「大学が楽しくない」と悩んでいる人に今すぐ試してほしい18の解決策
「大学生になったら充実した学生生活が送れるはず」。そんな期待を持って大学生になったのに、毎日が退屈でつまらなく感じる人もいます。この記事では、大学生活がつまらないと感じる原因と大学生活を楽しむための具体的な解決策を紹介します。
大学がつまらないと感じる原因
大学生活がつまらないと感じる原因の根本には、さまざまな意味で「期待と違った」ということが考えられます。出会い、イベント、勉強など、刺激的な生活を想像したものの、入ってみたら案外手ごたえのない毎日が続くことに対する「つまらない」です。
授業がつまらない
想像していた授業内容と違う、教授の講義がつまらないなどの理由で大学をつまらないと感じてしまう人もいます。情報収集をせずに履修登録をしたり、そもそもそれほど興味を持てない学部を受験していたりという場合に起こりがちです。
サークルがつまらない
サークル活動を楽しみに入学した学生も多いでしょう。人は何らかのコミュニティに所属することで、自分の居場所があると感じるものです。ただ、そのサークルがつまらない、馴染めない、もしくは入りそびれたとなると、どうしても「ぼっち」「つまらない」と感じることがあります。
気の合う友達ができない
大学は高校と違い、毎日行動を共にする誰かがいるわけではありません。同じ授業を履修していても基本的に連帯感が薄いので、自分から積極的に働きかけなければ友達ができにくい場所でもあります。
毎日同じで刺激がない
入学当初は目新しいことばかりですが、大学生活に慣れるに伴い、生活自体がマンネリ化しがちです。高校と違って、自分で日々の行動を決められますが、逆に言えば自分から動かないと何も起こらないということです。
やりたいことが見つからない
学びたいことがない、興味を持てるサークルもない、など、大学生としてやりたいことが見つからないという人は多くいます。熱中できる何かを探して持て余しているかもしれません。しかし、待っていても状況は変わりません。ぼんやりしているうちに時間だけが過ぎていきます。
大学生活と高校生活の違い
大学では、一定の授業は選択制となるため、高校生の時のように、同じクラスメイトがいて自然に関係性が深まる関係性は築きにくい環境です。また、サークルや部活の参加も自主性に任されています。高校生からのギャップに戸惑うかもしれませんが、逆に動けば動くほど世界は広がりやすくなります。社会人ではなかなか行けない場所や人と会うチャンスが大きくなるのも大学生の特権です。
大学生活を楽しむ「マインド」解決策
大学生活を楽しむには、やりたいことを自分で探し、自分から行動することがカギになります。少し考え方を変えるだけで、毎日を楽しめる気持ちに舵を切り替えていきましょう。
毎日の小さな目標を立ててみる
自分でも達成できそうなハードルの高くない目標を決めると、生活にリズムを作りやすく、また自分で何かを決めて動くことにも慣れていきます。「〇〇の授業では人に話しかける」「授業終わりに質問する」「自分に合うアイメイクを習得する」「大学の図書館に行ってみる」など、やった後は自分を褒めてあげましょう。
話しかけて滑ってもいい、くらいに思う
知らない人に話しかけるのは緊張するものですが、新しい大学生活、友達や知り合いが欲しいと思っている人も多く、きっかけを待っている人も多くいます。話しかけても盛り上がらなかったらそれも仕方ない、くらいに思えると、思わぬ出会いに繋がる可能性が広がります。
迷うならやってみる、を選択する
内容は分からないけど、ちょっと興味のある授業がある、気になるサークルやバイトがある、があったら、途中で辞めてもOKくらいの重みで、とりあえずやってみることを選択すると世界が広がりやすくなります。授業は少し多めに選択しておくと、単位が取れなくても挽回できますし、サークルやバイトも辞め方のマナーを踏まえれば問題はありません。
大学生活を楽しむ「出会いを増やす」解決策
大学は高校以上に、色んな背景や価値観を持つ人が集まります。出会いの場は大学内だけでなく、バイトや趣味などにも多くの機会があります。
小規模の授業やゼミに参加する
大学の授業には大人数で受講するものと、ゼミに限りませんが、少人数で受講するものがあります。少人数の授業では半年間は同じメンバーなので、友達になる機会が作りやすくなります。中には、複数の人数で1つの課題に取り組む授業もあります。シラバスに授業内容が書いてあるので、最後迷った時の参考にする選択肢もあります。
サークルに入る
気の合う友人がいない、イマイチ刺激がないという人におすすめなのが、サークルに参加することです。自身の大学サークルだけでなく、他大学の学生と交流できるインカレにも目を向ければ、また違ったタイプの人と出会える可能性もあります。すでにサークルをはじめている人は、サークルと掛け持ちをしてみてもいいですね。
アルバイトをする
お金を稼げるほか、さまざまな人と出会え、スキルも身につくので一石三鳥の方法です。居酒屋やカフェ、塾講師など大学生が多いバイト先だと馴染むのも早く、友人も作りやすいです。店舗にもよりますが、ファミレス、ファストフードなどは大学生も多いですが、さまざまな世代の人が働いているので、それらの人たちと交流でき、価値観を変えるような出会いがあるかもしれません。
インターン・ボランティアに参加する
自分の興味のあるインターンやボランティアをすることで、目標になるような人と出会えたり、将来やりたいことが明確になることもありそうです。「今、この科目を学んでおくとこの先、役立つはず」などと、勉強する理由がクリアになると大学生活も楽しくなります。
友達を紹介してもらう
積極的に友達に友達を紹介してもらい、会って遊んでみるのもよいでしょう。友達がさらに友達を紹介してくれて、大きく人の輪が広がることもあります。臆すること無く多くの人に会うなかで新しい発見ができ、気の合う友達ができることでしょう。
マッチングアプリをはじめる
異性・同性問わず、出会いの場を広げたいならマッチングアプリを使う手もあります。趣味でつながる友達、グループでの出会い、異性とのお付き合いなど、自分の目的にあわせてアプリを選ぶとよいでしょう。大学とはまた違う世界が広がっているので、良い刺激になるはずです。
大学生活を楽しむ「興味の幅を広げる」解決策
大学生活に慣れると、自由に使える時間が増えていきます。そこで、少しでも気になったものや趣味を軸に興味の幅を広げるのも良い方法です。
少しでも面白そうと思う授業を履修する
大学の授業は固定の必須科目以外は選択制です。例えば「一般教養」は、専門分野にとらわれず幅広い講義がある大学も多くあります。少しでも興味のありそうな授業を履修してみることで、自身の教養が深まるだけでなく、興味関心の幅が広がれば、今までとは違う角度から物事が見えるようになります。
本を読む
好きなジャンルがあれば、そこを追求してみるのも良いでしょう。何を読んだらいいか分からないという人は、本屋さんに行くと今の流行りの本が分かります。また、本好きの有名人のSNSを見るとその人がおすすめする本の情報を知ることもできます。読書を通じて友達や本好きの仲間ができることもあります。
SNSをはじめる
SNSをチェックしている人は多いと思いますが、自ら発信することで交友関係を広げることができます。また、発信するネタを考えたり、編集、文章を考えたりする必要があるので、主体的になり、日々のできごとを観察、考察する力が身につきます。
旅行に行く
国内、海外問わず、旅行での経験は大きな刺激になります。手配の大変さ、現地での出会い、感じたことなど、日常とは違う世界に触れることができます。大学生は、夏休み、春休みが長いので、長期間の旅行に行く時間が取りやすいです。
大学生活を楽しむ「興味を深める」解決策
ある程度興味のあることが見えている人は、それを深める時間に使う方法もあります。学業や資格取得などでも良いですし、趣味を深める方向もあります。
専門分野の勉強を深める
大学は専門分野の研究をするための、教員や施設の環境が整っています。1人で勉強するのも良いですが、教授や助手、大学院生などに話しかけやすいのも大学の良いところです。興味のあるテーマを掘り下げていくうちに、視野が広がり、大学生活に充実感を持てるようになりやすいです。
資格を取る
大学受験で身についた学びの習慣を活かし、資格試験や語学試験の勉強に挑むのもよいでしょう。自分で目標を設定することで、気持ちのうえで張り合いができ、時間を有効活用できます。英語や簿記などであれば、就職活動などでも有利になることでしょう。自動車普通免許を取得できれば、旅行など行ける範囲も広がります。
海外留学をする
語学力を身につけるため、海外留学するのもよいでしょう。滞在先を決める、目標額まで貯金をするなど、目的があると日々が楽しくなります。また、海外にいくことで価値観が変わり、人間としても大きく成長することでしょう。
趣味に使う時間を増やす
ゲーム、運動、カフェ巡り、読書、推し活など、大好きな趣味に没頭するのもいいでしょう。趣味によって交友関係が広がり、同年代だけでなく多様な年代の人たちと交流できることもありまし、場合によっては就職活動などでも役立つことがあります。
大学生活を楽しむ「一人で考え込まない」解決策
色んな人に相談してみる
それでも、なかなか大学に馴染めない、楽しくない、という場合は、自分一人で考えこまず、悩みを相談するのも良い方法です。言語化することで自分の中でも整理されますし、「自分もそうだよ……」など共感する仲間を見つけることにもつながる可能性もあります。
1人に話しても解決しない場合は、友達、バイト先、先輩、大学相談窓口など、年齢背景などが違う人にするのも良いです。
楽しくない状況は自分で変えられる
大学が楽しくないと感じる理由には、いろいろな理由が挙げられるでしょう。しかし、楽しくない状況を変えられるのは自分だけです。いずれのケースにも共通しているのが、主体的に行動を起こすということ。悩みながら進んでいくのも大学生活で学べることの一つといえます。悔いが残らない大学生活を送れるよう、自分を変えるための一歩を踏み出してみてください。
※更新履歴
2019年1月5日、2023年4月26日
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