【激レア 体験レポ】M-1グランプリ王者「銀シャリ」のレギュラーライブをサポート!
今回の激レア“お笑い”バイトは、2016年M-1グランプリを制した正統派漫才コンビ「銀シャリ」のレギュラーライブをサポートするというもの。多忙を極める人気コンビのライブの裏側ではいったい何が起こるのか…? そのバイトに挑戦した二人の大学生に密着した。
お笑いの仕事を体感したい!
ライブのタイトルは「銀シャリ食堂」。このライブは「銀シャリ」とお二人が招いた芸人さんによる旬のネタとトークコーナーが楽しめるというもので、この日(2017年5月21日)で第6回目を迎えた人気のライブだ。
採用されたのは、ともにお笑いの仕事を目指すYさん(20)とSさん(21)。
Yさん「将来、バラエティ番組の制作に携わる仕事に就きたいと思っているので、お笑いの舞台裏の仕事を体験したいと思って応募しました。今日は夢への第一歩として、その空気感を感じたいと思います!」
Sさん「私はお笑いが大好きで、夢は吉本興業のマネージャーになることです。今日はいつも楽しませていただいていることへの恩返しのつもりで仕事に臨みたいと思います!」
ライブが開催される劇場「ルミネtheよしもと」に到着したバイトたち。まずは劇場のスタッフさんから一日の流れを教わり、スタッフ専用の法被(はっぴ)を羽織って、いざ、業務開始!
朝から開催されているお笑いステージの、午後の部をサポートすることに。
「いまから出演者さんにご挨拶に伺います」
スタッフさんに呼ばれた二人は、バックステージへ向かった。
憧れの芸人さんたちにご挨拶!
楽屋にいた「あべこうじ」さんに、緊張しつつもご挨拶。
「激レアバイトのYと申します!」
「同じく激レアバイトのSと申します!」
あべさんに「お笑いの仕事がしたいんですか?」と質問され、制作に興味があると二人が答えると、「助かります!」と笑顔を見せてくれた。
続いて、舞台監督さんにご挨拶。
「本日はよろしくお願いいたします!」
さらに、打合せスペースではライスの田所さん、平成ノブシコブシの吉村さん、パンサー向井さん、菅さんにもご挨拶をして、気合が入った二人はロビーへ。
13時半の部が終演し、劇場からお客さんが続々と出て来た。
表情が固いが、周りのスタッフさんを見習ってお見送りする。
「ありがとうございましたー!」
お客さんの退場後は、場内清掃。
ステージではマイクチェックが行われている。
二手に分かれ、急いで床に落ちているゴミを拾った。3分と経たないうちに16時の部が開場する。
チラシを配りながら、お客さんをお迎え。二人とも良い顔になってきた。お客さんにライブを楽しんでもらいたいという想いが、自然とそうさせるのだろう。
開演時間が近づき、上演中に入場するお客さんの誘導を任されたSさん。
「何度も来ているので、座席番号についてはバッチリです!」そう言うと、張り切って場内に立った。
まもなくライブが開演。
トップバッターは、夜公演にレギュラーライブを控える銀シャリさんだ!
新ネタに興奮するSさん。
ロビーでは、チラシのアセンブリを任されたYさんが複数のチラシを1つにまとめている。
スタッフさんのようにテンポ良くまとめるのは難しいようだ。
30分後、Sさんとバトンタッチ。
ネタの終了時間を外のスタッフさんへ知らせる仕事を任されたYさん。中と外を繋ぐ大事なミッションだ。
前半の部が終わるまで、3組のネタ終了時間を逐一報告。
「5分押しです」
前半の部が終わり、10分間の休憩へ。
ロビーに出たYさんは、再入場するお客さんのチケットの半券をチェック。
反対側の扉では、Sさんも再入場のご案内。
後半の部は、木村祐一さんほか多数の芸人さんが出演するコメディ・ショー。二人は場内警備をしながら、笑いに包まれる会場の様子を見守る。
ステージが終わると、お客さんをお見送り。
「ありがとうございましたー!段差が高くなっておりますので、お気をつけくださーい」
次はいよいよ「銀シャリ食堂」の準備だ!
橋本さん不在のリハーサル!?
スタッフさんに連れられ、銀シャリさんの楽屋にご挨拶に向かうと、なんと、電車遅延で橋本さんの劇場入りが遅れているらしい!
驚くバイトたちだったが、「もうちょっとお待ち下さいね」と、鰻さんは動じていない様子。
これがM-1王者の貫禄なのか!
ご挨拶は改めることにして、リハーサル見学へ。
ステージでは、この日のゲスト「ライス」のお二人が舞台監督さんとともにコントのリハーサルを行っていた。関町さんのセリフをきっかけに、上のブースにいる照明スタッフさんや音響スタッフさんが動きを合わせていく。
ステージとブースで打合せをしながらタイミングを調整していく様子を真剣に見守るバイトたち。
次に銀シャリのお二人とゲストの皆さんのトークコーナーのリハーサルへ。司会進行役の橋本さんの代わりを務めるスタッフさんの合図で、音響や照明が調整されていく。
開場時間約5分前。一通りの確認が終わると、「よろしくお願いしまーす!」と舞台スタッフさんたちの大きな声が響いた。
橋本さん到着! いったい本番はどうなる??
まもなく開場となる頃、楽屋に向かうと橋本さんが!なんだか嬉しそうな鰻さん。
ついにお二人へのご挨拶が叶うも、「段取りを確認したい!」と橋本さんは慌てて楽屋に戻っていった。
バイトたちはゲストのコマンダンテのお二人やライスのお二人にもご挨拶をして、ロビーへ。
開演時間まで、続々と訪れるお客さんにチラシとアンケートを手渡した。
「アンケートにご協力お願いしまーす!」
場内は立見席も埋まるほどの満席だ。
バイトたちも場内警備をしながら見学させてもらえることに。
いよいよ「銀シャリ食堂」が開演!まずはオープニングトークから。鰻さんの発する一言一言に対する橋本さんのツッコミが冴え渡り、会場は大爆笑。
各コンビによるネタ披露の後は、大喜利コーナーへ。橋本さんが軽快にトークを回していく。
「リハーサルに出られてなかったことが嘘みたいです!」と感動するSさん。
各コンビが2つ目のネタをそれぞれ披露した後は、クイズコーナーへ。敵チームが組み合わせた言葉(お題)を味方チームの1人が演じ、その仲間が回答するというクイズ。
「ゴリラ漫才師」というお題を見事に表現した鰻さんに会場も出演者も大爆笑。その空間を共有できて大満足のバイトたちだった。
終演後、再びバックステージへ。
ここで激レアバイトも終了かと思いきいや、「お疲れ様でした!」と、楽屋から銀シャリのお二人が登場!既に衣装の青ジャケットから私服に着替えられたお二人。
「着替える前に撮ったらよかった。すいません……」と気遣ってくれる橋本さんに恐縮しつつ、記念撮影をパシャリ!
疲れた様子も見せず、笑顔で接してくれたお二人に、感謝しきりのバイトたちだった。

Yさん「リハーサル時間が短くても本番では音響や照明が芸人さんのネタに完璧に合っていて、プロのスタッフさんたちの仕事の凄さを実感しました。また、お客さんを楽しませるためには、スタッフ全員が同じ方向を向いていないといけないということを学びました」

Sさん「銀シャリさんのお二人が優しくて感動しました!毎日複数の公演を実現できるのは、スタッフさんたちのスピーディーな仕事のおかげなんだということを実感しました。私もテキパキ動けるようになりたいという目標ができました」
銀シャリさんの誠実さに触れ、二人を支えるスタッフさんの存在の大きさを知ったバイトたち。今日の経験は、二人の夢への距離をググッと近づけたにちがいない。
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