【激レア 体験レポ】未来のスター候補を審査する！芸能・音楽事務所のオーディションをサポートするエンタメバイト！

今回の激レア“エンタメバイト”はソニー・ミュージックアーティスツが主催する新人発掘オーディションのサポートをするというもの。未来のスターが誕生する現場に立ち会えて、しかも審査員という大役も果たす！ 前代未聞の激レアエンタメバイトを密着レポート！

オーディションに興味津々！ 期待と緊張のバイトたち

YUKI・PUFFY・西野カナ・土屋太鳳・二階堂ふみ・橋本愛・水瀬いのり…。
数え切れないほどの有名アーティスト・俳優・タレントが所属する芸能・音楽プロダクション、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)。

そのSMAが主催する「アクトレース」「ダンリョク！」「アニストテレス」という3つの新人発掘オーディションが今回のエンタメバイトの舞台だ。

この激レアバイトに採用されたのはOさんとEさんの2名。

Oさん「舞台衣装を作る仕事をしたいと思っています。衣装を着る側になる方々が、どんな風にオーディションを受けてどう進んでいくのだろうと興味津々です。審査する立場になるということで、どんな人たちが来るのだろうとドキドキしています！」

Eさん「学校で映像の勉強をしているのですが、講師からは、映像を作り上げたとしても完成度は20%、残りの80%は後から音楽や声優さんが作り上げてくれるのだと言われています。だからその分野も学校以外で勉強しなさいと。今日はまさにそれが吸収でき、他では絶対味わえない経験ができるのでとても期待しています！」

エンタメ業界での仕事を夢見る2人。それぞれの不安と期待が交錯するオーディションバイトの幕が上がる！

審査員という大役！ 本当に素人でも大丈夫？

バイトたちが向かったのはソニー・ミュージックエンタテインメント本社。本日のオーディション会場だ。

まずはスタッフさんからおおまかな流れを説明してもらった。

本日のオーディションは3つあるとのこと。まずは10代中心の女性向けの「アクトレース」、次に男性限定の「ダンリョク！」、そして最後は声優やアニソンシンガーなどアニメに特化した「アニストテレス」だ。

「3つ合わせて全国から1万人以上の応募がありました。1次審査で残った約1000人を現在2次審査中です。その後ファイナルステージで優秀者になるとSMA所属になります。今日は2次の中から100人くらいを審査してもらいます。長丁場になりますから覚悟しておいてくださいね！」

「あの…。本当に僕みたいな素人が審査しても大丈夫なんでしょうか？」とEさん。当然の疑問だ。

「大勢のベテランが一緒に審査しますから大丈夫ですよ！ それに実際の視聴者やファンはいわば素人さんですよね。だからその目線も大事なんです。自信を持ってフレッシュな目で審査してくださいね！」

…そうは言っても応募者の人生を左右しかねない大役だ。表情と気持ちをぐっと引き締めるバイトたちだった。

陽気な審査員長？！ 緊張させないのがプロのやり方！

手始めにオーディション会場の設営を手伝うバイトたち。機材を運搬・設置をしていると…。

「タウンワークの激レアバイトさんたちだね。よろしく！　名前はなんていうの？ どこから来たの？ 何やってるの？ 手芸ができるの？ そいつはシュゲー！」

次々と質問をしては冗談を言う陽気なおじさんが出現。
いやいや、この方こそが本日のオーディションの総責任者であり審査員長の島田チーフ。とてもエラい方なのだ！

「ははは。こんな調子で僕がオーディションを仕切るのでよろしくね！」

聞けば、オーディションを受ける子たちが緊張しないように、わざと場を明るく和ませるのだとか。

「緊張しているとその子の本当の力が出せないからね！」

なんと優しい。そしてこれぞプロの考え方。
プロの気遣いでいつしかバイトたちにも笑顔が戻り、リラックスした雰囲気に。

「じゃあ、カラオケとカメラのチェックするから1曲歌ってみようか！」

任命されたのはEさん。

「はい！ わかりました！」

実はカラオケ店でバイトしているという彼。堂々と歌い上げ、チェック業務に貢献した。

準備が整ったところで次は審査の段取りとコツをレクチャーしてもらうバイトたち。

１回につき十数名を入室させ一人づつ審査していく。その際まず一人目を基準にすること。そしてその基準をブラさないこと。カメラモニターの映り具合もチェックすること。歌のうまさもそうだが声の質にも着目すること。歌った曲や印象に残ったことは必ずメモすること、などなど…。

バイトたちは何度もうなずき、リストに目を通しながらしっかりメモをとった。

さあ、間も無くオーディションの時間だ！

いよいよ審査スタート！ 熱い思いを受けとめろ！

ベテラン審査員たちがそれぞれ席に着き準備OK。

島田チーフが宣言する。

「それでは始めましょう。審査員のみなさんよろしくお願いします！ では1グループ目を！」

未来のスター候補生が緊張の面持ちで続々と入室。全員着席したところで審査スタート。

「○山○子。15才、中学3年生です。○○を歌います！」

カラオケの後は演技。そして質問コーナーと続き最後に特技を披露。

「はい。ありがとうございました！ では次の方…」

次から次へと少女たちが精一杯歌い演技する。緊張している子、歌が超絶うまい子、遠くから朝６時の電車で来たという子、この夏はオーディションを受けまくっているという子…。

夢を追いかける何人もの少女たちの熱い思いをバイトたちは真剣に受けとめる。そして一人一人思いを込めてスコア表に評価を書き込んでいくのだった。

審査に四苦八苦！ 未来のスターに出会えた？

1グループ目が終わるとしばしの休憩時間。

「うーんやっぱり審査は難しい！」とバイトたち。

しかし、2グループ目、3グループ目と進むにつれ、バイトたちの目がだんだん審査員の目になっていく。テキパキとスコアを書き込んでいった。

少女たちの「アクトレース」が終わると、次は「ダンリョク！」の男子を審査。そしてアニメ部門の「アニストテレス」へ。

どれほどの時間が経ったのだろうか。総勢100人近くの歌を聞き、演技や特技を見、デビューしたいという熱い情熱を受けとめたバイトの2人。

ついに最後の1人を審査。集計作業にも参加し、長時間に及んだ審査員バイトの幕は下りた。

Oさん「審査は難しくて大変でした。でも楽しかったです！ オーディションを受ける方たちは個性をうまく出せる人と出しきれない人の差が大きいと感じました。でもどの方もとても努力している姿が見られて…。自分も目標に向かってがんばらなきゃいけないな！ と、やる気が出ました！」

Eさん「疲れました！ ベテラン審査員の方たちがスパッと採点しているのを見て当然とはいえさすがだなと思いました。自分は合格を目指している皆さんを評価するというのが重圧で悩みました…。でも納得いく採点ができたと思います。映像制作の仕事を目指すうえで今日のこの経験は確実に役立ちます！」

果たして今日見た子たちの中に未来のスターがいたのだろうか？ 言えるのはみんなが夢に向かって情熱を放ち輝いていたということ。その姿を真剣に受けとめたバイトたち。彼らもまた今日の経験を生かし、自分の夢に向かって輝いていくことだろう。