【激レア 体験レポ】声優・近藤隆さん、監督さんから直接指導あり! 人気テレビアニメ『91Days』に出演する声優バイト!
今回の激レア“アニメバイト”は、人気テレビアニメ『91Days』に声優として出演するというもの。さらに主演の声優・近藤隆さんや監督さんから声優としての心構えや演技指導をしていただけるという、まさに激レアな内容だ。
声優経験ゼロ! 作品の世界観を壊さないよう頑張ります!
2016年7月より放送を開始した注目のテレビアニメ『91Days』。舞台は禁酒法時代。家族をマフィアに殺害された主人公アヴィリオの91日間に及ぶ復讐劇を描く硬質なアニメだ。
この『91Days』の声優バイトに採用されたのは、Kさん(写真左)とMさん(写真右)。
Kさん「海外で日本文化を紹介する仕事がしたくて来年からイギリスに留学します。『91Days』は始まる前から今期いちばん注目していたアニメ。声優として参加できるなんて夢のようです! 大好きな作品の世界観を壊さないよう全力で取り組みたい。そして現場から多くのことを学び吸収したいです!」
Mさん「ドラマやアニメが大好き。高校のときは声優にも憧れていたのですが、今は脚本家やTV局関係の仕事を目指しています。声優もお芝居も経験ゼロなので、今日はめちゃくちゃ不安で緊張していますが、チャレンジ精神で頑張りたいです!」
2人とも『91Days』の世界観に惚れ込んではいるが、ともに声優経験などは一切なく不安でいっぱいとのこと。そんな2人の声優挑戦劇の幕が上がる!
主演声優・近藤隆さんから直接指導! “ガヤ”は難しい?
本日の舞台となる録音スタジオに足を踏み入れたバイトたち。
「わあ、これがスタジオかー!」
立ち並ぶマイクや映像モニターに早くも感激。
緊張しながらしばらく待っていると、、
「どうも。こんにちは!」
主演アヴィリオ役の近藤隆さんが登場! 初心者のバイトたちにこれから声優としての基本をレクチャーしてくださるのだ。
「よろしくお願いします! 」
今日はのびのびとやってくださいね、と近藤さん。バイトたちの緊張を優しく解きほぐしてくれる。
早速台本を手渡される。バイトたちの出演するシーンは2つ。
1つ目はマフィアのドンに対して記者団がインタビューを迫るシーン。2つ目はパニックになった劇場で観客が逃げ惑うシーン。
「まあいわゆる“ガヤ”ですね」
ガヤと聞いて一瞬ほっとしかけたバイトたちだったが、次の近藤さんの言葉によって顔色が変わる。
「でも実は“ガヤ”って難しいんですよ」
セリフらしいセリフが決まっていないのでアドリブ能力が問われる。そこが難しい。ガヤが上手な人はアフレコも上手で、新人声優にとっては力量を試される場がこの“ガヤ”なのだそうだ。
途端に不安がぶり返すバイトたち。
「あの…アドリブっていうのはどういう感じで…?」
「うーん、そうか。いきなりは無理ですよね。じゃあセリフを今作りましょうか」
なんと近藤さんがその場でバイトたちのセリフを考えてくれることに!
Kさんがカメラマン役でセリフは「こっちを向いてくださーい」「撮ったぞ」など、Mさんは記者役で「どう思われますか?」「一言お願いします」などに決まる。
そして実際にマイク前の立ち方について教えてもらう。近すぎても遠すぎてもダメ。台本の縦の長さ分の距離をとるとのこと。
さらに近藤さんには台本の持ち方、本を見ながらのモニター画面の見方などなど、基本を丁寧に教えてもらった。
「では、この後の本番がんばってください! とにかく大きな声でね!」
「はい! ありがとうございます!」
プロの直接指導に大感激のバイトたちだった。
当然のことながら「難しい…」
近藤さんにもらったセリフを練習し合うバイトたち。
スタッフさんにマイクの高さを調節してもらい、そろそろ本番の時間。
そこへ音響監督さんがブースの中に入ってきた。
「ではそろそろ始めましょう」
まずは記者団のシーンの映像を流してもらいタイミングを確認。雰囲気をつかんだところでマイクの前に立ち、何度か練習。そして本番だ。
映像に合わせて大きな声を出す。
「一言お願いします!」
「こちらを向いてください!」
当然のことながら…ヘタクソだ! セリフが棒読みになってしまう。
監督から様々なアドバイスと演技指導が入る。
セリフを読むのではなく自然に口から出る感じで。
もう少し遠い人に向かって言うイメージで。
もう10歳上になったつもりで。
自分にいい写真を撮らせてくれと心から願う気持ちで。
いい写真を撮らないと上司に怒られると想像して、などなど。
アドバイスを受け、何度も録り直すバイトたち。なかなか思い通りにいかない。
「難しい…」
しかしやがて少しずつではあるが言い方や声の出し方がサマになってきた。そしてついに、
「はい! ありがとうございます! OKです」
ほーっと脱力する2人。
しかし気を抜く暇はない。まだもう1シーンのガヤが待っている。
必死にセリフを考える 声は本当に使われる?
次は、オペラ劇場で突然中断した演奏にざわつく客が、鳴り響く銃声にパニックを起こし逃げ惑うというシーン。
映像の確認をした後、監督と打ち合わせ。このシーンのセリフはバイトたちが自ら考えることになった。
じっくり考えた後、テスト開始。映像が流れる。
「あれ、なんで演奏止まったんだ、演出か?」
「金返せ!」
このKさんの「金返せ」でオペレーションルームのスタッフさんたちは爆笑。
すかさず監督の演技指導が入る。
「オペラを聴きに来る人たちってどんな人だと思いますか?」
「えーと、多分、お金持ちとか、品のいい方とか」
「そうですよね。だとしたら『金返せ』は言わないかな(笑)」
「ああ、そうですね! すみません!」
監督からは「もっと想像力を働かせてみて」とアドバイスをいただき、バイトたちだけでセリフを練り直し。
演奏が止まったとき一発目の銃声に気づいた客がいたかもしれないと想像し、
「今変な音がしなかったか?」
「いや、何か聞こえたのか?」
などのリアルなセリフを考え出した。
さらに想像力を膨らませ案を出し合う。セリフが徐々に磨かれていく。
「では本番いきましょう!」
このシーンも何度も録り直し、さらに違うセリフでも何パターンか録音。
そしてついに監督から、「ありがとうございました。お疲れ様です!」の声が掛かり、声優バイトの幕が閉じた。
Kさん「いやあ、予想以上に難しかったです…。もっと上手くできるはずと思っていたので悔しいです! でも将来、日本文化を海外に伝えるうえで、今日経験できたことは必ずプラスになると確信しています! 留学したらまず『91Days』をイギリスの人たちに勧めます!」
Mさん「ガヤといえども手を抜かずに、より良くしようと真剣に考える声優さんや監督さんのプロの仕事ぶりに感動しました。実は脚本家やTV業界への道は難しいので内心諦めかけていたのですが…やはり夢を捨てずに目指してみます! もっと勉強します! 今日の経験は100%役に立ちます!」
それにしても本当に自分たちのガヤが使われるのかな? と不安がるバイトたち。しかし帰り際にアニメスタッフさんから氏名の確認をされる。
なんと放送回のエンドロールにバイトたちの名前がクレジットされるというのだ!
最後に最高のご褒美をいただいたバイトたち。しかしそれ以上に今日の激レア体験こそが今後の彼らの宝物となるに違いない。
※「Day11」のエンドロールには「カメラマン」役としてしっかりと2人の名前が流れました。
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