親友ができるコツが知りたい【DJあおいの「働く人を応援します！」】

イラスト：沼田光太郎

親友とは、自分の親よりも自分のことを知っている存在であり、
自分の恋人よりも自分のことを知っている存在であり、
そして自分よりも自分のことを知っている存在です。

親に言えないようなことも知っていて、
恋人に言えないようなことも知っていて、
ある意味世界で一番の自分の理解者なのかもしれませんね（お互い様ですが）。

嘘をついてもすぐ見破られるし、
建前は通用しないし、
小細工も一切効かないし、
全て『本当』を見透かされているような気がするので、
裏切ることができない存在であり、
また裏切る必要のない存在でもあります。
誰よりも知っている、ということが大きなポイントになりますね。

「親友と呼べる人がいない」という人は
社交的な人が多く、わりと人気者的なポジション。
多くの人に愛されていて、友達自体の数は多い傾向なんですよね。

でも親友と呼べるほどの関係には至らない、それはなぜか？
それは『自分を知られることが怖いから』なんですよ。

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実は社交的な人って自尊心が低めの人が多く、
自分自身が『本当の自分』を嫌っている傾向があるんです。
本当の自分を出してしまうときっと嫌われてしまう、
でも自分を隠しているだけでは人間関係は形成できない。
・・・そうだ！演技力で乗り切ろう！
という具合で演技力に磨きが掛かり、
その演技力が社交性となって多くの友達ができるわけですね。

でもそれはいわば『偽りの自分』であり、
本当の自分を知っている人は誰もいないわけで、
「だから友達は多いけど親友はいない」という現象が起こってしまうんですよ。

親友と呼べる人がいるという人は、
それほど器用に人間関係を形成できる社交性って持ってはいないんですよね。
問題のない程度には自尊心は満たされているので、
誰彼構わず演技をしてまで他人に合わせることはそれほどしないんです。
言いたいことは言ってしまうし、
ときには場の空気よりも自分の主張を優先してしまうので、
それほど友達の数は多くはないんです。

でも自分自身を嘘偽りなく表現しているから、
自分自身を理解してくれる人ができ、
それがやがて『親友』と呼べる関係にまで発展するというわけですね。

100人の友人も一人の親友には敵わない。
なぜなら100人の友人がいても自分を知っている人は一人もいないから。
親友が欲しいのならまずは自尊心を満たすこと、そして自己開示をすることです

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DJあおい
謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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