【激レア 体験レポ】バリスタ第一人者・横山さんに教わる本場のエスプレッソ! CMで話題の「マシュマロチョコチップタウンワーク」作りも挑戦!
その道に精通したプロの技術を学ぶことができる「激レア職人バイト」。
今回は日本のバリスタ第一人者でもある横山千尋さんに、その極意を教わり、タウンワークCMでも話題を集めた「マシュマロチョコチップタウンワーク」作りに挑戦した後、バールでの仕事も体験できるというもの。
そんな激レアバイトに二人の大学生が臨んだ。
一流の仕事や技術を学びたい!

Rさん(左) Kさん(右)
採用されたのは、法学を専攻するKさん(写真右)と医学生のRさん(写真左)。
Kさん「将来は事務職や金融系の仕事に就きたいのですが、どの分野においても一流と呼ばれる人から学べることは今後の人生の財産になると思って応募しました」
Rさん「私は珈琲が大好きで、憧れの横山バリスタにお話が聞ける夢のようなバイトがあると知って応募しました。横山さんにしか作れない味、その技術を少しでも学びたいと思います!」
今回の舞台は、本場のイタリア料理を提供する六本木バール・デルソーレ本店。横山バリスタが専務取締役を務める株式会社フォルトゥーナが展開するバールの本店だ。
この店は日本で「本物のエスプレッソを飲める店」として、イタリア本国のエスプレッソ協会から正式認定を受けた11店舗のうちの1店。(デルソーレ銀座店も認定)
バリスタの岡村啓史さんにご挨拶をして、この日の流れや仕事のレクチャーを受ける。
バールという業態から、オーダーの取り方、予約状況、サーブの方法、カウンター業務まで、丁寧に教えてもらう。
「カウンターのことをイタリア語で“バンコ”と言います。バンコに入っていてもお客様が来店されたら『いらっしゃいませ!』。大事なのは笑顔ですね」
制服に着替えた二人は、スタッフの皆さんにご挨拶。
バンコでは食器やグラスの洗い方、“コペルト”と呼ばれるお通しの作り方、生ビールサーバーの扱い方などを教わる。
「ここでは“お願いします”をイタリア語で“ペルファボーレ”と言うので、バリスタや厨房から『ペルファボーレ!』と言われたら、『シー!』と言って取りにきてください」
他にもイタリア語の数字の数え方も教わり、必死にメモする二人。
「今日は日本語で大丈夫ですよ」と言われ、胸をなで下ろした。
バリスタの頂点に立つ横山千尋さんによる特別バールセミナー!
バールでの仕事を教わっていると、横山バリスタが登場!
ご挨拶をして、特別セミナーが始まった!
大阪の料理学校を卒業後、フランスで料理人として修行していた横山さんが、ミラノでのジェラート修行を経て(世界選手権3年連続金賞!)、バリスタの本国・イタリアでマエストロという称号を与えられるまでの経緯を伺う。
「イタリアの国際カフェテイスティング協会では、5段階のレベルの技術を修得するとマスタープロフェッショナルとなります。その上にトレーナー、講師、一番上が「マエストロ」。イタリア人以外のマエストロは世界で私しかいないんです」
珈琲豆の種類からエスプレッソという言葉の意味、バリスタの役割など、二人が理解しやすい言葉を選んで丁寧に説明する横山バリスタ。
「エスプレッソの語源は「急行」「あなたのためにわざわざ」という2つの意味があります。イタリア語に「エスプレッサメンテ」という「あなたのために特別に作ります」という意味の形容詞があるんだけど、オーダーしてくれた人のために作るというのが僕らバリスタの仕事」
ここで岡村バリスタによる本物のエスプレッソを実際に飲ませてもらう。
ティースプーン1杯半ほどの砂糖を入れて、味わう二人に「チョコレートみたいで、普通のドリップ珈琲とは違う旨さでしょう」と、横山バリスタ。
自分の好みをバリスタにすべて伝えるイタリアのバールやカフェでは、なんとバリスタにファンが付くらしい。そんな一人前のバリスタになるには10年かかるそうだ。
「ただ単に珈琲を出せばいいのではなく、お客さんのことをどれだけ知って、それをどういう形で一番喜んでいただけるかを表現しないといけない。それを考えるのが僕らの仕事」
横山バリスタの重みのある言葉を聞き逃さないよう、真剣に聞く二人だった。
横山バリスタの技術を間近で見学!
バリスタにとって神聖な場であるエスプレッソマシンの前に立った二人。
エスプレッソの抽出やミルクをスチームする様子を見せてもらう。
「僕らがやっているのはデザインカプチーノ。ラテアートとは味が違うんだよ」
と言って、横山バリスタは2つのカプチーノを手際良く完成させた。
さりげなく見えるが、同じタイミングで出せるように計算されているとのこと。
「じゃぁ二人にハートをプレゼントするので、好きな絵を描いてみて」
と言って、横山バリスタがエスプレッソにスチームしたミルクをハート型に浮かべる。
Rさんが描き上げたのは、タウンワークのジョブーブ(写真左)。
咄嗟のプレゼントに「全然思いつかない……」というKさんは、横山バリスタに相談しながら、なんとか完成させた(写真右)。
プロとの違いが歴然!?「マシュマロチョコチップタウンワーク」作り!
ここからは、二人がそれぞれ考えて来たレシピで「マシュマロチョコチップタウンワーク」を作らせてもらう時間だ。
Rさんのレシピを見て、「字が小さすぎて読めない(笑)」と、思わず目を細める横山バリスタ。
横山バリスタと岡村バリスタ協力のもと作った、二人のマシュマロチョコチップタウンワークはこちら!
まずはKさんの作品から。
①チョコソースソースを入れたカップにエスプレッソを抽出。
②マシュマロを入れたミルクをスチームする。
③①に②を注ぎ、チョコソースをかけ、細いピンで絵を描いて、完成!
その味わいを確かめるKさん。
「最初はチョコソースの味しかしなかったけど、溶けたマシュマロと牛乳の甘みがいい感じに出ていて美味しいです!」
続いてはRさんによる作品。
①チョコソースとマシュマロを入れたカップに、エスプレッソを抽出。
②①にチョコチップを加え、ホイップクリームをたっぷりと入れる。
③マシュマロ&チョコチップ&チョコソースをトッピングして、完成!
Rさんもカップに口をつける。
「トッピングそのものの味ですけど、美味しいです!」
そして、横山バリスタによって作られた「マシュマロチョコチップタウンワーク」がこちら!
①ボタンチョコレートとバニラシロップを入れたカップに、エスプレッソを抽出。
②①にスチームしたミルクを注ぐ。
③冷やしておいたチョココーティングマシュマロをたっぷりとのせて、完成!
味見させてもらう二人。
「コーティングチョコのおかげでマシュマロの食感がちゃんと残ってる…。やっぱり全然違います!!」
お客様の喜ぶ顔を目の当たりにしたバール体験!
その後、たくさんのお客さんで賑わうバールで実際に働かせてもらう。
横山バリスタによるカプチーノを急いで届け、お客様の喜ぶ顔を間近で確認するRさん。
バンコに立ったKさんは、教わった手順でサーバーからビールを注ぐ。ぎこちなかった手つきも、次第に様になっていった。
現在はバリスタの育成に力を入れているため、お店に出ることは稀という横山バリスタ。この日もお店のTwitterでの告知を見たお客さんが次々に来店していた。
2時間に渡り、バンコやホールでの業務に従事した二人。
まだまだ店内は賑わうなか、本日の激レアバイトは終了の時間に。
カフェ作りから接客まで、バールでのあらゆる業務に挑戦して達成感でいっぱいの二人に感想を聞いた。
Kさん「実際にお会いした横山バリスタは次元が違う方で、本当に貴重な体験となりました。バールではスタッフのみなさんがお店の雰囲気作りのために努力をされていて、自分もその世界観を壊さないように気をつけました。僕も将来はこのような質の高い仕事ができるようになりたいです!」
Rさん「目の前の人を楽しませようとする横山バリスタの信条は、他の仕事においても見習うべきことだと思いました。私もたくさんの人を笑顔にできるよう、相手のことを考える努力を続けたいと思います。また、横山バリスタが作ってくださったマシュマロチョコチップタウンワークの味、一生忘れません!」
一流の仕事とは何かを、体験して学んだ二人。その未来には、多くの人の笑顔が待っているのかもしれない。