気番組のテレビディレクターって何がスゴイの? 業界トップランナーのオシゴトについて聞いてみた

Video Still
テレビディレクター。それは、番組制作における要。現場を仕切る責任者であり、企画、台本、キャスティングといった、番組を構成する全てについて舵をとる演出家でもある。テレビマンを志す若者にとっては、演者であるタレント以上に憧れの存在かもしれない。

このほど、そんなテレビディレクターの仕事をサポートし、間近で体感できるバイトが募集されるという。

3月25日、恵比寿ガーデンホールにて開催される「6人のテレビ局員と1人の千原ジュニア」。同イベントを、裏方としてサポートするミッションである。各局より選抜されたテレビ局員が千原ジュニアさんのステージを演出するという実験的ライブに、スタッフの一員として参加できるわけだ。

参加するのは「アメトーーク」「ゴッドタン」「IPPONグランプリ」といった人気バラエティを手掛ける第一線のテレビマンたち。将来、業界で働きたい人にとっては、テレビの「中の人」たちの辣腕を肌で感じ、一流の演出の妙を学ぶ、またとない機会ではなかろうか。

参加するテレビ局員は末弘奉央氏(NHK)、内田秀実氏(日本テレビ)、加地倫三氏(テレビ朝日)、藤井健太郎氏(TBSテレビ)、佐久間宣行氏(テレビ東京)、竹内誠氏(フジテレビ)と錚々たる顔ぶれ

参加するテレビ局員は末弘奉央氏(NHK)、内田秀実氏(日本テレビ)、加地倫三氏(テレビ朝日)、藤井健太郎氏(TBSテレビ)、佐久間宣行氏(テレビ東京)、竹内誠氏(フジテレビ)と錚々たる顔ぶれ


6人のテレビ局員が千原ジュニアを「操縦」する。今回は、そのイベントの制作・進行をお手伝いするアルバイト

6人のテレビ局員が千原ジュニアを「操縦」する。今回は、そのイベントの制作・進行をお手伝いするアルバイト


そこで今回は、当バイトに100%コミットするための前提情報として、イベントに参加するディレクター陣の特徴、凄さを有識者に解説してもらった。

「バラエティに弱い」テレ朝のイメージを変えた「加地倫三」氏

イベントに参加する面々は、いずれも人気バラエティ番組を担当する現役バリバリのディレクター・プロデューサーたち。なかでも、テレビ朝日の加地倫三氏(「アメトーーク!」「ロンドンハーツ」)、テレビ東京の佐久間宣行氏(「ゴッドタン」)は、業界のみならず一般にも広くその名を知られている。

「加地さんも佐久間さんも心底お笑いが好きで、バラエティ番組が好き。まずそれがベースにあるので、芸人愛に溢れた番組作りをします。ただ、演出家としてのタイプはまるで違いますね」

とは、お笑い評論家のラリー遠田さん。分かりやすく分類すると、加地氏は「オラオラ系」、佐久間氏は「文化系」なのだとか。

「オラオラ系っていうと言葉は悪いですが、加地さんは昔から過激で挑戦的なバラエティを作ってきた人。もともと、テレビ朝日には『ぷらちなロンドンブーツ』という深夜番組があったんですが、そこでは当時若手芸人だったロンブー(ロンドンブーツ1号2号)を起用し、かなりエグい企画をやっていました。

その精神を加地さんが引き継ぐ形で『ロンドンハーツ』が生まれ、一般の方のドロドロした恋愛模様を面白おかしく見せてしまうような斬新な企画で人気を博した。それは加地さんが得意とするところでもあるし、ロンブーのキャラにも合っていました。

(田村)淳さんは一般の方と同じ目線に立って話を引き出すのがうまいし、普通はタブー視されることにもズケズケと踏み込んでいく大胆さがある。ロンブーの良さを引き出し、世に広めたのが加地さんだと思います」(ラリーさん、以下同)

今やテレビ朝日の看板バラエティとなった「ロンドンハーツ」。4月からは『金曜★ロンドンハーツ』に改題し、金曜21時台へ移動(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)

今やテレビ朝日の看板バラエティとなった「ロンドンハーツ」。4月からは『金曜★ロンドンハーツ』に改題し、金曜21時台へ移動(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)



また、加地氏の凄さは“視聴率をとれるツボ”を熟知している点だという。

「お笑い好きのディレクターって、男ウケに走りがちなところがあるんですが、加地さんは女性に好まれそうな企画のツボも心得ている。

『ロンドンハーツ』の格付けし合う女たちとか、奇跡の一枚とか、一番ダサイ人を決めるファッションショーとか、ほかにも恋愛ネタ、ダイエットネタなんかもあります。ロンハーで過激なネタや、アメトーークでマニアックなネタをやりつつも、女性ウケも外さずバランスをとっていますよね。両番組がずっと人気なのは、加地さんが良い意味で一般的な感覚を失っていないからだと思います。

かつてのテレビ朝日は報道系に強い局というイメージがあり、バラエティ番組のイメージは薄かった。加地さんは、そのイメージを大きく変えた立役者のひとりです」

オタ気質を活かし、コアなお笑いファンを掴む「佐久間宣行」氏

一方、佐久間氏の番組作りには「文化系」ならではの特色が表れているという。

「佐久間さん自身がサブカル思考で、漫画や演劇が好きだったりしてオタクっぽいところを、うまく番組に活かしています。たとえば、演劇の世界で注目されている面白い脚本家を番組に起用したり、ゴッドタンで漫画をネタにした企画や、ラジオをテーマにした企画をテレビでやったり。

ちなみに、佐久間さんはラジオ好きが高じて『オールナイトニッポン』のパーソナリティを単発で務めたこともあります」

そうした佐久間氏のオタ属性、マニアックな気質が凝縮されているのが、深夜番組「ゴッドタン」だ。

「テレビ東京の深夜という地上波では最も弱い枠だからこそ、好きなことを好きなようにやろうと。要は妥協しないお笑い、本当にお笑いが好きな人たちだけが分かればいいという、マニアックな攻めた企画を徹底しています。そのため、視聴率はそれほど高くなくても、コアなファンがついている。だから番組関連のDVDも売れますし、イベントをやれば人が集まるわけです。

最近だと客前一発本番のシチュエーションコメディドラマ『ウレロ☆』シリーズなどもそうですが、佐久間さんの番組には必ず新しい試み、攻めの姿勢が見てとれます。佐久間さんも、加地さんも、業界内で弱者だった立場をふまえ、ある意味開き直ってエッジの立った番組作りをしてきたことが功を奏したと思います」

テレビ東京「ゴッドタン」。アイドル、芸人など新たなおもしろ人材を絶妙に輝かせる“スター発掘番組”としても知られている(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)

テレビ東京「ゴッドタン」。アイドル、芸人など新たなおもしろ人材を絶妙に輝かせる“スター発掘番組”としても知られている(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)


ダウンタウンの新たな魅力を引き出した「藤井健太郎」氏、「竹内誠」氏

加地氏、佐久間氏に続く世代も台頭している。TBSテレビの藤井健太郎氏(「水曜日のダウンタウン」「クイズ☆正解は一年後」)、フジテレビの竹内誠氏(「ワイドナショー」「IPPONグランプリ」)は、大物芸人の新たな一面を引き出したことにより、業界内で一目置かれているという。

「藤井さんの凄いところはダウンタウンを“いじっている”こと。『水曜日のダウンタウン』の企画で、たとえば松本(人志)さんの尋常じゃないマッチョぶりや、浜田(雅功)さんが“結果発表”と叫ぶときの声の張り方をいじっています。

ダウンタウンはお笑いの絶対的権威ですから、普通のディレクターは怖くてそこまで突っ込めないんですよ。それは怒られるからではなく、下手にいじってすべったら、ダウンタウンをすべらせたことになってしまう。自分の企画や演出が本当に面白いのか、試されるような怖さがあるわけです。でも、藤井さんはあえてそこを攻めることで、結果的に松本さん、浜田さんの新たな魅力を引き出している。

一方の竹内さんも、『ワイドナショー』で松本さんを“ご意見番”として起用したことで評価されています。松本さんの新しい使い方というか、役割を提示したプロデュース力はやはり凄いと思います」

番組を盛り上げる演出の妙

また、両者は演出方法も好対照。各自が得意なスタイルで番組を盛り上げている。

「藤井さんは“ふざけたノリ”を番組に取り入れる独特のスタイル。企画自体もそうですが、スタジオで流すVTRのナレーションやテロップにも、ちょっとした毒やおふざけを仕掛け、それを出演者に突っ込ませています。

水曜日のダウンタウンもそうですし、藤井さんが脚光を浴びるきっかけとなった『クイズ タレント名鑑』も、スタンスは似ています。要は、スタッフ側がちょっとふざけることで、出演者にもっとヘンなこと、ふざけたことを言ってもらおうという誘い水にもなっているわけです。

クイズ タレント名鑑の場合でも、出演する芸人さんが『この番組はふざけていい』と解っているから、クイズにまともに答えず、とにかくボケ倒す。芸人さんがすごくのびのびと、安心してフルスイングできる番組作りが藤井さんの真骨頂ですね」

TBSテレビ「水曜日のダウンタウン」。練り上げた企画と作りこまれたVTR、それに対するダウンタウンの突っ込みに要注目(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)

TBSテレビ「水曜日のダウンタウン」。練り上げた企画と作りこまれたVTR、それに対するダウンタウンの突っ込みに要注目(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)


一方の竹内氏は、番組のセットやシステム、見せ方の作りこみ、演出力が秀逸だという。

「『IPPONグランプリ』なんかは、まさに顕著です。あの豪華なセット、大喜利のお題の内容、芸人同士が評価し合う採点システムと点数発表の見せ方も見事ですが、さらに松本人志さんをチェアマンに置くことで、格式や真剣勝負の緊張感を加えている。日本テレビ系の『笑点』とは全く異なる切り口で、個人間の大喜利対決をあそこまでショーアップしたのは凄いことだと思います。

お笑いライブでコアなファン向けに行われていた大喜利というマイナーなストリートファイトを、テレビのゴールデンタイムで10%以上の視聴率がとれるコンテンツに仕立てたのは、竹内さんの演出によるところが大きいのではないでしょうか」

フジテレビ「IPPONグランプリ」。2011年の第5回からゴールデンタイムで放送され、常に10%以上の視聴率を獲得している(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)

フジテレビ「IPPONグランプリ」。2011年の第5回からゴールデンタイムで放送され、常に10%以上の視聴率を獲得している(※画像は番組公式ホームページのスクリーンショットです)


そんな業界トップランナーたちの仕事を体感しよう

なるほど、ふだん何気なく視聴している番組の随所に、制作者による巧妙な仕掛け、こだわりの演出が込められているようだ。各ディレクターの番組作りの特色をふまえた上でチェックすれば、より深い楽しみ方ができるかもしれない。

なお、今回の激レアバイトでは、将来テレビ業界で働いてみたい人、コンテンツ制作に興味がある学生はもちろん、お笑いやバラエティ好きの人も大歓迎とのこと。ぜひ応募して、テレビ業界におけるトップランナーたちの仕事ぶりを生で感じよう。

▼応募はこちらから▼

※この記事で紹介したバイトの募集期間は2016年3月21日AM6:59までとなります。

※この記事で紹介したバイトの募集期間は2016年3月21日AM6:59までとなります。