バイトのまかない事情を聞いてみた!
飲食店のバイトでは、まかない制度を採用している店が多くあります。まかないとは、スタッフに提供される食事のことで、まかないの有無やメニュー、タイミングなどは店によって大きく異なっています。バイト探しにあたって知っておきたい飲食店のまかない事情を、飲食店バイト経験者100人に聞いてみました。リアルな体験談も紹介しています。
飲食バイトのまかないってどこでも出るの?
飲食店バイトの魅力のひとつが、まかないを食べられることでしょう。一人暮らしの人にとっては、食費を浮かすためにもありがたいまかない制度ですが、実はすべての飲食店バイトがまかない付きというわけではありません。勤務する店舗や、勤務時間といった条件によって、まかないの有無が異なります。求人情報にはまかないの有無が記載されていることもあるため、よくチェックしてみましょう。
いつ食べられるの?
まかないの条件は、店舗のルールや勤務時間帯などによって異なります。たとえばランチ勤務の人のみ、ラストまで勤務した人のみ、◯時〜◯時まで入った人のみ、などと、まかないを食べられる条件が決められていることが多いです。タイミングも、ランチ勤務後、ディナータイムの休憩中、1日中勤務する人は昼夜2回など、店によってパターンが分かれています。お昼ごはん代を浮かせたい、夜ごはん代を浮かせたい、できれば2食分のお金を浮かせたいなど、ニーズに応じて条件をチェックしてみると良いでしょう。
面接で確認できる?
まかないの有無は求人情報に掲載されていることも多いですが、もし記載がない場合や、自分の希望するシフトがまかないの対象になっているか知りたい場合は面接で聞いてみても良いでしょう。まかない目当てだと思われないようにするため、会話の中でさらっと触れることがポイントです。例えば「それでは◯時にピークで、その後◯時にラストオーダーなのですね。休憩やまかないは、ピーク前後に回していくのでしょうか」などと尋ねてみましょう。まかないが出なければ、その場で訂正してもらえます。
実際にまかないがあったか聞いてみた!
店によって異なるまかない事情ですが、飲食店でのバイト経験者100人にアンケートしたところ、「まかないあり」は84人、「まかないなし」は16人という結果でした。まかないを提供されている経験者が8割以上を占めています。
どんなまかないがあった?
まかないを提供された経験者は、実際にどのようなまかないを食べていたのでしょうか。体験談をピックアップしてみましょう。
・日本料理店で働いていたときのまかないは、親子丼、かつ丼など丼ものが多かったです。お店に余った食材でつくるので、肉系が多かったです。(女性/40代)
・その日の当番が作ったまかないで、しっかりした丼ものから、おにぎりまで何が出るか分からなかった。(男性/30代)
このように、メニューやボリュームはバイト先によって様々です。バイト探しの際には、飲食店で働く友人の意見も参考にしてみると良いでしょう。
まかないの良かったエピソード!
まかない付きなら、それを楽しみに日々のバイトを頑張ることができます。経験者たちの、まかないで良かったエピソードを紹介します。
・調理担当者が周囲に希望を聞いてその場で作ってくれるので美味しくて嬉しかったです。(女性/40代)
・たまに予約がキャンセルになると、その日のまかないは仕入れていた食材で作った豪華な和食になっていました。(女性/40代)
まさに飲食店ならではの工夫に富んだまかないが魅力的です。充実したまかないに出会えれば、バイトのやる気も日頃のコンディションも上がり調子になることでしょう。
まかないの残念エピソード!
一方でまかないに残念な思い出を持っている人もいます。残念エピソードを集めてみました。
・運悪く嫌いで食べられない食材が入ったまかないに当たると、メシ無しで肉体労働だったからきつかった。(男性/30代)
・一定時間を働いたバイトにだけ無料で与えられるのですが、あと30分足りないだけで私は食べられず、先に来ていた同僚は食べられたときに悔しかったです。(女性/40代)
もし食べ物の好き嫌いがあれば、「どんな料理や食材を提供するお店か」をチェックポイントに入れるのも良いでしょう。またまかない提供の条件を事前にチェックしておかないと、もらえると思っていたのに実は対象外だったという事態も起こりうるため、疑問はすべて面接で解消しておくことがおすすめです。
まとめ
一人暮らしでも実家暮らしでも嬉しいのが、飲食店バイトのまかないです。好きなメニューを食べられたり、オリジナルで作ってもらえたりと、その内容は店によって様々です。まかないを提供するための条件は店によって異なるため、求人情報や面接を通して調べながら、素敵なまかないと出会えるお店を探してみましょう。