16の性格タイプ診断。自分の性格を知って、向いているバイトを探ろう
簡単な選択肢の組み合わせで性格を16タイプに分けた診断が話題です。今回、タウンワークマガジンがアルバイト世代に向けて独自の診断テストを作成しました。16タイプそれぞれの性格の特徴や、タイプに合ったバイトを紹介します。
【目次】
4要素を2択で選んでいき自分のタイプを知ろう
あるタレントの発信がきっかけでSNSで話題になった性格診断ツールは、近代心理学がそのベースになっています。「どうせ占いの類でしょ?」と信憑性を疑っていた方は、ここで懺悔をしてから読み進めてください。
診断のキモとなるのは、「興味関心の向けどころ」、「ものの見方」、「判断の仕方」、「ライフスタイル」という4つの要素。各要素について、それぞれどういう傾向があるかによって、人間を16タイプに分類するのが特徴です。さっそく、あなたらしさを知るカギとなる4要素を紐解いていくことにしましょう。そうしましょう。
要素1:関心の向けどころ
1つ目の要素は「興味関心の向けどころ」です。これは「内向型(I)」か「外向型(E)」かに分けられます。詳しく解説してきます。
内向型(I)
基本的に一人でいることが多く、人と遊んでも少人数のことがほとんど。新しい環境や初対面のコミュニケーションは避けがちで、気の合う仲間とだけ深く付き合うタイプです。アウトプットよりもインプットを好む聞き上手で、必ずしもシャイというわけではありません。口数が少なくリアクションも控えめなため周囲は近寄りがたさを感じていますが、話しかけられたり、ましてや褒められたりすると、普通に喜びがち。気難しいわけでも、怒っているわけでもないのです。
外向型(E)
人付き合いがよく、楽観的でフレンドリー。共感力が高く、ネガティブな感情も内に秘める
のではなく、話し合って解決することを好むタイプです。おしゃべりで行動力もあるため、自分の気持ちや意見を表現するのも得意で、周囲からは「明るい人」という印象を持たれがちですが、傷つきやすくナイーブな一面もあります。リスクを恐れず行動ができる反面、手痛い目に遭うこともしばしば。そのエピソードトークで盛り上がるのも特徴です。
要素2:ものの見方
2つ目の要素は、「ものの見方」。これは「感覚型(S)」か「直観型(N)」に二分されます。前者は目で見て耳で聞いて、鼻で嗅いで舌で味わい、肌に触れて事実や具体的な「今」にフォーカスを当てます。一方、後者は五感を通じて得た情報から想像をめぐらせ、法則性や未来の可能性にフォーカスを当てます。例えば「パンダ」と聞いて思い浮かべるのが、「白黒模様」とか「笹が好物」な人は感覚型、「上野動物園」とか「癒やしキャラ」な人は直観型というわけです。
感覚型(S)
感覚型は、経験した出来事や目で見た情報、あるいは明白な事実を重視するタイプです。見るだけでなく音やにおい、味や触感など自分の五感で感じることに長けているため、誰もが見落とすであろう細かいところに気づくこともしばしば。他人の細かい癖にも気づきやすい反面、全体像や物事の本質やバックボーン、未来の可能性など五感以外には意識が向かない傾向も。経験したことによる成功体験があるため、内向的であっても積極的に経験しようとしがちです。
直観型(N)
直観型は、五感を通じてインプットした情報を脳内GPTで処理してインスピレーションに結びつけがちなタイプです。想像力が豊かなため、全体像の把握が得意で未来予測もお手の物。目に見えないものを無意識に見つける力に長けています。花を見れば初恋のあの人のことを思い浮かべ、限定バーガーを食べればソースを別の料理にかけたら美味しいかもと想像する…といった調子です。独創的ではありますが、出たとこ勝負なところは否めないでしょう。
要素3:判断の仕方
3つ目の要素は、「判断の仕方」。これは「思考型(T)」と「感情型(F)」のどちらかです。思考型は、客観的に物事を分析してロジカルに結論を導き出そうとする人。対する感情型は、自分のみならず他人の気持ちまで尊重する調和的なタイプで、導き出した結論が人々にどう影響するかまで考慮する傾向があります。
思考型(T)
論理的・合理的に考えて結論を出すタイプです。そのため、口を開けばほとんどが正論になりがちで、異なる意見が入り込む余地に欠けるのが玉にキズです。伝え方、言い方次第では無限にアンチが量産されてしまいます。正論を曲げる義理もないでしょうから、「融通が利かないヤツ」的な扱いを受けることもあるはずです。とはいえ、それで痛い目にも遭っているため、立ち回りは意外と慎重です。「赤信号は渡っちゃダメなんだよ!」レベルの正論を言う人はレアでしょう。
感情型(F)
「好き」か「嫌い」か、「気持ちいい」か「不快」かなど、そのテーマに沿った価値観に基づいて判断するタイプです。自分だけでなく、それぞれの価値観や気持ちも大切にするため、「いい人」に見られがちなのが特徴です。気遣いのない人が苦手で、他者の言動に対し「これってハラスメントなのでは…?」と感じてしまうシーンもしばしば。誰かの感情や意見に流されてしまうこともあるため、思考型の人から「何を考えてんだ…」という目で見られて悲しい思いをすることもあります。
要素4:外界への接し方
そして4つ目の要素が「ライフスタイル」です。「判断型(J)」と「知覚型(P)」に分かれます。これは簡単に言ってしまえば、じっくり考えて動くタイプ(判断型)か、動きながら考えるタイプ(知覚型)かの二極です。結果として、前者は計画やルールに基づいて行動することを、後者は自由に臨機応変に行動することを好みます。
判断型(J)
不測の事態が最大の弱点であるがゆえに規則やルールを好み、締切厳守で時間厳守、何をするにも計画的なタイプです。この傾向が強い人は、PDCAという概念にもっともフィットできる人と言ってもよいでしょう。自分がルールや規範をつくる側になった場合、それを皆にも守らせようとしすぎるがあまり、不寛容な世界づくりに一役買うこともあります。散らかっていないほうが集中できるため、家の中が整理整頓されているのも特徴です。
知覚型(P)
よく言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりなのがこのタイプです。たとえ計画を立ててもリスケや変更は想定の範囲内。結論を出すのがやや苦手で、様子見の姿勢を取ったり先延ばしグセがあったりもします。何事にも白黒をつけないそのスタンスは、規則やルールとの相性が当然のことながら最悪です。とはいえアドリブが得意なので不測の事態に強く、試行錯誤もいとわない姿勢は、時間をかけて納得のいくものを仕上げる大きな武器だと言えるでしょう。
4要素それぞれで選んだアルファベットを組み合わせる
まずはここまでに紹介した要素1~4のそれぞれを2択一で選んでいき、組み合わせてみましょう。いずれの要素も、どちらがよくてどちらが悪い、ということはありません。そして、誰しもがどちらの要素も兼ね備えていることでしょう。「しいて選ぶなら」程度で構いません。
選び終わったら、下記の16タイプの型のいずれかに当てはまるはずです。例えば、I、S、T、Jであれば「管理者型」タイプとなります。各タイプの解説や向いているバイトなどについては以下のリンクからご確認ください。
各タイプの解説記事へのリンク
●文:トキオ・ナレッジ
弁護士、放送作家、大手メーカー工場長、デザイナー、茶人、フリーライター、シンクタンクSE、イラストレーター、カメラマン、新聞記者、ノンキャリア官僚、フリーターらで構成される雑談集団。著書に『めんどうな女のトリセツ』のほか、『正しいブスのほめ方』『正しい太鼓のもち方』『スルーする技術』『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』など多数。
●最新著書
「イケメントレーナーpresents ずぼら女子のためのおとなキレイ養成講座」
ジービー 刊
1,404円(税込)
https://www.amazon.co.jp/dp/4906993478/
●著書
「めんどうな女のトリセツ」
宝島社 刊
1,296円(税込)