言っていいことと悪いことのボーダー【DJあおいの「働く人を応援します！」】
イラスト：沼田光太郎
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その人の自信を失わせるようなことは言ってはいけない
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誰でも他人に踏み込んで欲しくない領域は持っています。それは一貫しているものではなく、その人との親密度によって異なりますし、その日のコンディションによっても左右されます。友人Aに言われるのはOKだけど、友人Bに言われたくないこともあって、友人Bに言われるのはOKだけど、友人Cに言われたくないこともあって、友人Cに言われるのはOKだけど、友人Aに言われたくないこともあります。
また、昨日は許せたのに、今日は許せないこともあって、昨日は許せなかったのに、今日は許せてしまうこともあります。
人によって、またはコンディションによって、踏み込んで欲しくない領域は流動的に移り変わるものであり、その移り変わる領域の境界線上で人は人と付き合おうとしているわけです。
その境界線はその人の気持ちにフォーカスしてコミュニケーションを取っていれば容易にわかります。どんなに鈍い人でも、機嫌の良し悪しくらいはわかるはずです。
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他人の地雷を踏んでしまうときというのは、自分本意な考え方をしてその人の気持ちを思いやることを怠ったときです。
自分本意な親切でうっかりその人の踏み込んでほしくない領域に踏み込んでしまったり、自分本意な正論でうっかりその人の踏み込んでほしくない領域に踏み込んでしまったり、自分本意ないじりでうっかりその人の踏み込んでほしくない領域に踏み込んでしまったり。
確かにそこに悪意はないのですが、悪意がないからといって罪がないわけではなく、思いやりが足りなかったこと、自分本意になってしまったことが罪になるわけですね。
とは言え、どんなに仲が良くても、どんなにその人のご機嫌が良くても、『何を言ってもOK』というわけにはいきません。
それでも踏み込んではいけない絶対領域は必ずあります。
その絶対領域の内側にある地雷を踏んでしまったらその関係はもう終わりです。
その境界線は人としての尊厳を守る最後の砦、自尊心の外側が境界線になります。
仲が良いからといって馴れ合いになりその人の尊厳を傷つけないように。
その人のことを大切に思っていれば、その境界線は見えるはずです。
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DJあおい謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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