【激レア 体験レポ】トレンディエンジェルに密着! 売れっ子お笑い芸人の一日マネージャーバイト! in沖縄
今回の激レア“お笑い”バイトの舞台は、2017年4月20日から23日まで沖縄で開催された「島ぜんぶでおーきな祭 —第9回沖縄国際映画祭—」。
その3日目、人気お笑いコンビ「トレンディエンジェル(以下、トレンディ)」の多忙な一日を、マネージャーとして支えるという激レアバイトに一人の大学生が挑戦した。
緊張のご挨拶! トレンディの二人とご対面!

Sさん
採用されたのは、大学でプロダクトデザインを学んでいるというSさん(23)。
「人を楽しませようとするお笑い芸人さんの仕事はデザインにも通じるものがあると思うので、すごく尊敬しています。今日は人を楽しませるプロのトレンディさんに勉強させてもらいたいと思います!」
最初の現場は「波の上うみそら公園」。
スタッフTシャツに着替え、メインステージ裏の楽屋へ。トレンディの1日のスケジュールを担当スタッフさんと一緒に確認する。
するとトレンディがもう一つの楽屋に入ったと連絡。急行すると、テントの中にお二人が!
緊張しつつもご挨拶。
「Sと申します。よろしくお願いします!」
「いくつ? 何やってるの?」と質問しながら手を差し出した斎藤さんにSさんが手を伸ばすと、斎藤さんが手を引っ込め、思わず笑ってしまったSさん。一瞬にして緊張がほぐれた。
「何かあったらお声掛けください」とトレンディのお二人に伝え、楽屋の外へ。
楽屋の外では「ラフピータウン」で行われるステージへの動線確認と、出演後の動きを確認。
出番5分前、斎藤さんと野生爆弾のロッシーさんをトイレへご案内することに。
「出番まであと5分です」と伝えると、「7分はかかるよ」と斎藤さん。
「それは困ります(笑)」
トイレを済ませた斎藤さんとともに、小走りでステージへ!
無事に間に合い、出演者をステージへ送り出す。
「よろしくお願いしまーす!」
雨と強風も笑いに変え、トークショーは大盛り上がり。ずぶ濡れになってしまった出演者のために、Sさんはタオルを持ってお出迎え。
急いで別の楽屋へ移動するため、お二人と一緒に車両に乗り込む。
楽屋に戻るとすぐにお笑いステージへ。
お二人をステージに送り出し、漫才をする姿を舞台袖から見守る。これもマネージャーとしての大事な仕事だ。
ステージを終えたお二人に傘を渡す。「お疲れ様でした!」
階段が雨で濡れているため「すべらないように気をつけてください」と声をかけると、「俺はすべらないよ」と渋い雰囲気で語りかける斎藤さん。
「あっ!ごめんなさい!(笑)」
楽屋でくつろぐ間もなく、情報番組のコメント収録をするお二人を見守る。
楽屋から持って来た林檎をワイルドにかじりながらコメントする斎藤さんに現場は爆笑。その姿にプロの精神を学んだのだった。
収録を終えると、別会場への移動へと急いだ。
トレンディとタクシーに同乗! 二人に挟まれドキドキの20分。
トレンディと一緒にタクシーに乗り込み、「国際通り」を目指す。
斎藤さんから「大学はどこ?」と聞かれ「千葉工業大学です」と答えると、「千葉工? 学祭行ったよね?」とお二人が反応。大学で学んでいるデザインの話になり「尊敬している人は? 安藤(忠雄)さん?」と斎藤さんが訊ねると、「(メイプル超合金の)安藤なつ?」とたかしさんが続ける。
「ちがいます(笑)」
残りのスケジュールの確認もしつつ、人で溢れかえる「国際通り」に到着。「てんぶす広場」の楽屋に入り、数分でステージへ。
出演後はすぐに移動となるため、たかしさんの荷物を預かろうとすると、「まだ信用できない!」とSさんを困らせながらも、笑って預けてくれた。
斎藤さんの荷物も預かり、お二人をステージへ送り出す。
「よろしくお願いしまーす!」
出番を待つ間、それぞれリラックスしているように見えたトレンディのお二人が、ステージでは息ピッタリに漫才を披露。
「さすがです!」と、驚くSさん。
ステージ終了後は、国際通りを挟んで向かいのビルにある「よしもと沖縄花月」へ移動。次の出番まで10分しかない。
走るトレンディに必死についていく!
トレンディに気づいた子供や大人たちは大喜び!
走って追いかけてくるが、足止めされることもなく、無事に楽屋へ。
トレンディがステージで漫才を披露している間、スタッフさんと次の移動先への動線を確認。モニターに映るお二人の漫才と、観客の笑い声もしっかり確認!
長時間移動は至福のトークタイム!
ステージ終了後、タクシーで次の会場「イオンモール沖縄ライカム」を目指す。ここからは車で1時間程の移動だ。
貴重な休憩時間にも、まだまだ固さが抜けないSさんに話しかけてくれる優しいトレンディのお二人。
斎藤さんは「今朝の飛行機で沖縄入りしたから3時間しか寝てない」と言いつつ、お笑いや音楽、映画の話など、オフレコ話も含めてほとんど休むことなく語ってくれた。
ボケる斎藤さんにツッコミを入れるたかしさんの反応の早さに「ツッコミが速すぎる!(笑)」と圧倒されるSさん。
さらにはモノマネ歌番組でもおなじみの斎藤さんの美声を隣で聴けるという、至福の時間を味わったのだった。
最後の現場も移動に次ぐ移動!
道が渋滞しつつも、無事に「イオンモール沖縄ライカム」へ到着。
急いで3Fのステージへ移動すると、向かいの大階段までお客さんで埋め尽くされていた。
企業のPRステージに出演したトレンディのお二人。抜群のトークスキルで次々に笑いをとっていた。
楽屋に戻り、次のスケジュールを確認すると、すぐに移動。
2Fインフォメーションブースではトレンディのお二人が館内アナウンス。
「どうもー! トレンディエンジェルでーす!」
「ぺっぺっぺー!」
と笑いを織り交ぜ、次に出演するファッションショーを告知。
館内放送を聞いて集まったお客さんからお二人をガードしながら、次の現場へ。
ファッションショー会場へ向かうため、エレベーターに乗り込むと、現場のスタッフさんに「5Fでいいですか?」と聞かれ、即座に答えられないSさん。
そのまま5Fに着くも、会場は1Fということがわかり、1Fへ。
スタッフさんやフルーツポンチの村上さんに「彼、激レアバイトなんで」とフォローしてくれた斎藤さんに、「すいません…」と恐縮するSさんだった。
1F正面ゲート特設ステージの出演者控えスペースでは、たくさんのお笑い芸人やモデル、アーティストで溢れかえっていた。
衣装を着替えたトレンディは出番まで他の共演者と会話しながら待機。
たかしさんの荷物を預かると、間もなくファッションショーが始まった。トレンディが出演するよしもとお笑い芸人によるトークステージを観客席脇から見学させてもらうことに。
まだまだショーは続くが、トークステージが終わる頃、バイト終了の時間もやってきた。
最後にトレンディのお二人にお別れのご挨拶。
「まだ沖縄にはいるの?」とのたかしさんからの質問に、「今日帰ります」と答えたSさん。お二人は少し名残惜しそうにしつつも、最後は笑顔で記念撮影に応じてくれた。
たかしさんから「ありがとう」、斎藤さんから「デザインがんばってね」と言葉をかけられると、「これからもがんばってください!」とSさんは深く頭を下げ、それとともにトレンディのマネージャーとしての1日が終了を迎えた。
「どこに立っていれば良いのかも分からず戸惑いましたが、普段入ることができない世界を観ることができて視野が広がりました。タクシーの移動中にトレンディのお二人がたくさん話しかけてくれて、笑わせてくれたので緊張がほぐれました。本当に感謝しています。自分も早く一流になりたいです!」
トレンディエンジェルに人を気遣う心を教わったSさん。彼が人を喜ばせるデザインを生み出すのは、そう遠い話ではないのかもしれない。