笑顔で第一印象アップ! 表情筋を鍛える「顔ヨガ」のススメ
春は出会いの季節。皆さん、笑顔に自信はありますか? 顔ヨガ講師である間々田佳子さんによると、実は顔には約60の筋肉があり、この表情筋を鍛えることで、目ヂカラがアップしたり、自然に口角のあがった笑顔ができるようになるのだとか。ということで、印象的な笑顔になれる「顔ヨガ」5ポーズを教えてもらいました!
感じのいい笑顔は、「目ヂカラ」と「口角」「頬」がカギ
間々田さんによると、感じのいい笑顔をつくるのに欠かせないのが、目ヂカラと口角、そして頬だとか。
「まず目ヂカラ、もともとの目の大きさではなく、ぱっちりとした目で好印象を残しましょう」。
さらに、口角をあげることも重要だそう。「口は、印象を大きく左右するので、口がゆるんでいるとだらしなく見えますし、への字口だと不満そうに見える。反対に、口角があがっていると、にこやかな印象になりますし、何より気持ちも同調して、何ごとも楽しめるように。笑顔をつくることで、気持ちもコントロールできるようになりますよ」とのこと。
また、「ほほ笑み」というように、自然とあがった「頬」も好印象につながるそう。
そもそも、顔ヨガが印象アップに効果的なのは、顔にある筋肉を鍛えることにつながるから。2週間もトレーニングすれば、別人のようにイキイキとした笑顔ができるようになるそうなので、入学式や面接など勝負事の前に、続けてみてください。
それでは目/口/頬の筋肉を鍛える、顔ヨガのポーズを見てみましょう。
ポーズ1:口角あげに効果大!「おいしい顔」
1)鏡を用意して、上の前歯8本が見えるくらいにニッコリ笑う。舌先を上に向けて小鼻をなめるように右(または左)の口角から出す。このとき、下の歯が見えないよう、呼吸をとめてしまわないように注意!
2)舌を左にだんだんと動かしていき、反対側の口角まで移動。ゆっくりていねいに行い、この動きを2〜3往復する。1日朝晩2セットくらい行い、口角があがった状態を筋肉に記憶させよう。
【ポイント】慣れてくるまでは鏡の前で行いましょう。舌を動かすので、滑舌良くなります。面接前にトイレなどでコッソリやっても良いでしょう。
ポーズ2:くまを撃退して目ヂカラアップ「ムンクの顔」
1)口を「お」のかたちにして、顔をタテにのばす。ほほのほうれい線もしっかりのばす。
2)目線を天井にあげ、まぶしいものを見るように、下まぶたを上に持ち上げる。これをゆっくり5回ほど繰り返す。
【ポイント】下まぶたの上にあがらない場合は、指でサポートしてみて。除々に「筋肉があること」がわかり、動かせるようになります。
ポーズ3:デトックス効果大! 「あっかんべー」
1)鼻から息を吸って、口から「はぁ〜っ」と息を吐き出しながら、思い切り舌を出す。舌を戻して、鼻から息を吸う。これを5回繰り返す。
【ポイント】思い切り息を吐いて、ストレスやもやもやも吐き出しましょう。デトックス効果大ですよ。舌を出すときに頭を前に倒さないよう注意して!
ポーズ4:上向き頬を記憶させる「おだんごロック」
1)上の歯だけを見せてにっこりと笑う。あごの力を抜く。両手の親指と人差し指で輪をつくり、頬のおだんごをかこむように持つ。
2)指で頬を持ち上げながら、10秒間キープする。
【ポイント】 頬の位置は知らず知らずに、さがっているもの。手でロックして、正しい頬の位置を、筋肉に記憶させよう。
ポーズ5:目まわりの筋肉を鍛える「ゴーグルプッシュ」
1)リラックスした状態で、両手の親指と人差し指で輪をつくり、目元にあて、目をぎゅっと閉じる。眼球を頭の奥に押すイメージで。このとき、眉間にシワをよせないように。この状態を5秒間キープ。
2)目がとびでるように、大きく見開く。額にシワを寄せず、眼球を外に押し出すように目の奥の筋肉を意識する。この状態を5秒間キープ。目を閉じる〜開くを、3回ほど繰り返す。
【ポイント】目を閉じたり、開いたりするときには額の筋肉を使っている人が多いもの。額の筋肉を使わず、目まわりの筋肉を使うよう、意識しましょう。

顔ヨガ講師、アルゼンチンタンゴダンサー兼講師。30代後半に顔だけ衰えてきたことに気がつき、「顔も体と同じ筋肉なんだから、鍛えられるはず」と顔ヨガ講師の資格を取得。現在、顔ヨガ講師として、テレビや雑誌、新聞などでも活躍する
http://w-tango.com
TMインタラクティブ(高橋睦子さん)
取材・文:嘉屋恭子、撮影:松本幸子
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。