【激レア 体験レポ】大人気漫画「宇宙兄弟」のファンコミュニティを盛り上げる漫画バイト!
今回の激レア“漫画バイト”は、株式会社コルクで、大人気漫画『宇宙兄弟』のコミュニケーションプロデュースをサポートするというもの。業界が熱い視線を注ぐ会社コルクでプロの仕事を体感でき『宇宙兄弟』の世界にもドップリ浸れる、まさに激レアなバイトなのだ!
『宇宙兄弟』大好き! 採用されると思っていました!
小山宙哉先生の描くご存知『宇宙兄弟』。アニメや映画にもなった大ヒット作だ。その小山先生や安野モヨコ先生といった作家さんたちのエージェント業をしているのが株式会社コルク。
ざっくり言うと作品をより多くの人に届けるための様々なお仕事をしている。翻訳本の海外展開、インターネット・SNSなどを駆使してのファンコミュニティーの拡大・活性化、さらにファンの方が喜ぶようなイベントやグッズやコラボの企画などなど。

(左)Kさん (右)Nさん
今回このコルクで1日働くのは、大学院で医科学を研究しているというKさん(写真左)と、「選考書類を送った時点で採用される自信があった」と豪語するNさん(写真右)。
Kさん「『宇宙兄弟』は漫画も映画も大好きです。将来は医療系の仕事に就きたいと思っています。コルクは今後絶対関わることのできない仕事場です。今日は仕事を通して『企画』する力を身につけられたらいいなと思っています」
Nさん「アメリカの大学に留学していました。今は何かしらのクリエーターになりたくて、文章・デザイン・作曲などを学んでいるところです。今回コルクのコミュニケーションプロデュースに携われるのは本当に激レアな機会。バイトだからと甘えたりせず、きっちり働き吸収したいです!」
2人は初読者? 初めて見るプロのネーム!
引っ越してまだ1週間というコルクの新オフィスへ。社員の方にごあいさつし、小山宙哉先生の担当編集のユヒコさんに真新しいオフィスを案内してもらう。
早速、絵本作家のこやまこいこ先生との打ち合わせに同席。ちなみに、こいこ先生は、小山宙哉先生の奥様だ。
「おふたりは初読者ですよ」
これから連載予定の、こいこ先生の漫画のネームが手渡される。
初めて見るプロ作家のネーム。バイトたちは真剣に読み込んだ。
そして打ち合わせ。バイトたちも感想や意見を求められた。
「これは実際に先生が体験されたのですか?」とKさん。
「はい。そうですよ」とこいこ先生。
そして作品の元になったエピソードを聞かせていただいた。
和やかな世間話のような雰囲気の中で編集者はしっかり意見を伝え、先生はメモをとる。一緒に作品を作り上げているという空気が伝わってくる時間だった。
宇宙兄弟Twitterの「おはよう」コメントを考える!
続いての業務は、Twitterの「小山宙哉《宇宙兄弟》」アカウント(@uchu_kyodai)で毎朝展開中の『おはようツイート』の文言を考えるというもの。スタッフの『とおちゃん』さんから今後使用する予定の『宇宙兄弟』のカットのリストを手渡される。
「これに合うようなツイートを考えてください。あと、それを何曜日に使うかもね」
注意すべき点は、受け取るファンの人の気持ちを考えること、そしてキャラクターのイメージを壊さないようにすること。
単行本やガイドブックを参考に、苦戦しながらもじっくり考えた。
Nさんはリストに入っていない別の一コマを提案。
「おもしろいですね! 採用!」と、とおちゃんさん。
実際に日曜の朝アップされたそのツイートがこちら。
そして土曜日に採用されたKさんのツイートがこちら。
苦しんで生み出したバイトたちのツイートが、実際にファンの皆さんに届けられた!
いま最も火星に近い日本人! 村上祐資さんとの貴重な打ち合わせに同席!
続いて「いま最も火星に近い日本人」と言われている村上祐資さんとコルク代表・佐渡島さんの打ち合わせに同席。
村上さんは南極越冬隊員の経験も持つ「極地」建築家。そして米ユタ州での模擬火星生活訓練を経て、今年行われる疑似火星居住実験の日本人唯一のファイナリストに選ばれているスゴい人なのだ!
佐渡島さんはかわいい赤ちゃんを抱っこしながら、火星居住実験についてさまざまな質問を村上さんに投げかける。そしてその場でさまざまなコラボ企画を提案していく。
「どう思う?」と佐渡島さんに振られたNさん。
「いやあ、それを『宇宙兄弟』とコラボしたらファンの方も喜ぶと思います!」
とにかくスピーディーに話が進む。濃密なやりとりを間近で体感できたバイトたちだった!
悩みに悩み スペシャル記事を執筆!
食事休憩の後コルクへ戻ると、『ケシゴムライフ』作者の羽賀翔一先生からバイトたちの似顔絵入りのサイン本をプレゼントされた。
「うわーそっくり!」と大感激のバイトたち。
羽賀先生は毎日コルクのデスクで漫画を描いている。「日本一うるさい環境でも漫画を描ける作家さん」なのだそうだ。
そして最後の業務「小山宙哉公式サイト」のコラム・スペシャル記事の作成だ。
「誰に向けて書くか、何のために書くか、を意識して」
2人それぞれのテーマを決め、執筆スタート。
「うーん…」
悩みながら、一文字一文字書き進めていく。
書いては見せ、書いては見せ。都度アドバイスをいただきながら、よりよい原稿に仕上げていく。
そして…
「はいOKです! ではこの記事を今日の夜、公開します!」
これまたスピーティーな展開だ。
最後に宇宙兄弟グッズをプレゼントされ、この日の激レアバイトは幕を閉じた。
Kさん「ふだんSNSを使っていますが、誰のために・何のために・どれだけ多くの人に届けられるか、と考えたことがなく、勉強になりました。また、村上さんの火星滞在に向けた実験のお話がとても興味深かったです。今日ここで学んだ企画する力は今後に役立てたいです!」
Nさん「コルクの皆さんは、忙しそうに仕事をしていても、会社自体はとても楽しい雰囲気なのが印象に残りました。そしてクリエーターをサポートする仕事も決して甘いものではなく、クリエーターと同じ土俵で戦うタフな仕事なのだということが身にしみて分かりました!」
スピーディーにきっちり仕事をしながら、楽しい空気が漂うコルクという会社。バイトたちはここでの経験を力に変え、自分の夢に向かってさらに前進していくだろう。
http://koyamachuya.com/column/special/11845/
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