本当の自分が出せない。いい人のふりをしてしまう【DJあおいの「働く人を応援します！」】

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友達になりたくない人に対して
「嫌われたくない」という心理が働く
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理想的な人間関係で「親友」というものがあるのですが、親友に対しては「嫌われたくない」という心理は働かないんですよね。
もう充分に自分のダメなところは認知されているし、そして親友のダメなところもうんざりするくらい認知しているし、お互いのダメなところを差し出し合うことによって親友という関係性が成り立っているのです。

もちろんお互いの良いところも認知し合っているのですが、人の良いところとダメなところはカードの裏表のようにリンクしているものですから、「合理的」という利点はときとして「めんどくさがり」という欠点にもなるし、「行動力がある」という利点はときとして「せっかち」という欠点にもなるし、「真面目」という利点はときとして「頑固」という欠点にもなるし、良いところもダメなところも結局は同じことなんですよね。

その裏表を総評して「らしさ」になるわけであって、お互いのらしさの交換をしていると「嫌われたくない」とも思わないし、かといって「好かれたい」とも思わない。
もはや好き嫌いという次元を超越した「自分らしさとその人らしさのお付き合い」という親友の関係になるということです。

「この人には嫌われたくない」と思ってしまう人って、実は友達にはなりたくない人なんです。
嫌われて敵に回したらめんどくさいことになりそうな人に対して働く心理なので、「自分らしさ」の情報を一切与えたくないんですよね。
だから「自分らしさ」を伏せてその人に合わせ、付かず離れずの害のない関係になろうとしてしまうわけであって、それは苦手な人とお付き合いをするための一種の処世術なんですよ。

そんな人たちを「友達」というカテゴリに入れてしまうから余計なストレスが生じてしまうわけであって、そこら辺はちゃんと割り切って付かず離れずの距離感を保っていれば、それほど苦には感じないのではないでしょうか。

誰とでも友達になれるほど私たちは万能にはできてはいません。
どうしても相性の良し悪しが生じてしまうのが人間関係です。
自分と相性の悪い人には偽りの自分で接して距離を置く技術も必要です。
ただ、その人たちを友達というカテゴリに入れないようにちゃんと人間関係の仕分けをしてください。

その結果、友達と呼べる人がいなくなってしまうのならそれでも結構です。
偽りの友人を演じるくらいならぼっちの方が気が楽ですからね。

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DJあおい
謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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