【激レア 体験レポ】最先端技術も体感!「初音ミク」日本初ライブ・ツアー「MIKU EXPO」東京公演をサポートする音楽バイト!

初音ミクがステージに降臨した!大歓声を上げる観客。そしてミクの歌声に魅了されていく…。
今回の激レア音楽バイトは、「MIKU EXPO」東京公演のサポート。熱狂のライブを裏方として支え、最先端の技術を裏側から見ることができる激レアバイトだ!
大好きなミクを支えられるか? 緊張しています!

(左)Hさん (右)Yさん
日本ポップカルチャーの代表でもある「初音ミク」。その世界ツアーが「HATSUNE MIKU EXPO 2016」だ。今年は世界へ旅発つ前に初の日本ツアーが実現。そしてこの日はその日本ツアーファイナルの東京公演。こちらを今回サポートするのが、何年も中国で暮らしていたHさん(写真左)と、コスプレが趣味の大学生・Yさん(右)。2人の意気込みは…。

Hさん「中国留学時代にネットでミクを知り衝撃を受けました。日本語の歌に飢えていた時期で毎日聴きまくり、以来ずっとミクのファンです。ライブにはよく足を運ぶのですがミクのライブは初めて。とても楽しみです。その一方で私がお役に立てるのか不安で緊張しています!」

Yさん「小学生のころからミクにはまっています! コスプレが趣味なのですが、ミクのコスプレはやったことがありません。ミクが好き過ぎて逆にできないんです…。今、ものづくりの大学で勉強中ですが、今日はこのバイトを通じて自分が作る作品へのインスピレーションをつかみ取りたいです!」

それぞれの初音ミクへの思いを胸に、いざ、Zepp東京へ!
受付業務はパニック寸前?! 困った時はスタッフに!

スタッフパスを受け取り入場。スタッフさんから本日の説明を受ける。

まず最初に2人に与えられた仕事は関係者入り口での受付業務。仕事の基本的な流れは、関係者受付にいらっしゃったお客様のお名前を伺い、リストと照らし合わせて招待券を渡すというもの。簡単そうに見えるがその数はなんと30組以上と大勢!

早速準備だ。まずは机を設置し、お客様の名前入りの招待券を並べる。長机の上はチケットでいっぱいになってしまった。

「間も無く開場時間です!準備よろしいでしょうか?」の声が掛かる。いよいよ受付スタートだ!

一般受付では、この日を待ちわびたお客さんがどんどん入場してくる。ロビーは急激に活気づく。バイトたち担当の関係者受付の入り口を開けると招待のお客さんの列ができていた。

「いらっしゃいませ。お名前を伺ってよろしいでしょうか?」
「○○です」
「すみません、もう一度お願いします…」

すぐ近くで入場整理の係員の大声が飛び交っていて、うまく聞き取れない!何度も聞き直し、招待券を探し当て、もぎって半券を手渡す。

そして次のお客様。
「○○です」
「はい。○○様ですね」
と、リストと招待券を探すがどこにも名前がない! その間にお客様の列がどんどん長くなっていく! 軽くパニックになるHさん。Yさんが冷静に、スタッフさんに対応をお願いし、次のお客様の応対へ。

わからないことは、すぐそばにいるスタッフさんに聞く!これが鉄則だ!

徐々に仕事に慣れてきたバイトたち。
窓口の違うお客さんがやって来たり、一般のお客さんに当日券のことを尋ねられても、スタッフさんにスムーズに繋ぎ、そつなく対応できるようになった。
気付けばそろそろ開演時間。無事に受付業務を乗り切ったようだ。
ミクのライブを視察?! そして舞台裏側に潜入!

次の業務はミクのライブ鑑賞!いや、これも本番の視察チェックという立派な業務。

バイトたちは熱気あふれる場内へ。関係者席である2階の一番後ろに立つ。そして開演だ。近未来を感じさせるセットに、目がくらむほどの照明。大迫力のバンド演奏。そして何と言っても本当に「いる」としか思えないミクの存在感と歌声。

Yさん「できることならお客さんと一緒にペンライトを振って盛り上がりたかったです!業務なので必死に自分を抑えましたが」
Hさん「言葉になりません! ぼーっとしちゃいました。ライブが終わった瞬間、現実に戻りました。夢のようでした!」

ライブ後はプロデューサーにステージの裏側を案内してもらい、最先端の技術を見学。そして実にいろいろな話を聞かせてもらった。

ステージ上は世界で唯一ミクを動かせるプロジェクターと透明の特注スクリーンをミリ単位で調整しているのだとか。

「アメリカに行くと最初は『こんな細かいやり方でライブやってるの?』って若干笑われる。でもライブが終わった瞬間にもうみんなからハグされる(笑)。やっぱりこういう細かい仕事は日本人にしかできない。日本が勝負でき、誇れるものなんだ」
世界で勝負しているプロデューサーが経験談まで話してくれた。

「若いうちに海外に行きなさい! いろんな刺激を受けて、考え方が変わるし、モチベーションも上がる。俺自身、もっと若いときに借金してでも海外に行っておくべきだったなあってつくづく思うんだよ。」
とても大切なメッセージを受け取ったバイトたちだった。
責任重大? フォトセッションでの撮影!

その後、資料用に会場の撮影を任されたバイトたち。祝花や外の物販コーナーなどを撮影した。

続いてフォトセッションのお手伝い。

これはプレッジミュージックのミクサポートキャンペーンで権利を勝ち取った2組のお客さんが、なんとステージ上で初音ミクと記念撮影ができるというもの。

専属のカメラマンによるフォトセッションのあと、バイトたちはステージに上がり、お客さんのスマートフォンでミクとのショットを撮った。お客さんにとっては大切な記念写真。

「これでいいですか?」とお客さんに写り具合を確かめ、無事OKをもらった。
ついに業務終了 でも「もっと働きたい!」

最後の業務は夜公演の関係者受付だ。


昼間と同じく、招待者は大勢。
しかし、さすが2回目。同じ過ちを繰り返すことなく業務をこなした。

そして夜公演の開演時間となり、激レアバイトは終了。
バイトたちに感想を聞いてみた。

Hさん「受付業務ではずっと緊張していたので疲れました! プロデューサーの方からワールドツアーのお話が伺えて感激です。ゲーム関係の仕事をしているのですが、どうやって人を楽しませるかを勉強させてもらいました!」

Yさん「楽しくてもっと働きたかったです! 今日はスタッフさんの熱意やお客さんの熱気が伝わってきて自分もがんばりたくなりました。早く家に帰ってデザイン画を描きたいです!ボカロのコスプレもやりたくなりました!」

一生味わえないような貴重な経験ができたバイトたち。その経験を武器に変え、今後も自分の道を歩んでいくことだろう。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。
