【激レア 体験レポ】ハニワ声優バイト第1弾!『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』に出演する“アニメバイト”
2016年4月23日(土)全国ロードショーにて公開を迎える劇場アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』に声優として出演する今回の激レアバイト。編集と収録が行われている現場に潜入し、アフレコに挑戦できるという貴重な体験を手にした2人の“アニメバイト”に密着した。
「アニメのおかげで今の自分があります」熱い気持ちを語る
動画総再生回数1億回を超えるクリエイターユニット・HoneyWorks(通称:ハニワ)の楽曲「告白予行練習」「初恋の絵本」「ヤキモチの答え」を中心とした“告白実行委員会~恋愛シリーズ~”。主人公たちが楽曲の世界を飛び出す恋愛青春群像劇として注目と人気を集めているシリーズ・プロジェクトが、ついに劇場アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』として展開される。
今回のバイト内容は、その劇場アニメの声優としての一端を担うというもの。アニメをこよなく愛する女性2人が今回の激レアバイトの主人公だ。
現在働きながら声優を目指している高橋郁美さん(左)と、演劇の勉強をしつつ来季から大学院に行くことが決まっている高安理保さん(右)。
高橋さん「HoneyWorksさんの楽曲は私にとって思い出の曲です。今回そんな素敵な楽曲の映画化に声優として携われることにワクワクしています。映画を観るお客さんが作品に溶け込めるような演技をしたいです。“声優”という夢に少しでも近付きたいので、全力で臨みます」
高安さん「幼い頃、声優さんがアニメのキャラクターの声を出しているというのを知って衝撃を受けたのを今でも覚えています。大学では演劇を勉強していますが、その原動力となったのも“アニメ”であり“声優”というお仕事なので、今回は夢のような機会をいただき光栄です」
スタジオへ潜入!緊張の顔合わせ
期待に胸をふくらませ、2人が向かった先は、東京都内のとあるビル。
地下へ続く階段を降り、アニメ編集や収録の行われているスタジオへ潜入した。
早速、スタッフさんとの顔合わせからスタート。緊張した面持ちで挨拶をすると、音響監督から質問された。
「アニメは好き?」「普段、何しているの?」「2人は声優を目指しているの?」
質問に答えていくうちに徐々に緊張がほぐれていく。高橋さんは、近況を交えながら声優になりたい強い気持ちをぶつける。高安さんは、アニメに対する熱い思いを語った。
渡された台本、2人の配役は女子学生!
スタッフさんから台本を渡された2人。高橋さんは“女子学生A”高安さんは“女子学生B”の配役を演じることに。
シーンは全部で4カット。日常会話レベルの少ないセリフだが、気は抜けない。
女子学生の気持ちで臨めるか不安になりながらも、収録がはじまるまで台本を真剣に読みこむ2人。
いよいよブース内へ!立ち位置チェックと発声練習
スタッフさんからお呼びがかかった!
ブースへ入るとプロの現場でしか見ることの出来ない録音用マイクが2本。
背の高さにマイクを調整してもらったところで、音響監督の指導が入る。
「まずマイクの前に台本を持ち上げます。目線が大事なので、台本をしっかり読めるようにしつつも顔を上げて画面を見ながらしゃべるのが基本です」
スタンバイ完了。2人の練習がはじまった。
「映像出します」とスタッフさんの声とともに、学校に登校するシーンが流れて2人の第一声が飛び出す。
女子学生A「おはよう」
女子学生B「おはよう」
「うん、声が小さいね。今の10倍出さなきゃ」
「もうちょっとリラックスしよう。会話している雰囲気をもっと出して」
音響監督からアドバイスを受け、何度も練習を重ねる2人。調子が出てきたところで、「よーし、アドリブ足してみようか」と求められた。
女子学生A「おはよう」
女子学生B「おはよう」
女子学生A「昨日の夜ごはん何食べた?」
女子学生B「うん、ステーキ。おいしかった~」
思わぬアドリブ回答に、大爆笑のスタッフさんたち。笑顔でお互いをたたえあう2人をよそにブース内から出て行く音響監督。いよいよ本番がはじまろうとしている。
ドキドキの本番!声優デビューとは思えないほどアドリブ出まくり?!
「はい、本番いきまーす」と編集室からスタッフさんの声。それまで和気あいあいとした雰囲気から一転、張りつめた緊張感がブース内を包む。
練習の成果を出そうと力む2人。声がうわずって思い通りのテンションでセリフが出ない。
「背伸びして深呼吸しよう。脱力が大事だよ~」と音響監督からの優しい声掛けに、ようやく落ち着きを取り戻した。
調子が上がってきたのか、シーンが切り替わるたびにテイクの数が減り、アドリブが増えていく。息の合った2人の会話に編集室も沸き立った。
全てのシーンを録音し終えてミッション完了。
「せっかく来てくれたから、もう少し練習していいよ」とスタッフさんの声掛けに、学校の昼食時間のシーンを練習した。
ダイエットの話を盛り込むなど本物の女子学生のような会話をする2人に、「台詞つくるのうまいね~」と音響監督も大絶賛。
友情も芽生えた2人。夢の声優デビューを終えて感じた事
無事に収録を乗り切った笑顔の2人に、今回の体験を振り返ってもらった。
高橋さん「セリフをいざ言おうと意識すればするほど声が裏返り、喉が開かず思うように声が出なかったことが悔しいです。アドリブでは、相手のことを考えながら瞬時に会話を作ることの難しさを知りました。自分の力不足を感じたのと同時に、声量やアドリブ力といった課題を見つけることができたので、すごく勉強になりました」
高安さん「本番の合図がかかると、さすがプロの現場だなと思うくらいピリピリとした緊張感が漂っていたのが印象に残っています。今日収録した自分の声が実際に映画館で上映されると思うとドキドキします。幼少期から大好きだった“アニメ”に携われて、幸せいっぱいです。今回の刺激的な体験を忘れずに、演劇にも生かしていければと思います」
駅前で固い握手を交わす2人。声優がキャラクターに命を吹き込むように、今日の経験は2人の活動に更なる情熱をもたらしてくれたようだ。
