これって蛙化現象?なりやすい人の5つのタイプと特徴、対処法
2023年のトレンドワードにもなっている「蛙化現象」ですが、せっかく好きな人ができても、「いつも蛙化現象に陥ってしまう・・・」「これって私だけなの?」と悩んでいる人も多いことでしょう。今回は恋愛カウンセラー・株式会社Cheri meのあっきーさんに、蛙化現象を5つのタイプに分けてもらうとともに、対処法、恋愛がうまくいくヒントについてもアドバイスしてもらいました。
蛙化現象とは
昨今悩む人が多い「蛙化現象」とは、「相手が自分の事が好き」と分かると、気持ちが冷めてしまったり、生理的に受け付けられなくなったりすることを指します。それまで自分が好き、あるいは気になる人だったにもかかわらず、サッと引いてしまう感情の変化がとまどいにつながりやすいと言えます。
この蛙化現象になりやすい性格は、5つのタイプに分ける事ができます。それぞれの特徴と対処法を紹介します。
蛙化現象になりやすい人のタイプと対処法
蛙化現象は、自己評価が低い人がなりやすいと言われますが、恋愛に刺激を求めるタイプなど、他にも陥りやすい特徴を持つ人がいます。自分に当てはまるタイプはどれか、探しながら読んでみて下さい。
自己肯定感が低いタイプ
「自分で自分のことが好きではない」タイプの自己肯定感が低い人は、最も蛙化現象になりやすい傾向にあります。
<特徴>
このタイプは、自分が好きだと思っている人と両思いになったり、相手から大切にされると、途端に拒否感が抱くことが特徴です。
基本的に「相手は自分よりも価値が高い人」と捉えています。それが、相手からの好意を感じると、「相手は自分と同じレベルのつまらない人」に代わり、そんな自分を好きになるなんて気持ちが悪いという拒否感につながるのです。
<対処法>
そもそも、自分で自分が好きではなく、自分の価値を低くしている、自分を否定してしまうタイプであることを自認するところから始める必要があります。次に、自分を好きになる努力、または、好きになるとまでいかなくても、「私にも良いところあるじゃん」「こんな私でもいいか」と認めてあげることで、「自分の方が下」という考えがなくなり、相手を対等に見れるようになるでしょう。具体的には、自分の良いところを些細なことで構わないので、たくさん書き出してみるなどの方法があります。
恋愛に刺激を求める恋愛依存タイプ
常に恋人や好きな人が途切れない、一見するとモテる人に多く当てはまるタイプです。それまで熱烈に好きだと思っていても、お付き合いをはじめた瞬間に相手への興味関心を失い、「もういいや」となってしまいます。特徴と対処法を見ていきましょう。
<特徴>
このタイプは、自分の承認欲求を恋愛で満たそうとすることが特徴です。自分の承認欲求を満たしてくれる刺激的な相手に好意を抱きがちで、恋愛が成就した瞬間に相手への興味関心が失われます。いわゆる“ハイスペック“な相手と恋愛することで、「自分もスゴイ」と自尊心を満たしているのです。恋愛でしか刺激が得られないことから、常に恋愛をしているため、本人も周囲もモテると感じていますが、心のどこかで虚しさや寂しさを感じています。
<対処法>
エネルギッシュなタイプなので、承認欲求や刺激、興味・関心を、仕事や趣味などに振り向けましょう。心の底ではやりたいことがあるのに「自分にはムリ」と諦め、目の前の恋愛にエネルギーを注ぐことで誤魔化していることも多いそう。自分が本来やりたい仕事や趣味などに力を注ぐことで、恋愛以外で良い刺激を得られたり、承認欲求や自分のコンプレックスが解消され、恋愛関係も安定し、落ち着いた関係を築くことができるようになることでしょう。
恋愛=不安な感情と思っているタイプ
恋愛には「ドキドキ」や「不安」といった感情がつきものですが、その「ドキドキ」こそが恋愛であると捉えているため、安定しそう・安定した瞬間に不安感から来るドキドキが無くなり、「引く」タイプです。
<特徴>
このタイプは、いわゆる「自分が追いたい」「相手から追いかけられると醒めてしまう」ことが特徴です。好きな人や恋人に対し、連絡が来なくて不安になる→たまに相手から連絡がくると舞い上がる→また連絡が来ず不安になる・・・という「不安定で心をかき乱される感情こそが恋愛」と捉えています。お付き合いが成立して関係が安定し、マメに連絡をくれたり優しさや好意を見せられると、自分が追いかけていた時に感じたドキドキが無くなるので、「好きじゃなくなったんだ」と思ってしまうのです。
<対処法>
上の「自分が好きではないタイプ」と同じように、相手が上、自分が下と捉えている人が多いようです。まず、自分のことを大切にしてあげるとともに、恋愛=不安でドキドキするものではなく、本来は安心できて心地よいものだと捉えなおすとよいでしょう。捉えなおした上で、どういう恋愛をしたいか理想を描いてみるのもおすすめ。相手だけではなく自分も大切にする感情を持てれば、安心して信頼できる関係が築けるでしょう。
自分を深く知られるのが怖いタイプ
仲良くなって相手から距離感を縮められることで、急激に引いてしまうタイプです。束縛を嫌い、自分を守ろうとします。
<特徴>
このタイプは、基本的には精神的に自立していて自分で自分を満たすことができる、人付き合いに面倒くささを感じることが特徴です。根本的には、恋愛相手に本心をさらけ出すのが怖い、自分で愛情表現することに「怖さ」を抱いています。なので、無意識に自分を守ろうとするため、「予定をたてようとする」「旅行にいく」「頻繁に連絡を取ろうとする」などの行動に嫌悪感を感じ距離をおこうとします。「相手に傷つけられる恐怖感」「捨てられるトラウマ」がある人もいます。
<対処法>
このタイプの人は、嫌悪感を抱いたとき/ひいたときが変わるタイミングです。一歩進めるときだと思って、もう一歩踏み出し、自己開示してみましょう。「予定を自分から伝える」「好きだよと伝える」など、行動を変えることによって、相手との関係も深まり、自分に自信をつけることができます。また相手にも、自分は距離感を縮めるのに時間がかかるタイプであることを伝え、ゆっくりと信頼関係を深めていくとよいでしょう。
自分にも相手にも厳しい完璧主義タイプ
努力家で自分にも相手にも厳しいタイプです。プライドが高く、自分を一生懸命高めようとするあまり、相手にも完璧さを思い求め、小さなミスも許せません。
<特徴>
このタイプは、常に一生懸命で、自分を高めるための努力を怠らないことが特徴です。ヘア、メイク、ファッション、体形など全てにおいて完璧でいたいと思っているため、恋愛でも完璧であることを求めます。相手の身なりやデートプランも理想通りであることを求めるので、「相手の鼻毛が出ている」などのだらしなさ、「チャージが足りず改札で引っかかる」などの段取り不足に「許せない」という感情が湧いてきます。実は本人も気づかないところでムリして頑張っていることも多いようです。
<対処法>
まず、自分が完璧でないことを許してあげ、「欠点」をいいものとしてとらえましょう。「繊細」なら「きめ細やか」、「ずぼら」なら「おおらか」など、欠点は捉え方・見え方次第です。欠点はその人らしさを象徴するもので悪いものではないと捉え、自分の欠点も相手の欠点も認めてあげましょう。ムリしてがんばる必要はないので、まずは自分を見る目を少しだけ緩めてあげることで、恋愛も変わっていくことでしょう。
まとめ
今回、蛙化現象を5つのパターンにわけましたが、必ずしも1つに当てはまるわけではなく、複数のタイプに当てはまる方もいます。また、「蛙化現象」は、自信のなさ・物事の捉え方や考え方から生じる事が多いですが、決して「自分が悪いんだ」「自分は恋愛ができないんだ」と自分を責めないで下さいね。自分の特徴を理解してあげることから始めてみて下さい。
恋愛カウンセラー・Cheri me男性講師あっきー。恋愛カウンセリングを行う株式会社Cheri meの男性講師。元小学校教師という経歴を持ち、過去の恋愛での「こじらせ」経験から男性視点での恋愛カウンセリングを行う。
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