本気と社交辞令の見分け方【DJあおいの「働く人を応援します！」】

イラスト　沼田光太郎

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いつも同調しかしない人なら社交辞令かも
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気心が知れた人以外の褒め言葉は全て社交辞令として片付けてしまう人が多いですね。それはそれで「潔し」だと思うし、それほど外してはいない印象を受けます。
では気心が知れた関係とは一体どんな関係なのでしょうか。それは「NO」と言える関係なのですよ。

「私はこう思う」と言ったとして、同調しかしない人って一体何を考えているのかイマイチわからないじゃないですか。
その同調はもしかしたら本当なのかもしれないけど、どこか嘘くさいというか、事勿れ臭がするというか、イマイチ真実味がないんですよね。

それに対して「いや、それは違うと思うよ」と異論を唱える人って、圧倒的な真実味を感じるんです。
その異論が正しいか誤りかはさておき、それは嘘も偽りも忖度もなくその人の内面から出た言葉であって、その人にとって正真正銘の「本当」なんですよ。

親しい人との会話は同調だけではなく、「私はこう思う」「いや私はこう思う」という異なる者同士の掛け合いになるじゃないですか。
「私はあなたではないし、あなたは私ではない」ということをお互いが理解して、あーでもないこーでもないとやり合いながら、気心が知れた関係になっていくわけです。

そういう人が言う褒め言葉なら、それは社交辞令ではなく本音としてありがたく頂戴することができるのですが、こちらのご機嫌を気にして「NO」を言わないような人ならば、その褒め言葉はもしかしたらただの社交辞令なのかもしれません。

生まれた街も違えば家庭環境も違う、好きな食べ物も違えば好きな音楽も違う、笑いのツボも違えば、涙腺スイッチの場所も違って、男と女ならそもそも性別が違う。
異なるのが人間なのに、何もかもが同じなんてあり得ない。
異なるところを差し出し合い、人と人は信頼で結ばれ、はじめてその言葉は意味を持ち、本当の「会話」となる。

本音なのか、それともただの社交辞令なのか、それを見極めるポイントとは、その人と「会話」が出来ているか否かだと思いますよ。

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DJあおい
謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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